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    【最高の家づくり】vol.4 あたたかみのあるコンテンポラリーな家(ビームス・東谷弥生さん邸)

    【最高の家づくり】vol.4 あたたかみのあるコンテンポラリーな家(ビームス・東谷弥生さん邸)

    お家で過ごす時間が増えた今、わが家がいちばん好きな場所であり、いちばんリラックスできる場所であってほしい。どんな家が自分たちにとって“最高”なのかは人それぞれ。愛する雑貨や植物で彩ったり、インテリアで好きな世界観を表現したり。自分たちで部屋をつくったり、改造したり。そこに住む家族の個性が詰まった、魅力的な10軒のお家をご紹介。さて、わが家はどんな家にしよう? vol.4は、のびのびと開放感のある、〈ビームス〉ショップスタッフの東谷さん邸をご紹介。

    ( 東谷さん邸 DATA )

    FAMILY:3人家族(パパ・ママ・長女3歳)
    HOUSE TYPE:マンション/リノベーション
    BUILDING AGE:築18年
    HOUSE SIZE:79.1㎡/2LDK
    AREA:神奈川県川崎市

    のびのびと開放感のある、
    北欧の暮らしを見習って

    東谷さん宅は、丘の上に建つマンションの一室。リビングダイニングにはL字型の大きな窓があり、見晴らしのいい景色が惜しみなく部屋に飛び込んでくる。「コペンハーゲンへ出張に行った際、多くの家がカーテンなどで目隠しせず、家の中をオープンに見せている光景が印象的でした。それは、みなさん自分の家に誇りを持っているから。そんな暮らしに憧れがありました」

    部屋のインテリアは、窓の外から見ても画になるように空間に合う好きな家具をひとつひとつ慎重に選んでいる。ヴィンテージもモダンもすんなりと馴染むコンテンポラリーな空間を意識して、クールなモルタルの壁をベースとした部屋には、あたたかみのある北欧のヴィンテージ家具や、モロッカンラグを配置。あえて対照的なイメージを溶け込ませることで互いのよさを上手に引き立たせている。「ものは置きすぎずに、すっきりとクールに見せながら、のびのびとリラックスできる空間づくりを意識しています」

    周りに大きな建物もない東谷さん邸は、夜になると真っ暗になる。だが、照明はあえて控えめにしているそう。「これも北欧の暮らしから学んだ、リラックスアイディア。やさしい光のなか、リビングで家族一緒にごろごろするのが至福のひとときです」

    子どもの絵本は、ロンドンの雑貨店〈LABOUR AND WAIT〉のラックに収納。ここは子猫の遊び場としても活躍。

    「朝起きてベランダに出ると、うぐいすの声がよく聞こえます。四季折々の景色を楽しめるのも最高です」。広々としたベランダは子どもの遊びスペースとしても◎。

    家族が集まるリビングの中央には、ナチュラルでやわらかい光を発する〈アルヴァ・アアルト〉がデザインしたルーフランプを設置。

    リビングダイニング、キッチンの絨毯やクッションカバーはすべてベニワレン。地元・香川のモロッコラグ&雑貨の店〈MAROC〉で購入。ソファは〈天童木工〉のもので、ソファカバーは旦那さんがオリジナルで染めたもの。

    自粛期間中にAmazonで購入して、ママと娘さんでお絵描きした段ボールハウス。今は娘さんと猫ちゃんの遊び場に。

    丸いドーナツ状の座面が可愛らしい、〈天童木工〉のリングスツールは来客時にも重宝。

    眺めのよさが魅力のキッチンには、植物をたっぷりと。「夏は日当たりがよすぎるので、ロールカーテンで調光しながら植物を楽しんでいます」

    PROFILE
    ひがしたにやよい
    ひがしたにやよい/〈レイ ビームス〉でバイヤー・ディレクターを経験後、2018年に長女を出産。現在は二子玉川店に勤務。居住歴半年の引っ越したばかりの住まいで、今も絶賛家づくり中。
    photography/Kousuke Matsuki text/Runa Kitai
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