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    【最高の家づくり】vol.2 細部まで好みが詰まった家(ニット作家・井上久美子さん邸)

    【最高の家づくり】vol.2 細部まで好みが詰まった家(ニット作家・井上久美子さん邸)

    お家で過ごす時間が増えた今、わが家がいちばん好きな場所であり、いちばんリラックスできる場所であってほしい。どんな家が自分たちにとって“最高”なのかは人それぞれ。愛する雑貨や植物で彩ったり、インテリアで好きな世界観を表現したり。自分たちで部屋をつくったり、改造したり。そこに住む家族の個性が詰まった、魅力的な10軒のお家をご紹介。さて、わが家はどんな家にしよう? vol.2は、ヴィンテージテイストをリノベーションで実現した、ニット作家の井上さん邸をご紹介。

    ( 井上さん邸 DATA )

    FAMILY:4人家族(パパ・ママ・長男6歳・長女3歳)
    HOUSE TYPE:マンション/リノベーション
    BUILDING AGE:築18年
    HOUSE SIZE:83㎡/2LDK
    AREA:神奈川県川崎市

    ヴィンテージテイストを
    リノベーションで実現

    80㎡以上でルーフバルコニーがあるという条件で2年ほど物件を探していたという井上さん。その間に息子さんが幼稚園に入園したことにより、限られたエリアの中で探すことに。ひと目で気に入ったのが今の家。

    「キッチンを中心にリノベーションし、1年前に引っ越してきました。広さ、バルコニー、景色、すべてが理想的だったんです。ヴィンテージマンションは予算オーバーするので、リノベーションによって理想の空間を実現することに。パーケットフローリングの床と、板張りの壁は主人のこだわりです。私がこだわったのは、キッチン。対面キッチンにしたかったのですが、景色を見ながら料理がしたいという気持ちを優先。まるごとリノベーションしました。白、黒、木を中心にヨーロッパテイストに。クオーツストーンの天板は、パンをこねたり、熱いものをそのまま置けたりととても満足しています。キッチンの水栓は、どうしても〈KOHLER〉がよかったので個人輸入で取り寄せてもらいました。引っ越す前から絶対に欲しいと思っていたパントリーは“見せる収納+隠したい”どちらも叶えられるデザインに。アーチ型のオープンな入り口にすることで、収納場所ではあるけれど生活感が出すぎないので気に入っています」

    夫婦揃ってデザイン関係の仕事だったという井上さん。インテリアの趣味はほぼ一緒ということから、リノベーションもとてもスムーズに決めることができたそう。

    「細かく決めることがたくさんあるのがリノベーション。夫婦の足並みが揃っていることで、ぶつかることなくとてもラクでした。キッチンはヨーロッパ、その他の場所はクラシカルな空間、夫婦が好きなテイストにまとめられ、理想の家になったと思います。リビングの一角を部屋として区切れるので、ゆくゆくは娘の部屋に。子どもが小さい頃はリビングとして広く使い、成長に合わせてこの家が変化していくのも楽しみです」

    家時間が増えた今、ルーフバルコニーの大切さをさらに噛み締めているそう。「ランチやバーベキュー、子どもたちのプールや縄跳びなど、このスペースに助けられています」

    ダイニングに置かれたヴィンテージチェストは〈ARKESTRA〉で購入。「このチェストの上は、友人からもらったお土産や気に入って買った小物など、好きなものが雑多に並んでいます」

    パーケットフローリングの床とチェストは相性◎。

    猫2匹と暮らす井上さん。リノベーションの際に、猫たちも暮らしやすいよう、各部屋のドアの下には猫用の通り道がついている。

    増えていく一方のグリーンは、下に置くだけでなく吊るしたり、その空間に合わせて変化を。

    リビングの壁一面の本棚には、夫婦の本から子どもたちの絵本まで並ぶ。廊下へと続く壁一面には、家族の写真を飾っている。「まだ子どもたちが小さいのでリビングのソファで過ごす時間が多く、ここに本棚があるおかげでよく絵本を自分たちで選んで読んでいます」

    「和室だったスペースを潰してリビングを広くした際に、押入れがあった場所をアトリエスペースにリノベーション。ポイントで色を使いたくて選んだピンクの壁は〈Eijffinger〉というオランダの壁紙です。棚は主人がDIYでつくってくれました。小さなスペースではありますが、ここがあるおかげでオンオフの気分がきちんと切り替わるんです」

    〈RELAX FORM〉のソファは、家族全員がくつろぐことができるゆったりとしたカウチソファを探していて、ようやく見つけたものだそう。「大きなソファにしたので、バランスのいい、もう少し小さなローテーブルを探しています」

    「子ども部屋も何かポイントをつくりたくて、壁をブルーの壁紙に。〈イケア〉の2段ベッドはじいじとばあばから新居お祝いにいただいたもの。主人がゾウモチーフがとても好きなので、子ども部屋にもたくさん」

    キッチンからそのままルーフバルコニーに続き、とても開放的。光が差し込み、風が抜ける理想的なキッチンに。

    憧れだったパントリーはアーチ型に。「キッチンから見える位置には棚を置き、調味料などを並べています。コストコなどで大量に買っても、このスペースがあるから安心です。扉をつけなかったことでキッチンと繋がり、閉塞感がありません。そして通気性も確保」

    水回りにはなるべくものは置かず、すっきりと。よく使う最低限のものだけが並んでいる。マグネットの包丁ホルダーはちょうどいいサイズを探してネットで購入。

    壁掛け棚はスウェーデンの〈maze〉のもの。棚板はリノベーションを手掛けた〈FIND〉が担当。「よく使う調味料やお酒が並んでいます。この棚下で作業をしていると、子どもたちがリビングで遊んでいる様子が視界に入るので安心です」

    このキッチンの形が決まったのは、この窓から外を眺めながら料理をしたいという思いから。「猫たちもよくここの窓から外を眺めています。こだわったクオーツストーンの天板は、機能性と見た目どちらも完璧に満たしてくれます」

    PROFILE
    いのうえくみこ
    ニット作家
    オリジナルブランド〈935Hand-knitted(クミコハンドニット)〉を立ち上げ、作品を発表する傍ら、オンラインで作品の販売、オーダーを行っている。
    photography/mitsugu edit&text/Maki Kakimoto
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