自分が住んでいた家をリノベーションして
自分の愛する人たちとまた住むという選択
4~14歳の頃に住んでいたという思い出深い家に、自分の家族と住むことにした桃生さん。「この家で過ごした思い出が深く残っていたので、いつか自分に子どもができたらここに戻ってきたいなと、ずっと思っていたんです。例えば、嫌なことがあっても、自然が癒やしてくれて忘れられたんです。そういう環境で子どもを育てられて嬉しいです」。
家の間取りはほぼ変えず、壁紙をとって色を塗ったりしながら、自分たちらしい雰囲気に。「床が絨毯でもっと重厚な雰囲気でしたが、フローリングに変えました。息子が色々こぼすので、正解でした。部屋を壁で仕切るのではなく、壁の色を変えることでスペース分けを。好きなインテリアや写真集などを建築家の方に提出して、とことんイメージを共有してからリノベーションの相談を始めたのでとても信頼した状態で進められ、半年で完成しました」。
リノベーション時に、リビングにターンテーブルや本を置く棚をオーダーでつくってもらい、そこがとても気に入っている。「本、レコード、ターンテーブル、旅先で買ったもの、写真など、私と主人の思い出がぎゅっと詰まったスペース。大好きな場所です。それに、憧れだったハンモックは、家族みんなが寛いでいるので取り付けて良かったです」。
思い出深い家に、新しい想い出が重なっていくことがまた感慨深いそう。
電気のスイッチはリノベーション時に一新を
意外と家の印象を左右する、電気のスイッチ。「こういうちょっとした部分をきちんとこだわることが大事なんだなと学びました」
ダイニングとキッチンの間取りはそのまま生かして広々とした空間に
ダイニングとキッチンは元々のつくりを生かし、カウンターキッチンに。「家が見渡しやすいので小さい子どもがいるととても便利」
家を彩る友人の作品たち
「友人である「HAMADARAKA」に描いてもらった絵、友人のブランドである「coRe」のスケボー廃材の椅子はとてもお気に入り」
趣味用の棚をリビングスペースにオーダーメイド
夫婦それぞれが独身の頃から持っているものや、旅先でのお土産、写真などが並び、思い出がぎゅっと濃縮した棚に。
リビングの壁を木目に変えることで自分たちらしい住まいに
「色壁ではなく木目にすることで温かい雰囲気になり、私たちらしいテイストに。「HAMADARAKA」の絵や子どもの作品で彩りを」
各スペースごとに壁の色を変えることでガラリと印象が変化
「トイレは思い切り楽しんでもいいのでは?という建築家さんの提案のもと、ポップなイエロー壁に。とても気に入っています。キッチンは清潔感あるブルー。なるべく壁では仕切らず、空間にゆとりを持ちながら色壁でスペースを分けました」
子どもの作品は飾ってあげると子どもも喜ぶ
「子どもの作品、拾ってきた石などはなるべく飾ってあげたい。家は、子ども大人どちらにとっても楽しいスペースであって欲しいから」