イサム・ノグチ没後30年を迎える今年、世界市民として生きたノグチの制作に焦点を当てる展覧会を開催! 日本人の父親とアメリカ人の母親から生まれ、世界文化を横断しながら生き、彫刻をはじめ、舞台や家具、照明器具「あかり」のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い巨人的な活動をした20世紀を代表する芸術家・イサム・ノグチ。
本展では、その幅広い活動を紹介するとともに、ノグチが抽象彫刻の分野にあっても常に“身体”を意識し続けたことや、そうした意識が、子供のための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう“空間の彫刻”=庭園への情熱へと拡大していったことに着目します。