『atelier ST,CAT』デザイナー 林 聖子さん邸
コンセプトや由来、歴史などを感じられる物を側に置く
FAMILY……3人家族(パパ、ママ、長男0歳)
HOUSE DETAIL……マンション/分譲HOUSE TYPE築7年/60㎡/2LDK
ミニマルな暮らしに、好きな物で
色を足すというバランス
引っ越してまだ1ヶ月という新居は「旦那さんが物を増やすのが好きではないんです」という林さんの言葉通りとてもミニマル。物は最小限に抑えつつも、グリーンや花器、ライトなど、ミニマルさの中に好きなものが同居しているご自宅。
「曾祖母から受け継いだ桐箪笥や椅子、ヴィンテージの家具など、愛する古いものをベースに構築しています。でも家自体は新しくクリーンなので、そのバランスがちょうどいいのかも。まだ引っ越して1ヶ月なので、これから少しずつ家をつくっていくのが楽しみ。まず増やしたいのは植物。大好きな「SOLSO FARM」に見に行こうと思っています。欠かさないお花は「duft」で買うことが多いかな。そして少しずつ増やしていきたいのはアート。家具などはこれ以上増やさず、アートと植物で家を彩っていこうと思っています」
[ベッドルーム]
木材屋にオーダーしてつくってもらったというすのこの上に、「コアラマットレス」を置いたベッド。ベッドまわりには「ayana mizuno」さんの作品と「tom pigeon」のポスター、大きな植物だけを置き、極力シンプルなベッドルームが完成。シンプルだからこそアートが生きている。
「ソネチカ」で買ったライトはヴィンテージ。「透明感のあるものが好きなので、ガラスものを選びがち。光で変化する様も魅力です」
[リビング]
ご主人が長く愛用している「トラックファニチャー」のソファ、オーダーでつくったダイニングテーブル、テレビ台にした曾祖母から受け継いだ桐箪笥、そのひとつひとつにコンセプトや歴史を感じられる家具が集まったリビングルームは、凛とした佇まい。
ソファの大きすぎないサイズ感がミニマルな暮らしによくなじむ。授乳など、子どもとのんびり過ごす時間はこの場所が多い。
ヴィンテージの薬品棚には、ジュエリーやサングラスなど日常的に身に纏うものが置かれ、棚の上には美しい花器や置物が並ぶ。
曾祖母の倉庫にて心惹かれたという桐箪笥。置く場所を考えた末、今はテレビ台として活躍している。引き出しには、細々としたものを収納。
[子ども部屋]
「9ヶ月の赤ちゃんなので子ども部屋というにはまだまだ未完成。ベビーベッドはイケア。どんどん育っていく時期なので、フレキシブルに対応できるよう家具は最低限に」。これからオモチャ箱やラグなど少しずつ増やしていく予定。奥のダンボールは友人の子どもがつくってくれたアート。
\ MY COMMITMENT POINT /
こだわりのポイント!
FLOWER VASE
家中に花や植物、ドライフラワーは欠かさないという林さん。ギフトで頂いたものやヴィンテージの花器は、どれも美しく個性的。