CASE_11
name:小室知穂さん(3歳の男の子のママ)
job:美容師・アクセスバーズプラクティショナー
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都内の有名サロンで勤務したのち、ニューヨークに渡りコレクションのヘアメイクやサロンワークを行う。松陰神社のマンションの一室で、アクセスバーズとヘアサロンのできる空間をオープンしたばかり。
RULE_1 砂糖、小麦粉を控える
かかりつけの小児科が自然育児を推奨していたのと、私自身も気になっていたのとで、いろいろ勉強してやはり砂糖と小麦粉は不必要と判断し、3歳までは基本なしでやってきました。今も料理には砂糖は一切使わず、みりんで甘みを出しています。小麦粉も使わず、米粉で餃子やマフィンをつくっています。おやつは干し芋やフルーツなどできるだけ自然のものに。こうやって育ててきたことによって、素材の味、ちゃんとした〝おいしい〞を知れている子になっている気がします。
RULE_2 “YOU”メッセージではなく、“I”メッセージで伝える
「あなたは〇〇だね」と子どもを主語にして伝えがちですが、できるだけ私が主語になって素直な気持ちを伝えるようにしています。そうすることで本人も考える余地ができて、意外とすんなり聞いてくれることも。ごめんねと、ありがとうも一緒です。いかなる時もそう思った時はしっかり言葉で伝えます。子どもは親のことを本当によく見て育つと思うので、言える子どもにしたいなら自分からまずは言わないとだよね、と思ってそうしました。そのおかげなのか、自分から「さっきは〇〇しちゃってごめんなさい」としっかり言えるように。
CASE_12
name:米田有希さん(18歳、15歳、13歳の女の子と8歳の男の子のママ)
job:Omas Händeデザイナー
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女子美術大学短期大学卒。10代の頃からモデルとして活動。現在はスペイン・バルセロナ在住。2012年、趣味である手刺しゅうを取り入れたブランド『Omas Hände』を立ち上げる。
RULE_1 子どもによって臨機応変に対応を変える
9か月で断乳した長女と同じく次女も9か月で断乳。しかし次女には早すぎたらしくやめた途端に指しゃぶりが始まり「子育てはそれぞれの子の個性に合わせた方が良い」と思ったことから始まりました。何か叱るような時も一刀両断にした方が良い子や、静かに言い聞かせた方が良い子など、その子に合った対応を。
RULE_2 小さな子どもがぐずった時、「子どもの脳のいたずら」と思うようにする
出産育児経験を重ねるにつれ、ぐずる子どもには何の非もなく、母親のせいでもない、これは「成長過程の子どもの脳のいたずら」と思うことに。そう思うとどんなにぐずられても余裕ができました。子どもは親の心の余裕を反映する鏡なので、余裕ができた途端ぐずることも少なくなりました。
CASE_13
name:滝口和代さん(2歳の女の子のママ)
job:ネストローブ プレス
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“自然体でリラックスしたい”というテーマで上質なリネンやオーガニックコットンなど、自然素材と着心地にこだわった日本製のデイリーウェアブランドのプレス。
RULE_1 やりたいことは何でもやらせてみる
ペンや箸など長いものを持ちたがっていたのですが、危ないのであまり持たせないでいました。ある日、何気なしに持たせてみたら嬉しそうに喜んで立ち上がって、何と歩き始めました。娘は1000グラム以下の超低出体重児で生まれ普通の子よりも発達が遅いとのことでしたので、嬉しかったのと同時にふと気づきました。〝やりたい〞、〝行きたい〞という気持ちが体を動かせる! これは大人も一緒で、〝気持ち〞がすべての源になっていて、それはとても大切だということ。危ないことや他人に危害を加えないことを大人が気を付けてあげて、できるだけ「ダメ」と言わない育児を心がけようと思います。まだ娘が小さいのでできることかもしれませんが、成長しても可能な限りそうしたいと思います。
RULE_2 ごはんはみんなで食べる
食べたくない野菜や苦手なものも、私が食べたりみんながおいしそうに食べていると娘も自然と食べてくれます。毎日って、意外と一緒にいられる時間が少なくて、ごはんの時間は大切なコミュニケーションの場であるとも思います。なので、家族みんなで食卓を囲んで有意義な時間にしたいです。
RULE_3 できるだけルールをつくらない
ルールをつくることによって、新しい発見や物事の多様性を見失うようなことがあったら嫌だなと思いました。こういった時代だからこそ、柔軟で自由な思考回路は大切かと思います。親の小さな固定観念や、世界観で子どもの可能性を狭めないようにしていきたいです。