10月中旬、双子の息子の弟のほうだけを連れて、宮崎に嫁いだ親友に会いに行ってきました。
(わが家では定期的に“ひとりっ子時間”を設けて、パパまたはママを独り占めできる時間をつくるようにしています)
2年ぶりの再会ということで、積もる話ありまくり!
今回はがっつり宮崎観光をするというよりも、友人と濃密な時間を過ごすことを最優先事項にしていました。
家族旅行というと、どうしても子ども中心のスケジュールになりがち。
でも、日常を少し離れて、ママも心からくつろげる時間を過ごしたい——。
そんな願いを叶えてくれるのが、宮崎市中心部に佇む「THE MEIBIA MIYAZAKI(ザ・メイビア ミヤザキ)」です。



建築を手がけたのは、世界的建築家・隈研吾氏。
木や石などの自然素材を活かした館内は、シンプルでありながら温かみがあり、どこにいても心が静かに整っていくような空間。
外の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな光と香りに包まれて、チェックインの瞬間から“旅モード”に切り替わりました。
ホテル全体でわずか30室というスモールラグジュアリーホテルならではの特別感も魅力のひとつ。
ロビーから客室まで、過剰な演出のない静けさが心地よく、まるで自分たちだけの別荘に滞在しているような感覚に。
今回宿泊したのは、オープンして1年の新館にあるプレミアムスイートルーム。




和室と洋室がゆるやかにつながる約100平米の広さで、子どもが畳の上でゴロゴロしたり、オモチャを広げたり。
親子それぞれが好きな場所でくつろげる、ゆとりある間取りです。
室内には足を伸ばせる広いジャグジーが完備されていて、これには子どもも大喜び!
大人も子どもも滞在中に何度も入って、疲れを癒すことができました。
今回宿泊したお部屋のアメニティはすべて「ブルガリ」で統一され、ふわっと香る上品な香りにママの気持ちも満たされます。


(もちろん子ども用のアメニティも♡)
滞在中に何度も利用したのが、宿泊者専用のラウンジ。




昼間はコーヒーやジュースを、夜は豊富に取り揃えられたお酒を自由に楽しめる“オールインクルーシブ”スタイルです。
夕暮れどきにお菓子をつまみながら乾杯したりと、贅沢な時間を過ごすことができました。
さらに、客室の冷蔵庫の中身やスナック菓子までも無料という太っ腹なサービスも。
夜のお楽しみに、小さな幸せを感じる瞬間でした。
そしてもうひとつのおすすめは、10月末まで営業している温水プール。


プールサイドにはデッキチェアもあり、ママはドリンク片手に読書を楽しむのも◎。
子どもを見守りながらも、自分の時間を持てるのが嬉しいポイントです。
食事も、滞在の満足度を高めてくれる大切な要素。
朝食は、和洋さまざまなメニューの中から好きなものを選べるセミビュッフェスタイル。
焼き立てのパンや地元野菜のサラダなど、どれも丁寧につくられていて、1日の始まりを気持ちよく迎えられます。





夕食はホテル内のレストラン「薪焼と鉄板焼 フォレスト」での鉄板焼きコース。





シェフが目の前で焼き上げる地元の旬の食材の香ばしい香りに、子どもも思わず身を乗り出していました。
音や香り、出来立ての味わい——五感で楽しむ食体験に、家族みんなの笑顔がこぼれるひとときでした。
何より印象的だったのは、スタッフの方々のさりげない気配り。
子連れでも居心地よく過ごせるよう声をかけてくれたり、食事のタイミングを気にしてくださったり。
「上質だけど気取らない」そのやさしさが、滞在全体をよりあたたかいものにしてくれました。
「THE MEIBIA MIYAZAKI」は、ママの“自分を取り戻す時間”と、家族の“絆を深める時間”の両方を叶えてくれる場所。
「子どもがいるから高級ホテルは無理」と思っていた気持ちが、いい意味で覆される滞在でした。

日常を少し離れて、心をゆるめる休日を。
宮崎のやさしい風と、「MEIBIA」の穏やかな空間に包まれて——。
また季節を変えて訪れたくなる、わが家のお気に入りホテルです。

Instagram:@shiho_takechi

























