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    運動会の写真をもっと上手に!プロ4人から教わる撮り方のコツ

    運動会の写真をもっと上手に!プロ4人から教わる撮り方のコツ

    春の運動会シーズンが到来! 大切な思い出になる行事に写真は不可欠ですよね。でも、スポーツの撮影は苦手というママも多いはず。そこで、プロフォトグラファーのママ&パパがわが子の運動会で撮影した写真を見せていただきながら、どうやって撮ると良いのか、そのコツを教えてもらいました。ぜひ参考に、宝物になるベストショットを残してください。

    PHOTOGRAPHER #01

    masacova!さん
    子どもたちの頑張る一瞬の姿を捉える

    「日常では見られない子どもたちの生き生きとした表情が、カメラを通して見られるのが運動会の醍醐味。肉眼では表情まで見られない場合があったり、一瞬にその表情も過ぎ去ってゆくのでそれを写真に収めるのは大切です。撮影は一眼レフの「望遠レンズ」がベスト。学校などでの行事で使う機会は多いので1本持っていると便利ですよ。
    また、赤組と白組に分かれる運動会は撮影場所も重要です。事前に子どもたちにどのあたりに出るか情報収集しながら、当日出場種目の少し前には撮影場所を確保する必要があります。わが子の出番が終わったらすんなりと場所を空けて、他の方に譲るのもみんなが運動会を楽しむ大切なポイントです」

    「リレーで一生懸命走っている姿。普段見られない、集中する表情が見ることができました。わが子にピントを合わせて絞りを開放にし、手持ちでもブレないで撮れるよう、シャッタースピードは1/500以上が良いです。シャッタースピードが遅いと手ブレや被写体の動く姿もブレてしまいます。ピントを合わせる時は、被写体にちゃんとピントがきているか気をつけて。徒競走など出番が一瞬な競技では、わが子より前に走る他のお子さんでテスト撮影をして、構図を決めておくと失敗せずに心構えができると思います」

    「創作ダンスのひとコマ。生き生きとした表情に惹きつけられました。たくさんの人たちで賑わう運動会ですが、中途半端に全体にピントがあってしまうと、わが子の思い出というよりは記録的な写真になってしまいます。絞りは開放でわが子にピントを合わせ、背景や人の写り込みはぼかして撮影します」

    「大玉転がしの様子。運動会の空気感がよく出て、気に入っている1枚です。視界から少しクローズアップすると世界が狭い分、想像力が湧く写真になると思います。なので、わが子のポートレート以外で、運動会のイメージや空気感なども撮りたい場合は、少し狭い視界で風景を見たらいいと思います。小さい子になった感覚で(笑)」

    PROFILE
    masacova!
    フォトグラファー兼キッズとレディースのブランド「michirico」ディレクター。親子向けの写真学校の講師や、写真館など不定期で行う。写真集に「Holiday in」(ピエブックス)がある。
    http://michirico.net 

    PHOTOGRAPHER #02

    砂原 文さん
    諦めずにずっとカメラを構える

    「子どもならではのまっすぐで真剣な眼差しを撮りたいなと心がけています。上手くできなかった時の表情も大切な思い出になるので、そういう時もまずは撮ります。良い瞬間が撮りたい時は、諦めず面倒がらず、自分も同じ競技をしているような気持ちになって!(多分これが大切です!笑)運動会での動きは常に変化していくものなので、ずっとカメラを構えていることが大切だと思います。子どもの目線に合わせてカメラの目線も下げると臨場感のある一瞬が狙いやすいですよ。
    使用レンズは望遠できるだけ絞りを浅くして、シャッタースピードを速くするとブレずに背景がボケた印象的な写真が撮れます。動きのあるシーンでは連写を活用して」

    「2歳、初めての運動会。パパと一緒に競技初体験の様子。初めての運動会にずっと緊張していた娘でしたが、パパと手をつないだ時にようやく笑顔に。その瞬間が撮れたことが嬉しかったです。片足が上がっているところも可愛いなと思います」

    「4歳の時、競技を待っているドキドキワクワクの時間に声をかけた時の表情。運動会が楽しすぎる!というのが伝わってくる表情で、こちらも笑顔になりました。競技最中だけではなく、待ち時間に緊張している様子や、終わった直後にホッとしたり嬉しかったり悔しかったり。友達と話している時も良い表情が撮れますよ」

    「保育園最後の運動会、パラバルーンという大きくて難しい競技にチャレンジしました。背が小さい娘は大きなパラバルーンの練習が難しかったようですが、緊張感と嬉しさとが伝わってくるような絶妙な表情を見て成長を感じました。運動会が体育館の場合は、室内モードにして色補正を。露出補正もプラスにした方が雰囲気良くなります」

    PROFILE
    砂原 文
    暮らしまわりの撮影を中心に主にエディトリアル、広告、Webにて活動中。2017年にハワイ、モロカイ島での日々をまとめた写真集「pili」を出版、巡回展を行う。
    instagram:@trans_parence721

    PHOTOGRAPHER #03

    森脇裕介さん
    普段見られない表情を切り取る

    「望遠のレンズやズームが一般的になって子どものアップが撮りやすくなり、ついつい寄ってしまいがちですが、周りの友達や先生なども一緒に撮っておくと、後で子どもと写真を見たときに楽しめます」

    「ソーラン節を頑張っている姿。正面からではなく斜めから撮ることで、前の人との被りが避けられます。また、視覚的にも構図に動きが出て躍動感が生まれます。望遠のズームを使えば、中距離から遠距離までカバーできますよ」

    「一人走り縄跳びを頑張っているところ。縦位置で撮ると画がより主体的になり、一人で披露していることに焦点が当たります。動きの速い被写体を撮るには、シャッターを連写モードにしておくことが大切です。あとは寄りすぎると画角から外れたりするので少し引いておくのもポイントです」

    「運動会後の仲良し3ショット。充実した表情に親も嬉しい気持ちになります。メダルを噛むポージングは、ベタなのが可愛いなと。お揃いのポーズをさせると、本人たちも楽しめるので、自然な笑顔になりやすいです」

    PROFILE
    森脇裕介
    雑誌、広告など様々なメディアで撮影を行う。1児のパパ。
    https://www.yusukemoriwaki.com/

    PHOTOGRAPHER #04

    有坂政晴さん
    子どもの決定的瞬間を逃さない

    「決定的瞬間を撮るためには、とにかくシャッターを押すこと! 連写機能を使って、運動会では400~500枚くらい撮影します。そして、撮り逃さないためには、どこで競技をするのか予習していくことが大事です。周りに配慮しながらベストポジションを狙いましょう」

    「50m走のゴールの瞬間。撮影感度を高めに設定してシャッタースピードを速くすることが大事。走っている時の着地の瞬間は、顔の肉が落ちてしまうので、残す写真を選ぶ時には気を付けて」

    「ダンス(エイサー)の躍動感ある動き。この時もたくさん撮影しています。子どもは下を向いていますが、その分派手な動きが強調され、一生懸命な様子が伝わります」

    「ダンス中のハニカミ顔が気に入っています。ダンスも結構動きがあるので、基本的に連写で撮影。ダンスの場所は、事前に大体の位置が配られるので、それを見て周りに配慮しながらいい場所を確保するようにしています」

    PROFILE
    有坂政晴
    雑誌、広告などでファッション、ライフスタイル問わず様々な媒体で活躍。1児のパパ。
    http://www.stuh.biz/masaharuarisaka
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