ムダ毛についてのリアルな実態をアンケート調査!
Q1.お子さんはムダ毛を気にしている?
この質問には25%のママがYESと回答。気になり始めた年齢は以下の通り。
1位 小学校高学年
2位 小学校2年生
3位 小学校1年生、幼稚園年長
「小学校卒業と同時にムダ毛を意識し始めました。この頃から美意識が高くなったと思います」(海老原 英里子さん/15歳女の子のママ)
「小学5年生頃からムダ毛を気にするように。腕や足の毛を気持ち悪いと言い始めました」(bonjojonboさん/12歳男の子のママ)
思春期を迎える小学校高学年になると、自分のムダ毛を気にする傾向にあるよう。とはいえ、低学年や未就学児の子どもでもムダ毛に意識が向いているようで、以下のような声が聞かれました。
「幼稚園年中のときに、水泳のカリキュラムで自分がみんなと違うと思ったみたい。夏でもスカートやショートパンツを履きたがらなくなりました」(長尾あずささん/8歳女の子のママ)
「子ども自身がお友だちより体毛が濃い自覚があるようで、7歳の頃に剃りたいと言ったことがありました」(ユキさん/8歳男の子のママ)
「小学2年生になった頃に鏡をよく見るようになり、顔の産毛や体毛を気にし始めました」(木村さやこさん/8歳女の子のママ)
「10歳のときに女子力がついてきて、眉毛や口まわり、手足を自分で処理するように」(りなさん/11歳女の子のママ)」
Q2.親から見て子どものムダ毛は気になる?
この質問には25%のママがYESと回答。その理由を聞いてみると?
「口まわりの産毛、腕が気になります」(mariさん/5歳女の子のママ)
「眉間の産毛、すねのムダ毛が濃い気がして……」(りなさん/11歳女の子のママ)
「本人も気にしていますが、口まわりの産毛、腕、太もも、すねのムダ毛が同世代の子に比べて濃いように思います」(ささきあやかさん/11歳女の子のママ)
Q3.子どものムダ毛処理、具体的に何かやっている?
ムダ毛が気になると回答した70%のママが、子どものムダ毛処理を行なっているとアンサー。その方法は以下の通り。
1位 電気シェーバー
2位 カミソリ
3位 毛抜き、家庭用脱毛器
何も処理していないというママからは、
「ムダ毛処理を家庭で行うと、余計濃くなりそう」
「小さいのでとくに何もしていない」
「年齢的に処理するには早い気がして……」という声が。
また、ムダ毛処理について気になることを聞いたところ、
「どんな方法が子どものムダ毛処理に最適?」
「カミソリ、電気シェーバーで剃るのは肌に悪くないのかな」
「医療脱毛は何歳から始めていいのでしょうか?」
「自宅で簡単に処理できる方法が知りたい!」
という声が集まりました。知っているようで意外と知らないムダ毛のこと。ママ&パパのお悩みもあわせて美容皮膚科医にASK!
子どもの体毛と処理について
美容皮膚科タカミクリニックHP
子どもの体毛が目立つ理由とは?
3歳くらいまでは外部からの刺激から皮膚を守るために体毛が濃くなっている、ということが考えられます。それ以降も体毛が濃い場合は、多毛症の可能性も。両親や祖父母の体毛が濃い場合は遺伝することも考えられますが、それ以外にも生活習慣や環境、ストレスなども体毛の濃さに関与する可能性が。
体毛は大人につれて濃くなるもの?
幼児期や小学校低学年までは毛が細いことが多いですが、第二次性徴期を迎えるとホルモンの影響で体毛が濃くなる傾向に。第二次性徴期のタイミングには個人差がありますが、女児の場合は8歳半~10歳ごろに始まりおよそ4年間続きます。男児の場合は通常10~14歳とされています。
子どものムダ毛処理、何歳から始めていい?
体毛が濃いことを気にして半袖が着られない、口まわりの産毛を気にして鏡をよく見ているなど、本人が悩んでいる場合は未就学児や小学校低学年などの早い段階からムダ毛処理を始めても問題ないでしょう。
子どものムダ毛処理に最適な方法は?
子どもの肌は大人の肌に比べてやわらかくデリケート。肌に刺激を与えず、安全にムダ毛を処理できる方法として「電動シェーバー」を使用するのがおすすめです。刃が肌に直接触れない設計のものを選べば、肌を傷付けるリスクが低く痛みもありません。子どもが小さいうちは、必ず親がムダ毛処理を行い、強く当てすぎないように注意して。刃はこまめに交換し、顔の産毛を処理する場合はシェーバーの先端が小さく小回りが効くものを選びましょう。
小学校高学年、中学生になったら「カミソリ」での処理もよいと思います。ただカミソリの扱いに不慣れな子どもが多いため、以下の点に注意しましょう。
・親が必ずサポートする
・セーフティー機能付きのカミソリで深剃りを防止する
・シェービングムースやジェルを使用する
肌を傷つけるリスクを避けるために、親はムダ毛処理ができているかということよりも、肌を傷つけていないかを確認してください。剃毛時には必ずシェービングムースやジェルなどを使用し、肌との摩擦を軽減してください。これにより、肌の乾燥や炎症を予防できます。
子どもに避けた方がいいムダ毛処理法とは?
かぶれる場合もあるので注意が必要な処理法
・除毛クリーム
肌を痛めたり、毛が埋まり込んだりするため避けるべき処理法
・脱毛ワックス
・毛抜き
除毛クリームは広範囲を一気に処理でき、毛が生えてもチクチクしないというメリットがありますが、子どもの肌には成分が強すぎる場合が。肌荒れや乾燥、アレルギー反応を引き起こすリスクがあります。脱毛ワックスは、痛みが強く肌への負担が大きいので避けるのがベスト。毛抜きは手軽に行える点が魅力ですが、毛穴に炎症を引き起こしたり、埋没毛、毛穴目立ちのリスクがあるので避けましょう。
子ども向けの医療脱毛、体へのダメージはある?
成長期の子どもは毛の変わるサイクルである「毛周期」が安定していないため、脱毛をしてもきちんとした効果が得られず再び毛が生えてくることも。また、毛が細くやわらかい子どもの毛には反応しにくく脱毛効果が弱い場合も。さらに施術は痛みを伴うことがあり治療自体が子どもにとってのストレスになることもあります。ただ、医療用レーザー脱毛や光脱毛の光が子どもの成長を阻害することはありませんし、これらの治療には定期的なムダ毛処理による肌トラブルや色素沈着のリスクを防げるというメリットも。これらのデメリット、メリットを十分理解した上で医師と相談し、判断することがおすすめです。当クリニックではホルモン値が安定する16歳くらいからの脱毛開始が望ましいと考えています。
正しい電動シェーバー・カミソリの使い方
肌を傷つけず、安心安全にムダ毛処理を行うためには、電動シェーバーやカミソリを正しく使うことが大切です。どのような点に気をつければいいのか、またおすすめのアイテムをシック・ジャパン 技術開発本部 野村 麻利子さんに伺いました。
schick HP
電動シェーバーの正しい使い方
①肌が乾いた状態で使用する
②シェーバーを軽くなでるように使う
③使用後は保湿ケアをする
肌が濡れていると毛がやわらかく寝てしまうため、狙ったシェービング効果を感じにくくなります。また、シェーバーのヘッドを強く押し当てると肌への刺激になるため、軽くなでるように使用しましょう。シェービング後は乾燥しやすい状態のため、乳液やクリームなどでしっかり保湿をしてください。
おすすめアイテム
眉用ヘッドと顔用ヘッドの2種のヘッドで、手軽に産毛処理が可能。刃が直接肌に触れないやさしい設計で、くるくるなでるだけで簡単に剃ることができる。
ハイドロシルク フェイス アンド ビューティ ¥2,045 ※編集部調べ/シック・ジャパン
カミソリの正しい使い方
①シェービング剤を塗布する
②毛流れに沿ってゆっくりシェービングする
③使用後は保湿ケアをする
シェービングする際はボディソープや乳液ではなく、肌を保護してスムーズなシェービングをサポートしてくれる、シェービング剤やシェービングソープがついたシェーバーを使用しましょう。電気シェーバー同様、シェービング後はしっかり保湿をして。カミソリを使う場合は、大人がサポートできる環境で使用しましょう。
おすすめアイテム
水で濡らすと刃のまわりの石けんが溶け出し、滑らかな剃り心地を実現。横滑りを防止して肌に刃が当たるのを最小限に抑える、独自のセーフティワイヤー付き。シェービング剤いらずでやさしく剃れる男性用シェーバー。
スタイリングパートナー モイスチャーソープシェーバー ¥1,227 ※編集部調べ/シック・ジャパン
2種類のうるおい成分を配合したモイスチャーソープ付きで、濡らすだけで簡単に剃れる。肌を守るセーフティーワイヤー、体のカーブにフィットするスイングヘッド、濡れた手でも握りやすいラバーハンドルを搭載した女性向けシェーバー。
イントゥイション 敏感肌用ホルダー¥1,298 ※編集部調べ/シック・ジャパン
ムダ毛処理の注意点
肌トラブルを防ぐために、シェービングを行う場合は下記の点に注意しましょう。
・シェーバーは家族間であっても共有は避け、自分専用のものを使用しましょう。
・長時間紫外線にあたる可能性のある前後は、日焼けによる肌負担を考えてシェービングは避けて。外で過ごす場合は、必ず日焼け止めを使用しましょう。
・続けて同じ部位をシェービングすると繊細な肌に負担がかかるため、1ヵ月に1度を目安にはじめてみましょう。
・シェーバー使用後は刃物の毛を流水などで洗い流してから水気を切り、自然乾燥して保管を。湿度の高い浴室より、洗面台などでの保管が◎。
ムダ毛に悩むのは大人だけでなく子どもも同じ。「もう少し大きくなってから!」と先送りにするのではなく、今の子どもの気持ちと向き合うことが大切です。安全なツールと正しいプロセスで、肌にやさしくムダ毛処理を行いましょう。