01『柚木さんちの四兄弟。』
互いを思い合う、4兄弟の関係性に胸を打たれる!
『柚木さんちの四兄弟。』著者:藤沢志月(小学館)
突然に両親を亡くした柚木家の4兄弟の生活を描くホームコメディ。人一倍努力家な長男、長男を支えるクールな次男、次男にライバル心を燃やす三男、実は誰よりも大人な四男。自分より相手を気遣うやさしさ、悩みながらも一生懸命がんばる健気さ、それがなかなか伝わらない不器用さ……個性豊かだけど、どこか似ている兄弟たちをあたたかい気持ちで見守りたくなる。
02『よつばと!』
童心に帰れる! 悩みも吹き飛ばす爽快なおもしろさ
『よつばと』 著者:あずま きよひこ(KADOKAWA)
「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」をコンセプトに、何事にも全力投球な5歳児・よつばちゃんととーちゃん(父ちゃん)たちの日常を描く。2006年に「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」、2016年に「第20回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞し、海外でも根強い人気を持つ。セリフが少なく、1話完結型でサクサク読めるから、長編が苦手なママも楽しめるはず。
03『ママはテンパリスト』
ヤンチャ息子の一挙手一投足に抱腹絶倒!
©東村アキコ/集英社
『ママはテンパリスト』 著者:東村アキコ(集英社)
数々のヒット作を生んだ東村アキコさんが、息子・ごっちゃんとの日常をコミカルに綴る育児漫画。「育児に役立つことは一つも描いていない(作者談)」と語りながらも、「あるある!」と笑ってしまうエピソードや「こうであるべき」と考えがちな母親像を一刀両断していく痛快さは、疲れたママの心を軽くしてくれるはず。2011年「文化庁メディア芸術祭マンガ部門」審査委員会推薦作品。
04『甘々と稲妻』
「食」を通じて絆を深める、父と娘の物語
『甘々と稲妻』 著者:雨隠ギド(講談社)
妻を亡くしたシングルファザーの高校教師・犬塚と愛娘のつむぎ。料理が苦手で味オンチながらも、愛娘においしいごはんを食べさせようと奮闘する子育て&グルメコミック。子ども心に父の忙しさを理解し、コンビニ弁当を文句を言わずに食べ続けたつむぎが、手づくりの食事に顔をほころばせる姿は必見! 作中に登場するメニューのレシピも付いているので、ぜひ家庭でも試してみて!
05『からかい上手の(元)高木さん』
パパをからかうママと娘の丁々発止が笑える!
『からかい上手の(元)高木さん』 著者:稲葉光史 原作:山本崇一朗(小学館)
主人公のことを好きなあまり、ついからかってしまうヒロイン・高木さんとの恋模様を描いた『からかい上手の高木さん』。そのふたりが結婚した後の様子を、愛娘・ちーちゃんを加えて描くスピンオフ作品。口が達者な娘のさらに上をいく高木さん(結婚して西方さん)の切り替えしが小気味よく、思わずクスリと笑ってしまうはず。子どもとの会話の参考になるかも…!?
06『セブンティウイザン 』
強い夫婦愛で、超高齢出産を乗り越える!
『セブンティウイザン』 著者:タイム涼介(新潮社)
70歳の妻の妊娠を機に、子どもを諦めていた老夫婦が手を取り合い、親になっていく姿を描く感動作。出産への妻の強い意志、彼女の身を案じながらも父としての覚悟を決めた夫の姿、自分たちの寿命と子どもの成長への憂いは胸を打つものがある。育児教室で腰を痛めるなど、切ないながら笑ってしまうエピソードにも注目!
07『梅さんと小梅さん 親友はおばあちゃん』
癒され度100%!
おばあちゃんと孫のノスタルジックな日常風景
『梅さんと小梅さん 親友はおばあちゃん』 著者:ホンマ ジュンコ(KADOKAWA)
昭和50年代の秋田県を舞台に、梅さんと孫の小梅ちゃんの暮らしを描くイラスト形式の物語。懐かしいオモチャやお菓子、おばあちゃんの知恵袋……どこか懐かしいエピソードや、仲よしのおばあちゃんと過ごす素敵な日常を、やわらかなタッチのイラストと手書きの文字で綴る。忙しない毎日に疲れた時に読んでほしい一冊。読後は、ふと祖父母に会いたくなるかも。
08『ヨチヨチ父 とまどう日々』
新米パパ目線のあるあるが満載!
気軽に読める「育父書」
『ヨチヨチ父 とまどう日々』 著者:ヨシタケ シンスケ(赤ちゃんとママ社)
「もう脱げない」などの人気作を手掛ける絵本作家・ヨシタケ シンスケさんが、新米パパだった時の育児エッセイ。首が座ってないわが子の抱き方がわからないなど、気づきや戸惑いを率直に書き綴る。着眼点が特徴的なヨシタケワールドも炸裂! パパはもちろん、ママが読んでも「パパってこんなこと考えてるんだ!」と気づくきっかけになるかも。これから出産を控える夫婦にもおすすめ。
気楽に読めて、ほっこりした気分を味わえる「家族」にまつわるマンガは、忙しい日々の癒しになるはず。「最近、マンガを読んでないな……」という人は、マンガ選びの参考にしてみて!