こんにちは! 編アシありさです(^^)
私の母の実家が秋田にあるので毎年帰省するのですが、何度も秋田に行っているのに、先日初めて足を運んだ観光スポットがありました! 「秋田市民族芸能伝承館」と「旧金子家住宅」という施設で、個人的にとっても楽しかったので、詳しくご紹介したいと思います!
「秋田市民族芸能伝承館」と「旧金子家住宅」は隣接しており、同時に観覧できる
今回訪れたのは、「秋田市民族芸能伝承館(通称ねぶり流し館)」と「旧金子家住宅」です。これらの施設は隣接しており、入場チケットを一枚購入すればどちらも観覧することができます。それぞれの施設の特徴については、このあと詳しく説明しますね!
■秋田市民族芸能伝承館
■市指定有形文化財 旧金子家住宅
【住所】
〒010-0921 秋田県秋田市大町1-3-30
【観覧時間】
9:30~16:30
【休館日】
年末年始(12/29~1/3)
【観覧料】
個人:130円
団体:100円
※高校生以下は無料。
所要時間に関してですが、それぞれ10~20分あれば十分楽しめました。施設内はそれほど広くないので、比較的短い時間で回ることができます!
秋田竿燈まつり気分が味わえる「秋田市民族芸能伝承館(ねぶり流し館)」
そもそも“秋田竿燈まつり”とは?
まず初めに、「秋田市民族芸能伝承館」についてご紹介します。こちらは、東北三大祭りのひとつである「秋田竿燈まつり」のほか、郷土のさまざまな民族行事を知ることができる施設なんです!
みなさんそもそも「秋田竿燈まつり」って何かご存知ですか…? 聞いたことはあるけど、なんのことかよくわからないという人も多いんじゃないでしょうか。「秋田竿燈まつり」は、毎年8月3日~6日に秋田県秋田市で行われる、厄よけ・五穀豊穣などを願う行事です。黄金の稲穂のような約280本もの竿燈の明かりが夜空を照らしてとってもきれいなんです……! ぜひ一度は観てほしい。
「秋田市民族芸能伝承館」では、そんな「秋田竿燈まつり」を実際に体験しながら学ぶことができるんです~!この日も、 老若男女、幅広い世代の方がいらっしゃっていました。
衣装を着て実際に竿燈を持つことができる!
1階の展示ホールでは、祭りで実際に使っている法被と同じものを着ることができるんです。子どもサイズ、大人サイズともに用意がありました!
じゃじゃん! 娘も一番小さいサイズを試着してみました~!
頭にハチマキも巻いて、お祭り気分満喫♪ 後ろにズラリと並ぶ提灯は、実際に竿燈に使用されているものと同じ町紋が刻まれています。
ちょっと小ぶりな竿燈を実際に持たせてもらいました。
娘は両手でがっしり握っていますが、実際の竿燈まつりでは、片手の手の平に乗せたり、額や腰などの体一点で支えるんです! その妙技を目の前で見るのもハラハラしておすすめです。
子どもでも安心して持つことのできる、ペットボトルの竿燈も!
これならだいぶ軽いので、娘でも簡単に持つことができました♪
写真撮影OKなので、みなさん動画や写真をたくさん撮っていました!
ゲーム感覚で実際に和太鼓を叩くことができる!
こちらは、1階の展示ホールに飾ってある和太鼓の写真ですが……
同施設の3階に行くと、実際に和太鼓を叩くことのできるコーナーもあるんです!
しかもなんと! ゲームセンターでよく見る「太鼓の達人」みたいに、画面を見ながらリズムを取って太鼓を叩くことができるから、とっても楽しかった! 娘も喜んでいましたが、それ以上に私が夢中になってしまいました(笑)。
竿燈以外の郷土の民族行事も知ることができる!
2階の展示室では、秋田各地の民族芸能について知ることができます。私も初めて知るものばかり!
こちらは、秋田市下浜羽川に伝わる民族芸能「羽川剣ばやし」。
こちらは、秋田市太平山谷の「山谷番楽」。娘はお面の表情のマネをして楽しんでいました(笑)。
質屋・古着商を営んだ「旧金子家住宅」が趣深い!
「旧金子家住宅」とは?
もうひとつご紹介したいのが、「旧金子家住宅」です。「秋田市民族芸能伝承館」のすぐ隣に位置するので、一緒に観覧することができます。外観を撮り忘れてしまったので、パンフレットをパシャリ!
「金子家」は、江戸時代後期に質屋・古着商を開き、明治初期に呉服・太物卸商を創業したそうです。昭和57年まで、この建物で商売が営まれていたんだとか! 平成8年に所有者から秋田市へ寄贈され、平成9年に江戸時代後期の伝統的な建物として、秋田市の有形文化財として指定されました。建物内は趣深く、とても素敵でした……! 歴史がお好きな方には特に魅力的に感じると思います!
店先から居住スペースを自由に観覧できる
こちらは、昭和初期の店先の様子です。当時ここで、足袋や布団地などを販売していたそう。
こちらは「土蔵」と呼ばれる場所で、ここに商品などを保管していたようです。
土蔵内には、金子家が着用していた法被が展示されています。
靴を脱いで、和室にあがることもできます。細部までこだわっており、日本ならではの伝統技術に感動しました!
土間には立派な釜戸も!
娘は初めて見る釜戸に興味津々! 蓋は結局、重たくて持つことができませんでした(笑)。
あと、個人的に湧いたのがこちらの下駄箱! 並べられている草履や下駄がおしゃれだなぁと思いました。
見てください、このファー付きの下駄! 可愛くないですか……? 「雪下駄」といって、寒い地方の方が今でも愛用しているものだそうです。
こちらは、女性用の「雪草履」。これもめちゃくちゃ可愛い! 私が普段使いしたいくらいです!(笑)しばらく下駄箱の前で足を止めていたら、同じく観光客のおばあちゃまから声をかけていただき、ふたりで一緒に「素敵ね~」と眺めていました♪(笑)
さて、今回は秋田のおすすめ観光スポットをご紹介させていただきました! 秋田に行くことがあれば、ぜひ足を運んでみてください。子連れでも楽しめますよ~! また、「秋田竿燈まつり」は本当におすすめなので、冬だけでなく夏の秋田観光もぜひ楽しんでほしいです(^^)!