profile この人たちに聞けば間違いなし! 子連れ旅のプロをご紹介
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子連れ海外攻略法その1 移動中はたっぷり睡眠を フライト時間に注意せよ!
子どもの就寝時間に合わせる
「飛行機の出発時間をできるだけ就寝時間に合わせる。夜中に出発する便だとベビーカーで寝たまま連れて行き、そのままバシネットへ移動できることも。家でいつものようにお風呂も済ませると日常のペースで寝てくれます」(杉本さん)
「前日は比較的夜更かしをするとフライト中に寝てくれるので安心です」(山田さん)
深夜便 or 早朝便
「深夜便もしくはものすごく朝早い便がおすすめです。飛行機に乗る前は、空港のキッズスペースで遊ばせるなどして寝るのを先延ばしに。現地に着いたときの時間も気にして予約します。子どもは時差ボケが比較的少ないですが、それでも夜中に寝ないとか、朝早く起きちゃうということが多々ありました」(山根さん)
「フライト時間はできるだけ夜がおすすめですが、午前の早い時間も意外とよかったです。早い時間に乗る場合、起床時間も早くなり、搭乗したあと少しすると軽食が出てきて食べ終わる頃にちょうど眠くなります。機内のライトも暗くなってそのまま数時間寝てくれるというパターンになるので、意外と早い時間(AM9時頃)のフライトもおすすめです」(天沼さん)
トランジットが気分転換に
「ベトナム・フーコック島までトランジットを含めて13時間ほどでしたが、トランジットの時間が意外と気分転換になってよかったです。お土産屋さんを回ったり、レストランで食事をして過ごしました」(山田さん)
子連れ海外攻略法その2 前方or後方が狙い目! 座席の選び方
広々使える前方&バシネットは予約必須!
「列のいちばん前の席は必須! バシネットが使えるのもいいですし、スペースがあるので足もとにレジャーシートを敷き、遊べる空間をつくったのが効果的でした」(天沼さん)
「バシネットの便利さはもちろん、足もとが広いので荷物の出し入れや、抱っこした状態でも圧迫感がなく快適でした」(若松さん)
後方のギャレー近くもおすすめ!
「後ろ寄りの方が子連れも多いですし、泣いたりぐずったりしたら、飛行機のいちばん後ろのギャレー(台所スペース)にすぐ避難していました。そこには同じような赤ちゃん連れが集まっていて、妙な連帯感がありました(笑)」(杉本さん)
トイレにすぐ行ける通路側を
「窓際で景色をみたいのは山々ですが、トイレにすぐ行けるように通路側を選びました」(山田さん)
子連れ海外攻略法その3 いよいよ搭乗! 機内で快適に過ごす方法
離陸時は授乳で耳抜き
「息子が赤ちゃんの頃にハワイに行った際は、飛行機で離陸時にミルクをあげると耳抜きの代わりになると聞き、飛行機が発進する直前からミルクをあげました」(杉本さん)
リラックスウェアでゆったり
「できれば寝る時間を増やしたいなと思っていたので、Tシャツにレギンスのようなリラックススタイルに。エアコンが寒い場合は、ブランケットを借りることもできます」(杉本さん)
「ジャージやスウェットなどの動きやすいものを着用。フライト中は夏でも寒くなるので、羽織ものは絶対に持っていきます」(山根さん)
キッズミールを利用
「ロンドンもカナダもJALのキッズミールを利用しました。どちらもとても対応がよく安心して食事ができました」(天沼さん)
「便のベビーフードだったので、飛行機で食べない場合は持ち帰りもできて便利でした」(若松さん)
「わが家は毎回利用しています。デザートやくだものなども付いていて、食べたくないときは残しておけばあとで食べることができるので助かっています」(山根さん)
子連れ海外攻略法その4 遊び道具はマストハブ! 機内であるといい持ち物
100均アイテムを大量買い!
「100円ショップで子どもが遊べるシールや塗り絵、折り紙、パズルなど¥3,000分ほど買い込みました。子どもが飽きることなく遊べたので用意してよかった!」(山田さん)
機内用の着替えは多めに
「息子が1歳の頃は、機内で出してもらうジュースを3回こぼしてしまい着替えがなくなるという事態に……。着替えを多めに機内に持ち込んでおくのがいいかもしれません」(杉本さん)
足もとをフラットにするフットレスト
「膨らませて使うタイプのフットレストを持って行き、座席をフラットにしています。簡単に空気を入れられるタイプのものなのですぐ膨らみますし、大人も足を伸ばせて快適です。3人席に座ることが多いのですが、2つ出してみんなで使ってます」(山根さん)
子ども用ヘッドフォン
「動画を見る用に子どものヘッドフォンがあるといいなと思います。機内で音を出すと周りに迷惑になるので、機内サービスでもらったヘッドフォンがものすごく活躍しました。小さな子だとサイズが合わない可能性があるので持ち込むといいかもしれません」(杉本さん)
ビジーボードが大活躍!
「知育用玩具のビジーボードはボタン、バックル、靴紐、ジッパーなどいろいろな仕掛けがあって、狭い空間でも遊びやすく持ち運びも便利でよかったです」(若松さん)
事前に動画をダウンロードしてiPadに保存
「Wi-Fiを繋げなくても動画が見れるよう、事前にiPadに好きなアニメを10話くらいダウンロードしていきます。スイッチもWi-Fiなしで使えるので重宝!」(山根さん)
空港の本屋さんで本を調達
「出発前に空港の本屋さんで新しい本を必ず買っています(付録付きの雑誌などで時間稼ぎができるもの)。普段よく読んでいる本も持っていきますが、新しい本を買うと新鮮な気持ちで遊べます!」(山根さん)
子連れ海外攻略法その5 子ども優先でチョイス! ホテルの選び方
プール付きはマスト
「ベトナム・フーコック島でのホテルは、プール付きはマストで選びました。5歳と2歳の子どもはプールがあれば楽しめるので!」(山田さん)
キッチン&ランドリー付きが便利!
「息子が1歳半のときに行ったパリから南仏の旅のホテルは、なるべくキッチン付きのところを選びました。子ども用の簡単な調理ができますし、ゆっくりディナーを楽しみたいときも便利です」(山田さん)
「宿泊場所はホテルに限らずAirbnbをおすすめします。子連れ海外にはキッチンとランドリーはマストだと思うので、暮らすように滞在できるAirbnbが快適です」(天沼さん)
「ポルトガルは長期滞在だったので、Airbnbを利用してキッチンやランドリーなどひと通り揃っているホテルを選びました。キッチンがあると離乳食づくりができるのと、哺乳瓶を洗ったりしやすいので便利です。夜は息子が早く寝るため、外食は減らして自分たちで料理をして部屋で食べることも。長期滞在だと洗濯洗剤、ピンチハンガー、子ども用ハンガーもあると便利。ランドリーがあれば持っていく服も少なくてすむので荷物を軽くできます」(若松さん)
いつも同じホテルに泊まる
「わが家のマイルールで同じホテルを選ぶことが多いのですが、部屋やサービスが似ているので安心できます。海外だと、ホテルの場所が治安のいいエリアにあるかなども先にチェックします」(杉本さん)
子連れ海外攻略法その6 ベビーカー持って行く? 現地であるといい持ち物
ベビーカーはマスト!
「2歳児にはベビーカーは持って行って大正解でした。『Joie』のベビーカーは軽量でおすすめです」(山田さん)
「長男は本当に歩かない子だったので、どの国に行くにもベビーカーはマストでした。荷物置きにも荷物をたくさん入れて、それはそれで重宝しました。日本に比べて公共交通機関はバリアフリーが整っていないので、ベビーカーを持ち上げて移動する覚悟は必須です。ハワイだけはバス移動でベビーカーでも楽でした」(杉本さん)
「エレベーターがないところも多いのでベビーカーの場合は注意が必要。抱っこ紐の方が便利な場合もあります」(若松さん)
ベビーの食事
「無添加のフリーズドライのお味噌汁と、尾西のアルファ米を持参しました。海外だと簡単に食べられる安全な日本食がすぐには手に入らないことも。大人も海外に長旅をすると日本食が恋しくなるように、子どもにとっても現地の味だけでなく日本の味も必要だと思っているので、毎回必ず持参しています!」(山田さん)
「パックごはんはとても助かりました。ヨーロッパ圏だったので現地調達はとくに難しく、たくさん持って行って正解でした! 調味料を持って行くのも忘れずに」(若松さん)
即席子どもイスになるチェアベルト
「ベルトがないハイチェアに座らせるとき用のチェアベルトは持って行って正解でした。基本的に子ども用のハイチェアはあるのですが、年齢的に長時間座っているのが難しく座るのが安定しないので、ハイチェアにベルトを付けることで落ちる心配もなく急に立ったり座ったりといったことも防げます。かなり安心感があり、落ち着いて食事をすることができました」(天沼さん)
体温計やお薬セット
「旅行先で何があるかわからないので、出発前に日本でかかりつけ医を受診し、必要になりそうな薬はすべて処方してもらい持って行きました。体温計、鼻水吸い器などももちろん持参」(天沼さん)
両手が空くレインコート
「ヨーロッパは雨が多いので、傘をさしていると子どもを連れて歩くのが大変! 全員レインコートで行動します」(山根さん)
子連れ海外攻略法その7 子連れでどこ行く? なにする? 現地での過ごし方
現地の子どもたちの遊び場へ
「動物園や科学館、図書館など現地の子どもも行きそうな場所をプランに散りばめました。大人が行きたい場所に行ったあとは子どもが行きたい場所へ行く! など公平にするとトラブルが少ないかも」(杉本さん)
「まず最初に子どもが遊べる公園で思いっきり遊ばせてから、自分たちが見たいところに行くのがベスト。どうしてもゆっくり見たいお店や美術館などでは、パパと手分けして、ひとりはカフェで子どもと一緒にいて、もうひとりはゆっくりショッピングやアートを楽しみます」(山根さん)
とにかくプール三昧!
「ベトナム・フーコック島では、朝はホテルのブュッフェ、そのあとプールで過ごし、ランチしてお昼寝してまたプール、そんなプール三昧な旅でした。合間に現地のナイトマーケットなども挟み、異国の文化を見てもらうことも目的でした」(山田さん)
美術館巡り
「まだよく理解できない年齢でも、ヨーロッパの美術館は子どもに寛容なのでおすすめです。ロンドンでは『TATE BRITAIN』、パリでは『MUSEE D’ORSAY』、『FONDATION LOUIS VUITTON』に行きました。海外の美術館では子どもと手を繋いでいなくても一度も注意されたことがなく、“転ばないように気をつけてね”であったり“なんて可愛い子^^”といって、さりげなく絵の前に立ってぶつからないように配慮してくれたりします。日本も海外も全員が全員ではないと思いますが、海外ならではの気遣いがあり子連れでの鑑賞も楽しめました」(天沼さん)
事前にリサーチしたレストランへ
「レストランなど食事場所は事前に日本でリサーチし、メールで子どもがOKか、ハイチェアがあるかなどを細かく調べておくといいです。とくにロンドンは人気のお店は予約必須なので、夜のレストランはすべて事前もしくは現地で予約しました」(天沼さん)
番外編 みんなの体験を教えて! 子連れ海外旅行の成功&失敗エピソード
ドレスコードは守るのが吉!
「ロンドンでちょっと背伸びしたアフタヌーンティーに子連れで行ったのですが、みなさんしっかりドレスコードを守っていました。私たちは、まあ観光客だし大丈夫かな? と思ってカジュアルな格好で行ったので、浮いてしまっていました……。息子も静かにしないといけない雰囲気に機嫌が悪くなり最悪でした。もっと調べて準備していればよかったなと思います。いい経験になりました」(杉本さん)
子ふたりでも恐れることなかれ!
「2歳の娘がおてんばで長男より手の掛かる子なので心配していましたが、旅行中は刺激的で新鮮な環境に飽きなかったからか普段よりもワガママを言わず、親の心配をよそに大変な点はあまりなかったです」(山田さん)
2歳頃までなら親目線で行きたいところへ
「LAの旅行時は息子が5ヵ月で、ほぼ抱っこ紐に入っていたような気がします。食事もミルクだけで済んだので楽でした。パリから南仏の旅は、息子がまだ1歳半でしたので、今のようにプールマストとかはなく、大人の行きたい場所メインでスケジュールを立てました。南仏リュベロン地方をレンタカーで周る旅はほんっとに最高で、またいつか家族で行きたい場所です。2歳くらいまでの旅は親の目線でスケジュールが立てられるのでおすすめかもしれません」(山田さん)
現地調達できないものも……
「現地調達しよう! と思っていたもの(ハンドソープやキッチンスポンジ、洗濯洗剤など)がスーパーが遠かったり置いてなかったりで困りました。あとヨーロッパではポケットティッシュが日本のものと質感が違い使いにくかったので、ティッシュ類は多めに持っていくのがおすすめ」(若松さん)
「カナダのときは粉ミルクが途中で足りなくなり現地調達しようとしたところ、粉ミルク不足で薬局を何軒も回って探すハメに……。お尻ふきやウェットティッシュなどは日本の方が断然安いので、多めに持って行った方がいいと思います。逆に日本から離乳食やお菓子をたくさん持っていきましたが、ヨーロッパのほうがフードもお菓子も種類が豊富にあったので、現地調達でもよかったかもしれません」(天沼さん)
時差ボケに注意
「現地に到着して最初の数日間は時差ボケなどが起きるため、夜泣きがひどかったです。旅行前は十分に休息をとってから出発されることを強くおすすめします……!」(天沼さん)
子どもから目を離さない!
「フランスに行ったとき、子どもがベッドの上で跳ねていて、滑って転んでサイドテーブルの角で思いっきり頭を打って切ってしまい、救急車。5針縫いました……。いつもと違う環境かつ、子どもはいろいろなことに興味津々なので、常に見ておくことが大切です」(山根さん)
事前準備やホテルの選び方など、子連れ旅のプロが伝授してくれたポイントを押さえれば、旅の楽しさも倍増すること間違いなし! 子連れ海外旅行をたっぷり楽しんで♪