箱根で子連れアート旅DAY1
1日目は、『ポーラ美術館』と『箱根クラフトハウス』の2ヵ所を巡って、たっぷりとアートに触れよう! ママはランチにおすすめのブリュワリーレストランでおいしいものを堪能したり、夜は温泉で日ごろの疲れを癒して。
まず最初に訪れたのは、仙石原エリアにある『ポーラ美術館』。印象派など、西洋絵画を中心に収蔵する美術館です。現在は、『ポーラ美術館』初の現代アートの展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」が12/1(日)まで開催中。
現代作家たちの刺激的な作品が、モネやセザンヌ、ピカソなど過去の巨匠たちの作品と共鳴し、作品を新たな角度で楽しむことができます。
子どもの好奇心を刺激するインスタレーション作品や映像作品、音の作品もたくさん。単に「見る」だけでなく、五感でアートを体感できる空間に。子どもに気になるものを聞いたり、会話しながら鑑賞するのも面白いはず。
晴れの日なら、美術館と森をつなぐ「森の遊歩道」がおすすめ! ここでは、サウンドアーティスト、スーザン・フィリップスの音のインスタレーションを展開中。幻想的な音色が森の中で響き渡り、気分もリフレッシュ。子どもは、木や植物、虫などに興味深々。
12月以降は“シュルレアリスム”の展覧会を予定している『ポーラ美術館』。ダリなど、まるでトリックアートのようなシュールな絵画は子どもも大好き! ぜひチェックしてみて。
次は、強羅エリアへ移動して、お楽しみのランチタイム! 赤い外観が目を引く、『GORA BREWERY & GRILL (強羅 ブリュワリー&グリル』は、世界で活躍する松久信幸氏の料理と自家醸造のクラフトビールを堪能することができます。海外からも多くのお客さんが足を運ぶ名店。お店の外からもビールを醸造する匂いがぷんぷん香ります。
この日は、子どもも大好きな「フィッシュ&チップス(¥1,700)」と「2種の自家製ソーセージ(¥1,300)」、「クラフトビール コハク(¥800)」をオーダー。
店内には大きな窓があり、昼間はとても開放的。カウンターの奥に石庭が見えて、この石庭も人気を集めているポイント! 毎日13:00~16:00はハッピーアワー。ビールが安くなるので少し時間をずらしてみるのも◎。
おいしいご飯でパワーチャージした後は、『GORA BREWERY & GRILL』から歩いてすぐのところにある、『箱根 強羅公園』へ。ここに、陶芸絵付け体験「ポタリーペインティング」ができる『箱根クラフトハウス-別棟POTERIE-』があります。
プレートやマグカップ、花瓶、動物モチーフなどに、約70色の専用の絵具で絵を描いたり、スタンプを使って絵付けを楽しむことができます。所要時間は1時間程度。
今回は、プレート(¥3,900)、ネコ(¥4,500)をチョイスして、さっそくスタート。まずは好きな色を選びます。1回塗り~3回塗りで、焼き上がりの色の濃淡が変化。色見本を参考に、好みで色付けしていきます。
絵筆だけではなく、スタンプなどでも絵付けができます。またインクは水で落ちるので、洋服についても大丈夫。わんぱくな子どもでも、ママは安心!
平らなプレートには、子どもの手形を押してみるのがおすすめ。 兄弟や親子で手形を重ねて、サイズの違いを楽しむのも楽しい!
焼き上がりは10日前後で自宅にお届け。『箱根クラフトハウス』では、ほかにも、吹きガラス体験や陶芸なども体験可能。『強羅公園』の噴水池や熱帯植物館も合わせて楽しめるのも子連れには魅力的!
思う存分楽しんだら、時刻は夕方。今回宿泊するのは、今年8月に強羅エリアにオープンしたばかりの『箱根 ゆとわ』。箱根登山鉄道の強羅駅から徒歩5分の好立地。
ホテル棟とコンドミニアム棟で構成された、新スタイルの和モダンなホテル。ぐるりと回遊できる館内には、親子の時間をマイペースに楽しめる仕掛けがいっぱい。
『箱根 ゆとわ』をイチオシする理由は、共有スペースの充実さ。足湯のあるウッドデッキをはじめ、ライブラリーラウンジには、絵本や小説などの本がたくさん! 広々としたソファ席やリラックスチェア。そして、思わず大人もワクワクしてしまう読書スペースも発見。ライブラリーラウンジの近くにはドリンクバーもあり、ドリンクが飲み放題なのも嬉しい。
パパ、ママ、添い寝の子どものファミリーにおすすめの部屋は、「スタンダードツインルーム(料金 大人1人¥17,150~)」。ロータイプのベッドで畳敷きの床も安心。部屋によっては、箱根登山鉄道を眺められるお部屋も!
他にも、ミニキッチンやリビングスペースを設けた「コンドミニアム(4名定員1室ルームチャージ ¥28,000~)」も、自由気ままに楽しみたい家族におすすめ。
みんなで浴衣に着替えて、いよいよお楽しみのディナータイム。懐石料理さながらの小鉢の前菜やお造り、お鍋がテーブルにセットされているほか、天ぷらやおかずなどを自由に楽しめるビュッフェも。ソフトドリンクをはじめ、ビールや日本酒、カクテルも飲み放題(90分制)!
夕食後は、建物の中心にあるウッドデッキでリラックス。焚き火炉や足湯、スウィングチェアでまったりしながら、親子のコミュニケーションタイムを楽しみたい!
自家源泉による温泉も要チェック! 24時まで入れる大浴場(写真は女性用)ほか、家族だけで使える貸切風呂も2室あり。貸切風呂は当日予約制。チェックイン時に、予約しておきたい。
次の日、朝ごはんは和洋ビュッフェ。出来立ての自家製豆腐が大人気だとか。大きな窓からは、箱根の山々を望めてとても気持ち良い。10時のチェックアウトまで共有スペースで過ごす人も多く、まったりスタート派の家族にもおすすめ。
箱根で子連れアート旅DAY2
2日目は、『箱根 ゆとわ』からすぐ、子どもたちが自由に&楽しく遊べる『彫刻の森美術館』へ。子どもたちがへとへとになるまで遊ぼう! 旅行の最後は古民家カフェでのんびりとランチを楽しんで、夕方に帰宅するルート。
『箱根 ゆとわ』からすぐの『彫刻の森美術館』へ。ここは日本で初めての野外美術館で、広大な庭園には、大きな彫刻作品ほか、子どもが自由に遊んで楽しめる体験型のアート作品が点在! 四季折々、箱根の豊かな自然を楽しむことができる。
まずは、「しゃぼん玉のお城」へ。空にぷかぷかと舞い上がっていくしゃぼん玉のような透明のカプセルの中に入って、登ったり、降りたりして自由に遊ぼう! ジャングルジムや迷路のようで、子どもが夢中で遊べるスポット。
そして、お次は壮観な景色が広がる「ネットの森」へ。カラフルなネットが層になっていて、まるで大きなハンモック。子どもたちはネットの中に入り込んで、登ったり、跳ねたり、周辺のボールに乗ったりして、思いっきり遊べます。
さまざまな色彩と、造形を身体全体で感じることができます。デジタルな遊びも多い昨今、こうして子どもが自由に遊び方を発見することは大切なこと。
広大な敷地内には、巨大な彫刻作品がいっぱい。子どもは歩いている最中も「あれ何?」と様々なことに興味のアンテナを向けるはず。
そして、大きな目玉焼のベンチを発見! ここでは靴を脱いで、黄身のでっぱりを生かしておしりで滑ってみたり、寝転んでみたり。子どもがそれぞれの遊び方で、楽しみながら造形に触れることができます。
豊かな自然にも癒されます。大人がベンチで休んでいる間にも、子どもは何か発見してワクワクが止まらないかも!?
遊び疲れたら、ミュージアム内のカフェへぜひ。ここでは、ガラス張りの開放的な空間で、オリジナルスイーツやドリンク、ジェラートなどが味わえます。
ほかにも、ステンドグラスの塔「幸せをよぶシンフォニー彫刻」に登って、箱根の山々を一度に見渡したり、足湯に浸かったり、思い思いの時間を楽しんで。
思いっきり遊んでいたら、気づけばお腹がぺこぺこ。箱根湯本駅の方に戻りがてら、古民家カフェ『NARAYA CAFE』でランチタイム。
古民家を改装した3階建てのカフェ。たくさんの席があり、まるで迷路のような店内にドキドキ。テラス席には大人気の足湯席も!
たくさんの絵本や子どもが遊べるキッズスペース、そしておむつ替え台も完備! 子連れにやさしいカフェとして、箱根で人気のカフェです。
看板メニューの「マルゲリータ(¥1,200)」と「ホットドッグ(¥480)」をオーダー。子どもには「みかんジュース(¥400)」がおすすめ! 子連れの方には、氷なしにするか聞いてくれるのもやさしい心遣い。
テラスには、子どもが遊べる木の遊具がたくさん! 子どもが最後まで飽きずに楽しく過ごせることも、子連れには大切なポイント。
併設している雑貨店『ならやあん』。地元・箱根ほか全国各地から選りすぐりの雑貨がずらり。ぜひ、合わせてどうぞ。
子どもも喜ぶ!箱根のオススメお土産アイテム
最後は、HugMug編集部が色んなスポットで見つけた、可愛い&ちょっぴり個性的なお土産をご紹介します!
『ポーラ美術館』収蔵の名画、マティスやルノワールなどの名画が可愛らしい折り紙に。折り図付きなので、大人が手伝いながら子どもにも挑戦させてみよう! 完成したら、飾りとしても楽しみたい。
ポーラ美術館 アート折り紙 ¥600/問い合わせ:ポーラ美術館 ☎0460-84-2111
箱根湯本駅前、カステラ焼が大人気の『菊川商店』で見つけた湯の花。自宅に帰っても温泉気分を満喫したい方におすすめ。レトロなパッケージが可愛い。カステラ焼と合わせてぜひ。
天然 湯の花 ¥600/問い合わせ:菊川商店 ☎0460-85-5036
明治30年代創業のまんじゅう店『丸嶋本店』、店内の工場でつくられる温泉まんじゅう。黒蜜のこっくりした甘さがたまらない茶色い皮と、白糖入りでさっぱりと食べられる白い皮の2色が1箱に。店舗の2階「御茶処 萩」では、出来たてが食べられるとか。
元祖箱根温泉饅頭 小箱 10ヶ入り ¥950/問い合わせ:丸嶋商店 ☎ 0460-85-5031
2日目のランチで紹介した『NARAYA CAFE』に併設する雑貨店『ならやあん』から、オリジナルの木の器&カトラリーをピックアップ。ブナや桜などひとつひとつ風合いが異なる佇まいが魅力的。他にもサイズや種類が豊富なので、店頭でチェックしてみて。
(左から)ベビースプーン ¥1,200、めいぼく椀 小 ¥3,570/問い合わせ:ならやあん https://naraya-cafe.com/contact
『彫刻の森美術館』のミュージアムショップからは、人気デザインTシャツブランド『グラニフ』とのコラボTシャツをプッシュ。ネットの森のデザインや、草間彌生デザインが可愛い。キッズサイズは110cmのみ。大人用はS、M、Lの3サイズあるので、家族でシェアするのも◎。1枚は¥2,500、2枚買うと計¥4,000になるので、1,000円お得になるのも嬉しい。
(左から)草間彌生 2018、ネットの森2017 各¥2,500/問い合わせ:彫刻の森美術館 https://www.hakone-oam.or.jp/contact/
老舗和菓子屋『ちもと』の湯もちは、今や箱根土産の代名詞。やわらかいお餅の中に、切り入れた羊羹がユニークな食感。ほんのり香る柚子が爽やかな風味を演出してくれる。ここでしか味わえない特別感と、大人も子どもも大好きな和菓子は、きっと誰に贈っても喜ばれるはず!
湯もち 各¥230/問い合わせ:ちもと 駅前通り店 ☎0460-85-5632
\ 今回ご紹介した箱根の観光スポット/
ポーラ美術館
〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
箱根登山鉄道「強羅」駅から施設巡りバス「温生花円」行き約13分
小田急線「小田原」駅から桃源台線「ポーラー美術館」行き約40分
開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
問い合わせ:0460-84-2111
https://www.polamuseum.or.jp/
箱根クラフトハウス
〒250-0408
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
箱根登山鉄道「強羅」駅から徒歩10分
営業時間:9:00~17:00 ※体験により受付終了時間が異なります。詳しくはHPをご確認ください。
問い合わせ:0460-82-9210
http://www.crafthouse.org/
※クラフトハウスご利用には、強羅公園入場料(大人¥550、小学生以下無料)がかかります。
GORA BREWERY & GRILL
〒250-0408
神奈川県足柄下群箱根町強羅1300-72
営業時間:ランチ13:00~16:00(L.O.15:30)、ディナー17:00~21:30(L.O.20:30)無休
お問い合わせ:0460-83-8107
https://itoh-dining.co.jp/gorabrewery/sp/index.html
箱根 ゆとわ
〒250-0408
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-27
箱根登山鉄道「強羅」駅から徒歩5分
料金:1泊¥17,150~(スタンダードツインルーム 2名1室利用の場合のお1人様料金)
問い合わせ:0460-82-0321(10:00~19:00)
https://www.hakoneyutowa-hotel.jp/
彫刻の森美術館
〒250-0493
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
箱根登山鉄道「彫刻の森」駅から徒歩2分
箱根登山バス・伊豆箱根バス「二の平入口」から徒歩5分
営業時間:9:00〜17:00 年中無休
お問い合わせ:https://www.hakone-oam.or.jp/contact/
https://www.hakone-oam.or.jp/
NARAYA CAFE
〒250-0404
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下404-13
箱根登山鉄道「宮ノ下」駅 改札を出て坂を下るとすぐ
営業時間:10:30〜18:00(12月〜2月は17:00まで)
定休日:水曜日・第4木曜日
お問い合わせ:0460-82-1259
https://naraya-cafe.com/