レーシングカーのエース役
ミュージカル調の曲に挑戦
人気アニメ「きかんしゃトーマス」の新作映画『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』に声優として参加しているISSAさん。声優初挑戦で挑んだのは、トーマスの新しい友達レーシングカーのエース役だ。
「自由奔放でちょっとわがままで臆病、人を頼ったりないがしろにしたり、破天荒な部分もあって。昔の自分に似ているなと思いました。吹き替えは歌を歌うのとは違って、元々あるキャラクターに役を投影させる作業。難しかったけど、とてもいい経験になりました。劇中には、エースの曲もあるんですよ。エースに合わせたミュージカル調の曲なので、いい意味で僕の持ち味がミックスできたんじゃないかと思います」
「大人になった今見ることで、
大切な気持ちに気づかせてもらえた」
トーマスを親戚の子どもたちと見ていたというISSAさん。大人の視点で、改めて見直すことで新たな発見もあったとか。
「子ども向けだけど『こんなふうに見れるんだ』と、どこかに置いてきた大切な気持ちに気づかせてもらえた。そんな要素がたくさん詰まっています。親子で感じることは違うかもしれないけど、一緒に見られたら素敵だと思いました」
トーマスが世界中を旅する今作では、友情の大切さを描いている。ISSAさん自身が友情を感じる瞬間は、地元・沖縄の友人たちと過ごす時間だという。
「この年になると、結婚したり子どもができたり変化もあるけど、ずっと変わらない絆もある。誰かが困っていたら率先して助け合う、チームワークみたいなものですね。その存在が東京で戦う力にもなっています。DA PUMPは新メンバーが入って10年の節目で『USA』がヒットしたのですが、自分たちができる最大限のパフォーマンスを変わらずに続けてきただけ。その進化の途中にヒットがあったので、支えてくれたスタッフや家族、友人にただ感謝の気持ちでいっぱいです」
小さい頃に見た映画で、一番印象に残っているのが『里見八犬伝』。それにインスパイアを受け、4人時代のDA PUMPで「轍」という曲とMVをつくった。
「映画は中学生の時にデートで行ったりしましたが、いっぱいいっぱいだったから内容は上の空(笑)、あまり覚えていないですね。ただ、『里見八犬伝』は、世界観がかっこ良くて、自分もその世界に入りたいと思ったくらい憧れました。現代の技術でリメイクすると、すごいことになるんじゃないかと期待しています」
幼少期に、バイクレースやゴルフなど様々な経験をしたISSAさん。将来自分の子どもにも、同じようにいろいろな経験をさせたいと思っている。
「多趣味な親父だったので、一緒に行動していると自然といろいろ覚えていくんです。その中から好きなものをチョイスして、今の僕ができています。子どもに『こうしなさい』と教えるより、一緒に経験しながら合うものを見つけていくのがいいなと思います。あと、できるだけ外に出るような子に育って欲しい。家にこもっているよりは、泥まみれになって帰ってくるような子がいいですね」
【movie info】
『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』
今回のトーマスは、世界一周の大冒険に出る壮大なアドベンチャー。ソドー島で貨車を運ぶトーマスは、いつか世界を見て周ることを夢見る機関車。ある日、1台のレーシングカー、エースが島に現れる。五大陸横断の世界一周ラリーに参加するエースに後押しされ、トーマスは旅に出る。セネガル、タンザニア、ブラジル、アメリカ、中国…。世界を巡るトーマスが気づいた一番大切なものとは?
4月5日(金)より全国ロードショー
https://movie2019.thomasandfriends.jp