スマートフォンやタブレットなど、小さな子どもがデジタルに触れる時間がどんどん増えている今日このごろ。一方で、紙の絵本や紙の玩具で遊ぶ機会が減っている……と感じているママも多いはず。
子どもたちにとって、“紙の世界”に触れることは、感性を育むためにとっても大切なこと!「紙だからこその楽しみを子どもたちに伝えていきたい、紙に、そして雑誌に、もっと親しんでもらいたい、紙の文化を次世代につなげていきたい」。そんな想いから、紙を愛するデザイナー・祖父江慎さんをディレクターに迎えてスタートした『ぺぱぷんたす』企画が実現しました。
参加アーティストは、谷川俊太郎さんをはじめ、荒井良二さん、ミロコマチコさん、tupera tupera、せなけいこさん、100%ORANGEなど、子どもゴコロを持った作家たちが集結。
自分でつくる想像絵本や、きせかえシール遊びなど、それぞれの作家の個性が光るさまざまなコンテンツが満載。絵本に直接切り込みを入れたり、折ったり、丸めたり、ちぎったり、描いたり……変幻自在な紙を楽しみながら子どもの感性を育むことができます。また、一冊に何種類もの紙が使われていて、紙質の違いを直接触れて学ぶことができるのもポイント。
気になる中身をいくつかピックアップしてご紹介!
荒井良二/絵本「とつぜん」
はさみで切って読む絵本。はさみで切り込みを入れ、上下をバラバラに切り離すことで、好きなようにめくれて、さまざまな絵の組み合わせを楽しめる。下からめくっても、後ろからめくってもOK。思うままのストーリー展開を自由に楽しんで。
tupera tupera/きって、ねじって、かみきりあそび!「ヘアーサロンチョッキン」
自由に髪を切って遊ぶことができる。はさみはもちろん、手でちぎってもOK。髪の毛を切った後は、パーマのようにねじってカールさせたり、紙を折って新しい髪型をつくったり、自由自在!
湯村タラ/シールたっぷり!「タラちゃんきせかえシールあそび」
キッチンやお部屋など、湯島タラさんの世界観たっぷりのきせかえシールあそび。シチュエーションに合わせて想像力を膨らませながら、シールをぺたぺた貼っていく。おままごとのように、会話をして楽しんで。思わず大人も夢中になってしまうこと間違いなし。
大人も子ども一緒に遊びながら楽しめる『ぺぱぷんたす』。たまにはデジタルではなく紙の世界で、子どもの感性を豊かにする時間をつくってみてはいかがでしょうか?
OYAKO MOOK 小学校紙育シリーズ
『ぺぱぷんたす〈001〉- かみがすきなこあつまれー!』
(小学館刊 ¥2,200税別)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09101649