教えてくれた人
クリーン・プラネット・プロジェクト
岩尾明子さん
https://www.cleanplanet.info/
ナチュラル掃除にあると便利な
「重曹水」と「ビネガー水」のつくり方
01_重曹水
[用意するもの](つくりやすい分量)
・重曹……小さじ1~2
・ぬるま湯……1カップ
・スプレーボトル
[つくり方]
重曹と水をスプレーボトルに入れ、よく溶かして使用。重曹を入れ過ぎるとスプレーボトルが目詰まりすることがあるので要注意。
※重曹は食用or薬用を使用すること。
02_ビネガー水
[用意するもの](つくりやすい分量)
・酢(穀物酢、果実酢、アルコール酢なんでもOK)……適量
・水……適量
・スプレーボトル(酢に強い材質のもの)
[つくり方]
酢を水で2~3倍ほどに薄め、スプレーボトルに入れる。レモンと同じ成分のクエン酸を使用する場合は、クエン酸小さじ1/2に対して水1カップ。※ビネガーは穀物酢or果実酢orアルコール酢を使用すること。
新品の輝きがキープできるシンク
シンクのくもりの原因は水垢なので、なるべく水気を残さないようにするのがポイント。それ以外のシンクについた汚れは、水で湿らせたスポンジに重曹をふりかけ、シンクの全体を磨きます。重曹の汚れに対する中和作用と穏やかな研磨作用を使って、シンクに傷をつけず汚れを落とすことが! 汚れが溜まりやすい蛇口の付け根には歯ブラシを使うとカンタン。水で洗い流したあと、軽く水気を拭き取り、ビネガー水を全体にふきかけると水垢を防止して、きれいな状態を保つことができます。
においが気になる生ごみには重曹をひと振り
生ごみがたまる場所はイヤなにおいがつきもの……。ぬめりも発生するのでこまめに掃除したいですが、時間がないときは重曹を振りかけておくだけでもOK。重曹が水分を吸収しながら消臭し、雑菌の繁殖を抑える効果も。生ごみを取ったあとの排水口に重曹をふりかけておくのも忘れずに。
コンロまわりは調理後すぐに重曹水を
飛び散った油や吹きこぼれなどで汚れているコンロまわり。ガスかIHかに関わらず、重曹水をスプレーして布巾で汚れを拭き取りましょう。調理後、まだ熱があるうちにスプレーすると、重曹の汚れを分解するスピードがアップするので、なるべく早めに掃除するのが大事。重曹水が入ったボトルをキッチン用としてコンロまわりに置いておくと習慣化しやすい。
まな板のデイリーケアは“シュワシュワ”で
食品をのせるまな板は、キッチンの中でも特に清潔にしたいもの。包丁でできた細かい傷にもたくさんの菌が潜んでいるのでお手入れには注意が必要です。1日の終わりにまな板に重曹をふりかけ、その上からビネガー水をスプレー。シュワシュワと発泡し、細かい傷にも泡が入り込んで汚れを落としてくれます。泡が消えたら熱湯を回しかけ、高温殺菌したら終了。
布巾のたっぷりの雑菌を根こそぎ落とす
テーブルやキッチンの汚れを拭き取る布巾には無数の菌が……。こまめに水洗いをしながら1日使って、1日の終わりにしっかりケアすることが大事。桶などにぬるま湯をため、液体洗剤や食器洗い洗剤を入れて泡立てながら洗って、水できれいにすすぎます。仕上げに桶に水を張り、大さじ1のビネガー(原液)を入れ、もう一度すすいでしっかり乾燥。仕上げのビネガーすすぎをすることで雑菌の繁殖をセーブできるから忘れずに。
鍋裏の焦げつき汚れは重曹ペーストが◎
鍋裏に重曹ペーストをぬり、スポンジで磨いて水で洗い流すと焦げつきがすっきり! スポンジの代わりに使用済みのラップを使っても。鍋が温かいうちに行うと汚れ落ちのスピードがアップ。※表面加工されていないアルミ製のものは、重曹を使うと黒ずんでしまうので注意。
電子レンジは1分チンしてカンタン掃除
耐熱容器に水1カップを入れ、重曹を小さじ2溶かします。それを1分ほど加熱して重曹水を沸騰させると、庫内に蒸気が立ち込め、その蒸気を利用して汚れを分解することができます。布巾で庫内全体を拭き取り、仕上げにビネガー水を含ませた布巾で仕上げ拭き。耐熱容器内の重曹水は、他の場所の掃除に使うこともできます。※沸騰直後の重曹水は、やけどに注意してください。
「重曹で掃除」「ビネガーですすぐ」の2ステップで
キッチンがきれいになる
口に入れても危険のない重曹やビネガーだから、食品を扱うキッチンの掃除にぴったり! それぞれの役割さえわかればキッチンのあらゆるところをきれいにすることができます。ビネガーは重曹とセットで使うことでパワーアップ! ぜひ、日々のキッチン掃除に取り入れてみてくださいね。