こんにちは!HugMugブロガーのかみじょうです!
気候が秋めいて来ましたね!秋と言えば「芸術の秋」!気温が下がりなんとなく空気が静かに感じるこの季節。不思議と美術館のような場所に身を委ねて、ゆったりとした空気を味わいたくなります。
独身時代はふらっと美術館に立ち寄ったりしていましたが、子どもがいるとなかなかそれができない!!3歩あるけば「飽きた」と言われ、「静かにしなさい!」と何度も注意しながらゆっくり鑑賞するなんて、到底無理!だからやっぱり、子どもが一緒に楽しめる場所じゃないとダメなんですよね◎
今回は美術館行きたいな〜と思っているママにおすすめしたい!子どもと一緒に楽しめる『中村キース・ヘリング美術館』のご紹介をしたいと思います!
キース・ヘリングってどんな人?
キース・ヘリングは1980年代を代表するアーティスト。ニューヨークの地下鉄構内を表現の場にすることを思いつき、「サブウェイ・ドローイング」と呼ばれるチョークで作品を描く活動をはじめました。これが、地下鉄を利用する人の間で評判となり、瞬く間に有名になりました。1988年にエイズと診断されてからは、キース・ヘリング財団を立ち上げ、子どもたちの為やエイズについてなど、アートを通じて様々な福祉活動に携わりました。1990年に31歳の若さでこの世を去りますが、財団はヘリングの遺志を継承し、活動を続けています。
中村キース・ヘリング美術館とは…?
中村キース・ヘリング美術館は、「キース・ヘリングを紹介する世界唯一の美術館」として2007年4月に八ヶ岳の麓にある小淵沢に開館。ニューヨークアーティストの世界唯一の美術館が、日本にあるなんてすごいですよね!
キース・ヘリング美術館を開館したきっかけ
館長である中村和男さんは現在とある企業の社長さんなのですが、1987年にキース・ヘリングの作品と出会い、コレクションをはじめました。当時はまだ会社員だったそうですが、「なんだか作品が買って欲しいと言っている」気がして、最初の作品を購入したそう。その後独立し、仕事を頑張る度に自分へのインセンティブとして、キース・ヘリングの作品を買い集めました。どんどんコレクションが増えていく中で、保管場所に困った中村さん。どうせなら「みんなに作品を楽しんでもらえる美術館を作りたい」と思うようになり、開館したのがきっかけでした。
キース・ヘリングの世界観を具現化した建築
中村キース・ヘリング美術館は、建物の建築にもこだわりが沢山詰まっています。実際行ってみたらわかるのですが、歩くだけでも面白いんです!設計を担当したのは北川原温さんという建築家。
中村さんはキース・ヘリングの世界観を表現するために、美術館の空間にもこだわりました。ヘリングが作品を通して訴えている「社会の闇」。残念ながら世の中は良い事ばかりではなく、戦争や差別、貧困がある。その闇を感じ、最後には世の中をもっと良くしたいという「希望」を持って出られるようにしたいという想いのもと、設計されました。お寺に行くと出る時には心が浄化される、そんな流れに等しいものを作りたかったそう。最後は庭のような「無機質な空間」があり、心を開放できる空間になっています!
子どもが楽しめる3つのポイント!
知れば知るほど興味が湧くこの美術館!子どもと一緒に楽しめる、中村キース・ヘリング美術館のココが良い!をご紹介していきます!
【1】明暗や傾斜!思わず先に進みたくなる構造!
建築の構造について前述しましたが、ヘリングの世界を表現するために面白い構造になっています!暗い部屋があったり、明るい部屋があったり。傾斜のある道があったり、階段を登ったり。傾斜がある事で体の体制を維持する必要があり、常に脳が刺激される構造になっているんだそう!子どもにとってはまさに迷路のようで、ワクワクするんです!
まず入り口は真っ暗に下り坂。ネオンが光って闇へと導いています!この時点で太郎くんは早く先に進みたくて仕方がない様子!
暗い中には煌々と光る作品たち。
闇を抜けるとぱっと開けた明るい空間へ!総柄の空間がたまらなく楽しい!!
写真ではわかりづらいかもしれませんが、傾斜のある通路。
広い空間の中にある階段。
ウネウネと進むと最後にはひろーい庭のような空間!とっても開放的な気分になります!子どもはとにかくこういう広い場所が好きですよね。私も大好きですけどね!
【2】カラフルでダイナミックな作品たち
やっぱり一番の魅力はキース・ヘリングのポップでカラフルな作品たち!
子どもたちはもしかしたら作品に込められた意味はまだわからないかもしれないけど、ただ見るだけでも楽しめる作品ばかりです!
中には思わず一緒にポーズを取りたくなる、大きな彫刻作品も!大きい、というだけで子どもは大喜び!一緒にいた90歳の親戚も大喜び(笑)本当に年齢問わず楽しめます!
【3】お絵かきができる!キッズスペース♫
美術館の最後には子ども用の「ワークシート」が置いてある小さなキッズスペースが!色えんぴつも置いてあって、自由に記入ができます。子ども用の椅子もまたかわいい〜!
4歳の太郎くんにはまだ難しい内容でしたが、自由にお絵かきをして楽しんでいました♫
おしゃれなミュージアムショップ☆親子コーデもできる洋服がかわいい!
美術館の目玉のひとつがミュージアムショップ!ここのミュージアムショップで販売しているものが全部センスが良くて本当に楽しかった…!!中でも私が大興奮だったのが、かわいい子ども服!!キース・ヘリングの作品がプリントされた洋服が沢山あって、全部かわいいんです!!
もちろん大人用も負けず劣らずかわいくて、家族全員でロンTをゲットしました!!
父ちゃんと太郎くんが着たらこんな感じ♫
私も後日こんな感じでスタイリングしました〜!バックプリントがお気に入りです♫
父ちゃんはちゃっかり自分用のパソコンケースも購入!
ショッパーもめちゃめちゃおしゃれだった〜!!
開館15周年記念展は2023年5月7日まで!
中村キース・ヘリング美術館、小淵沢駅から車で約10分の場所にあり、アクセスも良し◎今回私たちが訪れた時は、ちょうど開館15周年記念展が開催されていました!来年の5月まで開催されているそうなので、八ヶ岳に訪れた際は、是非立ち寄ってみてください♫
中村キース・ヘリング美術館15周年記念展ー混沌と希望
会 期:2022年5月14日(土)-2023年5月7日(日)
主 催:中村キース・ヘリング美術館(@nakamurakeithharingcollection)
休 館 日:展覧会会期中無休
※冬季メンテナンス休館 2023年2月6日(月)-2月19日(日)
開館時間:9:00-17:00(最終入館 16:30)
観 覧 料:大人 1,500 円 / 16 歳以上の学生 600 円 / 障がい者手帳をお持ちの方 600 円 / 15 歳以下 無料
**15周年記念展の動画はこちらから⇢https://youtu.be/mPUGqsV4Bjw
それではまた次のブログでお会いしましょう〜☺!!