「子どものお弁当で大切なのが、完食できること。完食できた達成感が自信となり、やがて食べる楽しみにつながっていくからです。完食しやすくするポイントは、詰めすぎないことと、安心して食べられるようにすること。ママと離れて食べるお弁当は、慣れるまで普段の量よりも食べられないお子さんも多いので、食べ切れる量を意識して詰めてあげてくださいね。また、安心すると食欲は増すもの。開けた瞬間にいつも食べているおかずが入っていたり、好きな具が入っていたりすることが大きな安心感になります。子どもにとってママのお弁当は、手の込んだおかずでなくても、華やかなデコ弁でなくても、特別なもの。私もいまだに母がつくってくれたお弁当を食べたくなります。前の日の残りや常備菜を上手く使いながら、お弁当づくりを楽しんでくださいね」
『キャロットごはん弁当』
赤、緑、黄色の食材をバランスよく入れ、彩り豊かな見た目が食欲をそそるお弁当です。
IDEA 1
苦手野菜をおいしく
ニンジンとすりごまの炊き込みご飯
[材料] つくりやすい分量
米……1合
ニンジン……70g
水……190ml
塩……小さじ1/3
醤油……小さじ1/2
すりごま……大さじ1
鰹節……1g
[つくり方]
1.米は洗って15分ほどざるにあげておく。ニンジンはすりおろす。
2.炊飯器の内釜に米と水、塩、醤油を加えてひと混ぜし、すりおろしたニンジン、すりごま、鰹節を加えて炊く。
3.味を見て塩(分量外)で調える。
IDEA 2
定番おかずを入れる
IDEA 3
ピックを活用する
IDEA 4
冷めても柔らかい工夫を
鶏と豚の合びきハンバーグ
[材料] 1人分
鶏ひき肉……30g
豚ひき肉……30g
パン粉……3g
牛乳(豆乳でも可)……大さじ1/2
塩……少々
ケチャップ……小さじ1
サラダ油……適量
[つくり方]
1.すべての材料をボウルに入れて混ぜ合わせ、小判形に成形する。
2.フライパンにサラダ油を弱火で温め、1を入れて片面を焼いたら裏返し、蓋をして弱火で中まで火を通す。
IDEA 5
スティック状にする
スティックサモサ
[材料] 1人分
ジャガイモ……20g
カレー粉……少々
餃子の皮……2枚
塩……少々
[つくり方]
1.ジャガイモは蒸すか茹でて柔らかくし、フォークでつぶしてカレー粉と塩を加え混ぜる。
2.餃子の皮に1をのせ、スティック状に丸めて端に水をつけてとめる。
3.オーブントースター900Wで8分ほど焼き色がつくまで焼く。
『のりまき弁当』
具材をフォークに刺して、パクッと食べられる形状にまとめて、食べやすさを追求しました。
IDEA 6
隙間にフルーツ
IDEA 7
こぼれにくくする
コーンのオムレツ
[材料] 1人分
卵……1個
コーン(缶詰)……15g
塩……少々
サラダ油……小さじ1/2
[つくり方]
1.卵をボウルに割りほぐし、コーン、塩を加えて混ぜ合わせる。
2.小さめのフライパンにサラダ油を中火で温め、1を流し入れ全体を大きくかき混ぜて半熟状態にし、端から巻いていく。
IDEA 8
ご飯に混ぜ込む
そぼろと小松菜ご飯ののりまき
[材料] 1人分
小松菜……10g
鶏ひき肉……15g
醤油……小さじ1/3
みりん……小さじ1/3
温かいご飯……80g
白ごま……少々
海苔……1/2枚
[つくり方]
1.小松菜は1cm幅に細かく刻む。
2.テフロン加工のフライパンに鶏ひき肉、小松菜、醤油、みりんを入れ弱火にかけ水分がなくなるまで炒め合わせる。
3.温かいご飯に2と白ごまを加えてよく混ぜる。
4.巻きすに海苔を置き、巻き終わりの海苔を1cm残して3のご飯を広げ、端から巻いていく。
5.食べやすく切る。
IDEA 9
ひと口大に切る
IDEA 10
魚おかずを子ども好みに
鮭コロッケ
[材料] 1人分
ジャガイモ……70g
焼き鮭……15g
粉チーズ……小さじ1
小麦粉……少々
溶き卵……少々
パン粉……少々
揚げ油……適量
[つくり方]
1.ジャガイモは茹でるか蒸して柔らかくつぶし、身をほぐした焼き鮭と粉チーズを混ぜる。
2.一口大に丸めて小麦粉を薄くまぶす。
3.2に溶き卵をつけ、パン粉をまぶして170℃度の油で揚げる。
IDEA 11
可愛い演出をする
サツマイモのはちみつ煮
[材料] 1人分
サツマイモ……10g
はちみつ……小さじ1/2
[つくり方]
1.サツマイモは皮ごとよく洗い、2cm角に切る。
2.1を鍋に入れ、ひたひたの水とはちみつを加えサツマイモが柔らかくなるまで弱火で煮る。
3.包丁で皮の部分に十文字に切り込みを入れ、チェック柄になるように2枚の皮を剥がす。