




Q.ママ友との付き合い方、どうしてる?
宮城 舞(以下:宮城):学校とかスクールの行事のときに会ってしゃべったり、必要な範囲でLINEしたり、保護者会の前後にランチする友だちはいるけど、それ以外のときに出かけたりするママ友はいないなー。“ママ友だち”と言っていいのか悩むところ。
畠山千明(以下:畠山):わかるー!!!
宮城:今住んでいるところは私の地元じゃないんだよね。地元の情報って地元に住んでいる人しか知らないことが多いじゃない? 子どもが小さい頃はママ友とかつくらない主義だったんだけど、子どもが公立の小学校に通うと地元の情報が知りたくなる。それで同じマンションに住んでいるママに話しかけて、だんだん距離が近くなっていった感じ。まったくママ友をつくらないのは子どもにとってかわいそうだし、友だちがいないから情報が入ってこなくて、そんなことも知らなかったの!? ってなるのも嫌だな。
畠山:私はママ友と呼べる人はいないなー。冷たく聞こえちゃうかもしれないけど、たまたま子どもが同じ年に生まれたってだけだし、子どものことを共有する知り合いって感じ。お互い好きなものも違うしバックボーンも違うでしょ? となると“友だち”って枠にはならないんだよね。子ども関連でしか連絡は取らないし、友だちからお互いママになった子としか遊ばなくなっちゃう。

垣内彩未(以下:垣内):私は子どもが小学校に上がる前は、家から離れたスクールにバスで通わせていたんだけど、そうなると他の保護者の方と話す機会が本当になくて。唯一住んでいる地域も同じで子どもも同じ学年でバス停でよく会うお母さんがいて。その人とはなんとなく近いものを感じてだんだんと仲よくなって、子ども抜きでランチに行くこともある。何かあれば子ども見るよ! とはお互い話すけど、頼りすぎる関係性ではないかな。
畠山:距離感って大事だよね。娘には娘の世界があって学校内でのコミュニティもあるから、連絡は取るけれど距離感は近くなりすぎないように、生活を共有しすぎないように気をつけてる。線引きはちゃんとしておくように私は心がけてるな。
宮城:同じ地域に住んでいるからこそ妬みとか噂も嫌だと思っちゃうし。
畠山:職業柄もあるよね。私たちが当たり前にしていることでも、他人から見たら羨ましいって感情が生まれやすい職業だから。それも兼ねて自分を俯瞰して行動してる。“仲がいいからすべてを共有”をしないことが揉めない秘訣だと思う! ちなみに、こんな人と付き合うのは苦手ってある?
宮城:SNSになんでもアップする人。本当に仲いいグループしか見られないSNSでならわかるけど、全員に公開しているのに子ども、旦那について赤裸々にそんなことまで書く!? っていう人は引いちゃうな。
垣内:私はマウンティングとってくる人とか、言わなくていいことを言ってくる人はちょっと苦手かも。顔を合わせた程度でまったく親しくないのに、めちゃくちゃ言ってくる!? って。これこそ距離感問題。例えば私たち3人の距離感なら「言ってくれてありがとう」ってなるし、親しき仲にも礼儀ありで言っちゃいけないこともあると思うの。それを超えて親しくもないのに踏み込んでくる人はやっぱり考えもの。ママ友に限らず、人間関係は距離感を大事にしようってこと!

Q.宮城さんに質問です。シングルになった理由、変わったことは?
宮城:シングルになった理由は、どちらかに何かがあってというわけではなくて、本当にチリつも。お互いすごく似てたんだよね。ふたりとも男っぽくて私は仕事も育児もがんばりたい、向こうは仕事一筋。家のなかでお父さんがふたりいる感じ。人間としてはお互いリスペクトをしているけど、男女だと成立しないみたいな。お互いを尊重しあっているのがわかるから、離婚した方が私たちは仲よくいられてる。一緒にいるときよりも「ごめんね」「ありがとう」を言葉にできるし。子育てを一緒にしたかったから、大嫌いになる前に別れてよかったと思ってる。心底嫌いになっちゃうと会いたくなくなるし、子どもにも会わせたくなくなっちゃうから。

宮城:平日は私が育児、週末はパパって感じで、パパがいるときは私が休暇を取るような感覚。結婚しているときは、週末は家族全員で過ごす時間で私の休みはなかったけど、今はパパのところに子どもが行くことで、リフレッシュする時間がつくれてる。好きなことができるから、平日またがんばろうっていう気持ちにもなれるし、切り替えのスイッチができた気がする。子どもとの関係も全然変わってないの。パパの話もするし、子どもたちもパパとママが大好きって言ってくれるから!
畠山:ぷぅさん(宮城さん)の話はずーっと聞いてた。でも、私たちは反対しなかったよね。ぷぅさんだったらできるじゃんって!
宮城:このメンバー以外にも相談したけど、「え?大丈夫?」って心配する友だちはひとりもいなかった(笑)。
垣内:私もパパさんに会ったこともあるしよく知っているけど、今の関係性、すごく良好だなって思うよ。仲良しだよね。パパさんも子どもたちをいろんなところに連れて行ってるし、ぷぅさんもちゃんとやってるし、めっちゃいい感じだよ!

宮城:正直な話、結婚しているときは、パパがいるから働きたいときに働けばいいや、ぐらいの感じだった。でも今はパパは平日家族のことを考えずに仕事に集中できるし、私はひとりだからがんばって働くぞって、離婚してからお互い仕事のスイッチが入って、すごく前向きになれている気がする。だからと言って、離婚はいいよ! っておすすめしてるわけではないんだけどね(笑)。平日は完全なるワンオペだし、ひとりでふたりを育てなきゃいけないし、将来の経済的な不安もある。離婚はやっぱり覚悟が必要。生半可な気持ちじゃできないとは思う。でも、こういう決断もあるよって声が、悩んでいる人に届けられたら!
Q.畠山さん、夫婦のスキンシップはどの程度とっていますか?
宮城:千明のところは本当に仲良しだもんね。
畠山:世にも奇妙な仲良し夫婦です。こんなことあるのか? と夢物語のような。言ってて恥ずかしくなってきた(笑)。私の両親って、すごく仲が悪かったんだよね。3分に一回はレベチの喧嘩をする感じ。だから両親のスキンシップを見ることなく育ってしまって、何が男性の愛なのかがわからないまま成長しちゃったの。思春期になったときに男性の言葉がすべて真実の愛だと錯覚しちゃったりね。そういう自分の失敗を踏まえた上で、私は今を生きてる。スキンシップをとることって人間の根源的なことで全然いやらしいことじゃない。それをセクシャルに捉える方がなんで? って感じちゃう。だから娘の前でも手はつなぐし、家族3人でも手をつなぐ!


垣内:千明は本当に旦那さんが大好きだよねー。
畠山:そりゃそうだよー。私がインスタでひと目惚れをして猛アタックして結婚したんだから! 世界中でいちばんタイプなんだもん。どんなイケメンに会っても旦那さんが絶対に1位なの。私のなかで旦那さんっていうよりはプリンスで、家にアイドルが常にいる感覚。推しが旦那になっただけ。データフォルダに旦那の写真集もあるぐらいだし。夫婦って捉えるのが違うんであって、私はずーっと純粋に恋愛をしてるだけ! この人じゃないとダメだからこそ、普段から話すときの言葉も選ぶし自分のビジュアルも気をつける。旦那さんが帰ってくる前にメイク直しもする! 私は結婚願望はなかったんだけど、旦那さんと結婚したかった。顔もフォルムも性格も人間性も好きだったから、この人じゃないと結婚したくないって!
垣内:千明はすっごい努力してる!
宮城:休みの日もよくモーニング行ってるよね。私だったら絶対すっぴん&ダル着で行くのに、千明はちゃんとメイクしてるもんね。
畠山:だって可愛いって言われたいもん! でもね、私たちはお互い依存してないんだよ。お互いの感情と言葉に依存してないの。お財布も別で、好きなものは自分で買う。男性だから女性だから、妻だから夫だからって感覚がゼロに近いんだよね。こう言ってああ言って、これしてあれしてっていうのがない。愛の部分でしか依存してなくて、好きってことだけでつながってるんだ♡
垣内:家族3人丸ごと仲良しだしね!
畠山:今は夫婦と娘のいいトライアングルができている状態! これが、例えば子どもがひとり増えたときに家族のバランスが崩れて、お互いの仕事やメンタルに影響するのはちょっと……と思うところがあって。家族が増えたことでそうなる可能性があるんだったら、現状のままでいいんじゃない? っていう話し合いもしていて。だからわが家は、子どもはひとりって決めてる!

Q.セックスレスに悩んでいます。よきアドバイスを!
畠山:解決法と言えるかはわからないけど、“オモチャ”……じゃないですか?
宮城:現状を変えるってこと?
畠山:レスってことは、何かを打開しないといけないわけじゃない? そのためには根本的な話し合いをできる関係性に持っていくことが大事だと思うんだよね。ふたりで「レスにならないためにはどうしたらいいんだろうね、お互いこういうことを試してみようか」って話せる関係値にまずは持っていく。持っていけたらショップに足を運んで一緒にグッズを買ってみたり、シチュエーションを変えてホテルに行ってみたり。そうすると視野も広がるし関係性も広がっていくと思う。結局目指す先が同じだとしたら、それに向かってお互い話し合ったり打破する解決策を考えることがいちばんだと思う。
宮城:結論、話し合って視野を広げてみる!

ぶっちゃけ話が炸裂した今回の座談会。前向きでポジティブな回答に、勇気をもらえた人も多いのでは? 3回目は、子どもとの向き合い方や、気になるモデルの金銭事情、将来についてをテーマにお送りします。お楽しみに!















