こんにちは、編集Aです。
突然ですがわたくし編集Aが、STAY HOME中にハマったことといえば、お菓子づくり。
自身が極度な不器用&面倒くさがりなのもあり、今まで「わたしがうまくつくれるわけない」と手をつけたことがなかったのですが、好きな喫茶店やカフェに行けないモヤモヤを払拭すべく、レシピ本を買い漁っていろいろなお菓子づくりに挑戦してみることに。
「まずは型から揃えなければ……」と重い腰を上げて、つくりたいケーキづくりに必要なケーキ型をAmazonで一気に3、4個ポチリ。こんな風にしてお菓子づくりへの挑戦が始まりました。
つくること自体はとても楽しく、リフレッシュになりました。しかし、型は毎日使うものではないからキッチンで今もかさばっています。(ホコリをかぶっているかもしれません……汗)
そこで、「わざわざ型を買い足さなくても簡単につくれる、おいしいお菓子が知りたい!」と、「型なしでもできる! 簡単おやつレシピ」という、とてもわがままな企画を持って、レモンクッキーを一口食べて以来、大ファンだった菓子研究家のいがらしろみさんにオファー。
いがらしろみさんは、鎌倉でジャムと焼き菓子のお店『ロミ・ユニ コンフィチュール』、お菓子教室『アトリエ ビス』、そして学芸大学で焼き菓子とジャムのお店『メゾン ロミ・ユニ』を営んでいます。
https://www.romi-unie.jp/
撮影の2週間ほど前に、初めてろみさんとお会いし、レシピを決めていきました。
「こんなのはどうですか? 簡単にできますよ」と、ろみさんからメニューをどんどん提案いただき、どんな撮影になるんだろう! と期待でいっぱいになっていました!
撮影は8月半ばのとても暑い日、鎌倉のろみさんのアトリエにて。
こちらは普段、お菓子教室としても使われているようで、棚に陳列されたたくさんの白い琺瑯のボウルやバットがとにかく可愛い(涙)。
撮影は、ろみさんの お菓子づくりの工程を最前列で見ながら、お話を聞ける贅沢すぎる時間。
お菓子づくりって、本当に実験みたいです。
湯せんして溶かしたバターか、常温で自然に溶かしたバターか、それだけでも出来上がりに影響することなど、たくさんのことを教えてもらいました。
料理なら、調味料を好みの分量で入れたり、材料を足したり引いたり、自由にやってもなんとかまとまることも多いですが、お菓子づくりだとそうはいきません。
とにかくレシピ通りに、忠実に再現する必要がありますよね。
お菓子づくりのこと、素材のことを知り尽くしているろみさんだからこそ、おいしさはそのままに、工程を簡単にそぎ落としていくことができると、その凄さを実感しました。ろみさん、すごい!
こんな風に撮影中は「勉強になるー!!!」とカメラマンの砂原 文さん、スタイリストのつがねゆきこさんとわたしで感動の連続でした。
こちらが、リンゴを煮ないでつくる簡単アップルパイ。
撮影後にみんなで分けて食べましたが、つくる工程を見たからこそ、簡単につくったとは思えない感動的なお味でした。
撮影の終盤。みんなで、バニラのメレンゲの絞りに挑戦。
見てわかる通り、左側がろみさん作、右側がスタッフ作です……(苦笑)
ろみさんにコツを聞いて頑張って絞りましたが、大きさや形がバラバラです。でも、きっとこの自由さや個性も家でつくるお菓子の醍醐味。お子さんとやったら盛り上がりそう!
そして先ほどのメレンゲ。
撮影後に、ろみさんがささっとこしらえてくれたのは……
じゃん。メレンゲ、バニラアイス、ベリーのミニミニパフェ。
そのままでもおいしいメレンゲが、さらに特別なものに変わった瞬間でした。
レシピは他にも、ミルクティープリンやチョコチップクッキー、カトルカールなど。全部ほんとうにおいしかったです。
後日、ろみさんのレシピでアップルパイをつくってみました!
もちろん煮リンゴを使うアップルパイも間違いないおいしさですが、わたしにはこれで十分。
パイをオーブンに入れるまで、たった10分程度です。きっと、不器用さんでもチャレンジしてもらえると思います。
たとえ簡単レシピでも新しいことができるようになると、「次は何をつくろうかな?」といろいろとチャレンジしたくなるから嬉しいですね。
ちなみにこちらが、ろみさんおすすめのパイ生地です。
使いやすく、原材料も安心でおいしい! ぜひこちらでつくってみてください。
他にも、ろみさん直々に教えていただいた、お菓子づくりのコツを皆さんにも知っていただきたくて、本誌でもたっぷりポイントを書きました!
わたしのようにお菓子づくりが苦手、と思う人にこそ、ぜひチャレンジしてみてほしいです。
今はまだ暑さも残りますが、これからお家におこもりしたくなる季節なので、お家で素敵なカフェタイムを楽しんでください。それでは、お楽しみに~。