CONTENTS
Q1.混雑回避の3つのポイントは?
Q2.参拝のおすすめ時間は?
Q3.参拝先で撮影するなら、どの場所がおすすめ?
Q4.女の子のヘアアレンジどうする?
Q5.ママ・パパの衣装は?
Q6.絶対持参すべきおすすめグズり対策グッズは?
Q7.ママ・パパにお願いしたいこととは?
Q1.混雑回避の3つのポイントは?
A.「六曜にこだわらない」「平日」「12月実施」がポイント
まずは、感染対策の観点を踏まえて「混雑回避」方法からご紹介。
最も多かったのは「六曜(大安)にこだわらない」(74.3%)。次いで「休日を避け、平日に行う」(70.3%)、「10月・11月を避ける」(68.9%)で、これらの3点は約7割のフォトグラファーが混雑回避方法に挙げている。
撮影実施時期については、おすすめNo.1は「12月」(54.1%)。次いで、9月、10月と続く結果に。これから七五三の準備をするなら思い切って12月に実施するのがよさそう。その他では、春の桜のシーズンや新緑の頃もおすすめというコメントも。
混雑回避のために「休日を避ける」が挙げられていましたが、おすすめの曜日は、「火曜日・木曜日」が同数の75.7%、次いで「水曜日」が73.0%、「月曜日」が71.6%で、「金曜日」になると一気に減少し59.5%という結果に。平日に行うなら月曜日から木曜日までのいずれかで実施するのがベター。
Q2.参拝のおすすめ時間は?
A.参拝時刻は9時台がベスト。混雑回避なら9時前、15時台も検討を
fotowa/さかわきなお
参拝におすすめの時間帯は、9~11時が59.5%で最も多く、次いで9時前が45.9%、13~15時(36.5%)、15~17時(33.8%)。
混雑回避のためには15時以降の夕方や9時前がおすすめという声も。日が傾き夕景特有の光がきれいというフォトグラファーならではの意見もある一方で、どんどん日が落ちるのが早くなる時期なので注意も必要。
子ども事情で言えば「夕方には疲れてご機嫌ななめになることも多い」と指摘する声も。
お昼寝習慣があって夕方にご機嫌率が高い子どもなら15時以降もありですが、やはり子どものコンディションや午前中のやわらかな光、そして参拝先が混雑する時間帯の傾向を踏まえると、9時前、もしくは9時台と、早めの時間に参拝することを勧める声が多い結果に。
Q3.参拝先で撮影するなら、どの場所がおすすめ?
A.参拝先で撮影が可能なら、拝殿前・鳥居・手水舎をおさえて。緑や紅葉のある自然もおすすめ
fotowa/さかわきなお
参拝先での撮影が可能な場合、おすすめの撮影場所は、第1位「拝殿」(63.5%)、第2位「鳥居」(58.1%)、第3位「手水舎」(44.6%)という結果に。拝殿や鳥居は「神社らしさ」が感じられる神聖な場所。七五三のお参りをしたことの記念としては押さえておきたい思い出の一枚。実際にママ・パパたちからも「ここで撮りたい」と言われる定番の場所でもある。
ただし、いくら記念として押さえておきたい定番の場所だとしても、他の参拝客の邪魔になったり、神様の通り道を塞ぐ行為はNG。タイミングを見計らって家族の集合写真もしくは絶対に撮りたいワンカットに留め、すぐに場所を空けるのがマナー。
こうしたマナーも踏まえ、第5位には「その他」がランクイン。フォトグラファーからのコメントを早速チェック!
⚫境内でもちょっとした緑がある場所・紅葉などの自然。
⚫周囲に緑があるところ。晴れ着は緑に映えます。
⚫お子様が興味を抱いた場所。
⚫賽銭箱など、神殿に近いところを選びがちですが、実際は色彩も乏しく絵にならない場所なので、できれば背景と離れた場所や色の鮮やかな箇所をおすすめしたい。
Q4.女の子のヘアアレンジどうする?
A.迷うなら約半数が支持したアップスタイルで
fotowa/もりしたつよし
女の子の七五三で悩むのは「ヘアアレンジ」。美容院等で着付けやヘアメイクをやってもらうケースも多いのですが、家庭で手掛ける派も一定数。 そこで、フォトグラファー視点による「女の子の七五三ヘアアレンジ」について尋ねたところ、定番の「まとめ髪」が1位という結果に。理由は「崩れにくく、髪飾りも映えるから」というコメントが多数。着物に合うというのも人気のポイント。
一方で、「車移動でチャイルドシートに乗せる場合は、崩れる心配もある」という意見もあり、注意が必要。また「子どもがやりたい髪型がいちばん」という声も多く、とくに3歳児は髪の毛もやわらかく、ヘアピンに不慣れな子も多いので、無理せず、子どもが快適に過ごせる髪型にするのがいちばんのよう。
Q5.ママ・パパの衣装は?
A.子どもメインで色味を押さえて
fotowa/溝部佑樹(ベッティ)
子どもの晴れ着に気を取られて「そういえば自分たちはどうしよう!?」と直前で慌ててしまうのも「七五三あるある」。フォトグラファーに尋ねると、「主役の子どもを引き立てるように色味を押さえる」が多く支持されている。
「ご自身に似合う色味のお召し物でいい」としつつも、お祝いの席なので、寒色系よりも淡い暖色系でシンプルにまとめ、主役である子どもを引き立てるぐらいの気持ちで衣装を選ぶと◎。
Q6.絶対持参すべきおすすめグズり対策グッズは?
A.第1位はお菓子
七五三を迎えるママ・パパたちの最大のお悩みは「子どものご機嫌が持つかどうか」。 いつもより動きづらい着物や草履、物心ついてから初めての参拝先、厳かなご祈祷と、小さな子どもには不慣れなことの連続。「いつもと違う」ことにはしゃいだり、ぐずったり、大人のようにはいかないもの。そこで、百戦錬磨のフォトグラファーたちに、年齢別の「持参すべきおすすめアイテム」を調査!
3歳・5歳は大きく変わらず、第1位は「お菓子」、第2位「おもちゃ・ぬいぐるみ」という結果に。お菓子については、せっかく晴れ着なので、ボロボロとこぼしてしまわないように「一口サイズのものを」というアドバイスも。おもちゃやぬいぐるみは、子どもが日頃好きで遊んでいるものをそっと忍ばせて、子どものご機嫌が傾いてきたら取り出してみて。
一方、7歳はある程度分別もつくお年頃。ぐずることは稀だとは思いますが、子どものテンションを上げる魔法の道具としておすすめなのが「アクセサリー・メイクグッズ・和小物」。おしゃれに関心も出てくるお年頃なので、大人のようにお化粧することにテンションが上がる子も多いのだとか。色付きリップを筆で塗ってあげたりすると、お顔も気持ちもパッと華やぐはず。
どの年齢にも共通しているのが「飲み物」と「履き慣れた靴」。大人だって、履き慣れない草履は足が痛くなるもの。「歩きづらい・足が痛い」という気持ちで楽しくなくなってしまうことも。参拝先の敷地が広かったり、移動距離があるときは、さっと履き慣れた靴に履き替えるなど、足が痛くなる前の工夫も取り入れて。
Q7.ママ・パパにお願いしたいこととは?
A.七五三・撮影を楽しむこと
fotowa/しょうちゃん
最後に七五三のお参り・撮影に向かうママ・パパに「これだけはぜひ伝えておきたい」ということを聞いたところ、最も多かったのは「七五三・撮影を楽しむこと」そして「自然体で子どもを尊重すること」が上位に。
フォトグラファーからのコメントをチェック!
⚫準備も含めて七五三を楽しんでいただきたいです。
⚫大切なのは、すべてを包み込む優しさと楽しむことだと思ってます。子どもたちは大人の空気を感じてしまうので。
⚫インスタなどで可愛い写真は多々見ると思いますが、それを目標にしないでください。わが子のできること・わが子が楽しんでくれること、何より家族みんなで笑って過ごせた思い出が大事です。
⚫ママの不機嫌はお子さまにすごく影響します。そしてパパへ。お子さまの晴れの日、ママ任せではなくパパも雰囲気づくりやお手伝いをお願いします!
七五三というお祝いの行事。神社でのマナーや、ほかの参拝客の迷惑になる行為は慎む必要がありますが、それを踏まえていちばん大切なことは、子どももパパ・ママも家族全員が「楽しかったね!」と言える一日にすること。何年経っても写真を見るたびに笑顔になれるような、わが家らしさを大切に、ぜひ七五三を楽しんでくださいね。