わが子が何度も熱を出し欠勤が続いていたとき、
仕事への不安やいつ子どもが熱を出すかわからない緊張で
私の眠りはとても浅くなっていた。
自分が熱を出したとき、お母さんはいつもよりやさしくて、ずっとそばにいてくれた。
いまも覚えてる、特別な思い出。
……でも自分が親になった今、自分は子どもにできていない。
子どもを抱いていてもいつも仕事のことを考え、ときには泣く子よりもメール返信を優先したり。
会社員だけど、お母さんだから。
お母さんだけど、会社員だから。
どちらも放り出せない状況のなかでいつも葛藤していた。
社会は働くお母さんにやさしかった。
でも、ついていけてない。
二度の出産。産休、育休、時短勤務。
当時入社から7年ほど経っていたが、仕事に打ち込んでいた期間は意外と短く。
「この歳でこんなに知識がないって……ヤバくない!?」と焦る気持ちもあった。
100%で走っていても、仕事というトロッコにいつも乗り遅れてしまう。
次回は「ワーママとキャリア」について書いていきたいと思います!
PROFILE
まぼさん
イラストレーター/会社員
イラストレーターと会社員を兼業する働くママ。パパのびぼちゃん、6歳の男の子・よいたん、2歳の女の子・しおさんと4人家族。イラストで綴る育児日記を、インスタグラムやツイッターで更新中。著書に『よいたん3歳、ときどき先輩。』(KADOKAWA)がある。