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    子どもがよろこぶ 時短弁当レシピ 02〈近藤幸子さん〉

    子どもがよろこぶ 時短弁当レシピ 02〈近藤幸子さん〉

    常備菜いらず! 朝30分間だけで、パッと手際良く、簡単につくれる「時短弁当」のおかずレシピをご紹介します。人気ママ料理家の近藤幸子さんの「地味うま弁当」。見た目はちょっぴり地味だけど、絶品! ご飯がもりもり食べられる、子どもが大好きなおかずがいっぱいなお弁当のレシピをご紹介します。毎朝、時間のない中で仕上げるお弁当をもっと手軽に、もっと素敵なものにするママ料理家の技ありテクニックが満載です!

    近藤幸子さんの「地味うま弁当」

    「ちょっと地味な見た目でも、おかずにはしっかり味がついていてご飯が進む、通称“地味弁”。お弁当のおかずは、甘じょっぱい味付けになりがちですが、それだけだと特に子どもは食べ飽きてしまいます。だからこそ、酸味や旨味を意識して、味にメリハリをつけることで、子どもが完食できる工夫をしてあげましょう!」(近藤さん)


    時短弁当 おかずレシピ_01
    〈鮭の味噌ヨーグルト漬け〉

    ヨーグルトと一緒に漬け込めばマイルドな味に! どんな魚やお肉とも相性バッチリの味付け。

    [材料] つくりやすい分量
    ・鮭の切り身……2切れ
    ・塩……小さじ1/4

    [A]
    ・味噌……大さじ2(35g)
    ・ヨーグルト……100g
    ・砂糖……大さじ1/2

    [つくり方]
    ★前日準備
    1.ザルにキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを入れてそのまま30分ほど置いて水切りしておく。
    2.鮭を並べて塩を振り、5分ほどおく。
    3.バットによく混ぜ合わせたAの半量を敷き詰め、水気を拭き取った鮭を並べる。その上に残りのAを全面に広げる。ラップをして冷蔵庫で漬け込む。

    ★前日準備
    天板にオーブンシートを敷き、手で味噌をきれいにしごき取った鮭を並べる。180度に予熱したオーブンで15分焼く。


    時短弁当 おかずレシピ_02
    〈ニンジンとゴボウの梅醤油煮〉

    お弁当の定番、根菜の煮込みを新鮮な味に。梅干しの酸味が効いて、旨味がさっぱり広がる。

    [材料] つくりやすい分量
    ・ニンジン……1本(150g)
    ・ゴボウ……1/2本

    [A]
    ・水……1/2カップ
    ・昆布……5cm
    ・みりん……大さじ2
    ・梅干し(塩分10%のもの)……大1個
    ・醤油……小さじ2

    [つくり方]
    1.ニンジンとゴボウを小さめの乱切りにする。
    2.鍋にAと1を入れて、ふたをせず中弱火で10分ほど煮る。
    3.ニンジンが柔らかくなったら、水分を飛ばすように煮る。


    時短弁当 おかずレシピ_03
    〈味玉〉

    昆布を入れるだけで、旨味が増量! ゆで卵の茹で時間は、季節や好みで調節して。

    [材料] つくりやすい分量
    ・卵……4個

    [A]
    ・水……大さじ6
    ・醤油……大さじ2
    ・砂糖……大さじ1
    ・昆布……1枚(5×5cm)

    [つくり方]
    ★前日準備
    1.卵は冷蔵庫から出してすぐのものを使う。卵の丸い方に軽くヒビを入れるか、専用のもので穴を空ける。
    2.お湯を沸かし、鍋の中に卵をそっと入れる。再沸騰したら、8分(夏場は10分)強火で茹で、すぐに冷水で冷やし、殻をむく。
    3.Aを混ぜ合わせたタレに、2の卵を漬け込む。

    ★当日調理
    半分にカットする。お弁当箱に入れるときは、最後に入れるとバランスが取れてGOOD!


    時短弁当 おかずレシピ_04
    〈インゲンのハニーマスタード和え〉

    地味な見た目ながら、くせになるおいしさ。インゲンおかずの新しいレパートリーに!

    [材料] つくりやすい分量
    ・インゲン……100g

    [A]
    ・ハチミツ……小さじ1
    ・粒マスタード……大さじ1
    ・醤油……小さじ1/2
    ・すりおろしニンニク……少々

    [つくり方]
    1.インゲンは半分に切り、水さらしする。耐熱容器に並べて、軽くラップをして電子レンジ600Wで1分ほど加熱する。
    2.Aの材料を混ぜたものを1が熱いうちに全体に絡める。


    お弁当にぴったり!
    ご飯が進む、おかずの味付けのコツ

    お弁当にぴったりな、旨味たっぷりの味付け方をご紹介。いつものおかずがちょっぴり新鮮に。

    味付けのコツ_01
    鮭の味噌ヨーグルト漬け

    ヨーグルトで漬けることで、魚の臭みが抜けて、クリーミーで深みのある味わいに。酸味は焼くと抜けるのでご安心を。鮭だけではなく、他の魚やお肉でもトライしてみて。

    味付けのコツ_02
    味玉

    めんつゆを使うレシピもありますが、昆布を一緒に漬けるのもおすすめ! 昆布からしっかり旨味が出るので、いつもの味玉も滋味深さがUP。

    味付けのコツ_03
    ニンジンとゴボウの梅醤油煮

    “いつもの味”になりがちな根菜の煮物。梅の爽やかな酸味が加わると、根菜独特の土臭さが取れて、子どもも完食できる味に大変身! 種からも味が出るのでぜひ一緒に。

    味付けのコツ_03
    インゲンのハニーマスタード和え

    ハチミツの甘み×マスタードの酸味と香りがベストマッチ。和風の味つけになりがちなインゲンを洋風テイストにしてあげることで、新鮮な味わいに。

    教えてくれたひと
    近藤幸子さん
    料理研究家として、さまざまな雑誌やTVでレシピ提供を行うほか、清澄白河にて料理教室「おいしい週末」を主宰。主な著書に「がんばりすぎないごはん」(主婦と生活社)がある。Instagram:@oishisyumatsu
    recipe&styling/Sachiko Kondo photography/Aya Sunahara
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