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    こんな部屋に住みたい! 素敵なお家のつくり方[陶芸家・吉田直嗣さん&Drawer・吉田薫さん邸]

    こんな部屋に住みたい! 素敵なお家のつくり方[陶芸家・吉田直嗣さん&Drawer・吉田薫さん邸]

    憧れの素敵な家。そっくり真似はできなくても部分的に取り入れることはできるはず。子育て真っ只中の家族の素敵な家に、部屋ごとのこだわりをお聞きしました。リビング、子ども部屋、ベッドルーム、バスルーム……。アイディアを取り入れて、住まいづくりをさらに楽しもう! 自宅とアトリエをひとつにした、陶芸家・吉田直嗣さんとDrawer・吉田薫さん邸をご紹介します。

    陶芸家 吉田直嗣さん・Drawer 吉田 薫さん邸

    森の中に暮らす。それを最大限感じることができる家づくりに

    [DATA:NAOTSUGU & KAORU YOSHIDA]
    FAMILY……4人家族(パパ、ママ、長男13歳、次男8歳)
    HOUSE TYPE……一軒家/注文
    HOUSE DETAIL……築2年/97.3㎡/2LDK

     

    森を大きく近く取り込み
    風通しのいい、器のための家が完成

    ご自宅へと向かう階段を登ると、豊かな森の中に凛とした佇まいの一軒家が現れる。玄関に入ると廊下が続き、その向こうには眩しいほどの緑が広がっている。6mある窓のおかげで、家の中に入ったのではなく、まるで森の中に戻ってきたかのよう。
    「2003年にこの土地に引っ越してきたのですが、自宅とアトリエは隣接しつつも別の建物でした。この場所を気に入っていて、他に引っ越す気持ちはなかったので、2年前に建て替えることを決意。〝この環境を最大限生かした家にしたい〟という想いは、夫婦共通。景色を大事にして、大きく窓をとりました」(薫さん)
    「器の取引相手など仕事関係の方が訪れることも多いので、器が似合う家であることも大切な条件。住みやすいけれども、生活感をあまり感じさせないアトリエのような自宅にしたかったんです」(直嗣さん)
    その言葉の通り、ダイニングテーブルに座ると、美しい風景とオープン棚に並ぶご自身の器に目を奪われる。
    「森にすっと馴染みながらも、山小屋すぎないという中和されたバランス感にこだわりました」(直嗣さん)
    誰もが深呼吸したくなる、森との境界線が薄い家。


    [リビング]

    高い天井と大きくとった窓が無条件に気持ちがいいリビング。時期や時間帯によっては、鹿やタヌキなどを窓の外に見かける日も。床や黒い窓枠が、シャープな印象をプラスしている。家族だけでなく来客も多いリビングは、できる限り物を最小限にして生活感を抑える。


    「2階建てにすると、森の中で存在感がとても強い。そうはしたくなかったので、2階建てだけど、普通の住宅より低めの屋根にしました。平屋への憧れもあったので」


    壁の中に正方形の窓をつくったことで、森の景色がまるで絵のよう。大きな窓とはまた違った形で、森の美しさにアプローチ。壁には絵やドライフラワーが無造作に置かれている。


    2階の子ども部屋から見たリビング。家族の気配を常に感じられるオープンなつくり。薫さんはこの床でドローイングもしている。


    「窓が大きいのでカーテンはつけていません。眩しいダイニングテーブルだけ遮るようにフックをつくり、下の窓だけ布をかけています」


    建て直す際に買い足したのは、家電のみ。カール・ハンセンの椅子は家を建てた記念として購入したそう。家にとても似合っている。


    [子ども部屋]

    2階にある子ども部屋。ちょっとした屋根裏部屋のような雰囲気が、居心地の良さにつながっている。壁で仕切ることなく、ベッドや机を置く位置で2人のスペース分けを。「子どもの気配を感じるつくりにしたかったんです」。その言葉通り、オープンさとプライベートをうまく両立した空間に。


    兄弟のベッド2つが並ぶ。収納が少ないので、ベッドの下が丸々収納スペースになっている。美しい景色が見える窓もベッド横に2つ並ぶ。


    それぞれの机まわりがプライベートスペースに。「リビングにいても、今ゲームしているな、など気配で何をしているか分かります」


    柱を生かしてハンモックを吊るしている。家の所々に黒が効いているが、子ども部屋の家具も黒がポイントになっている。


    本棚やボードも黒で統一することで、子ども部屋もリビングの雰囲気と統一。他の部屋同様、収納は少なくシンプルなつくり。


    [キッチン]

    極力シンプルなつくりに。「収納がとても少ないのですが、別にミニマルな暮らしにこだわっているわけではないんです」。ステンレスで統一し、業務用スペースのような無機質な空間に。それも家を建てる際の希望“生活感をあまり感じさせない家”につながっている。


    キッチンツールは吊るす収納。よく使う一軍がここに並ぶ。ギッシリと並べるのではなく、余白をつくることが美しいキッチンを保つ秘訣。


    奥にあるガスボンベは炭酸水をつくるために購入したそう。「暑い日は家族中が炭酸水を求めるので、思い切って購入したばかり(笑)」


    [シェルフ]

    自宅食器棚はあえてオープンにして、器を飾る場所に。白と黒の美しい器が並ぶ。「自分の器を日常でリアルに使うことで感じることがあるんです。それが次の作品につながっていくことも」。下に並ぶカゴには、細々とした日用品を収納。布をかけて目隠しを。


    吊り下がった大きなドライフラワーは、「VOICE」という行きつけの花屋で一目惚れしたもの。ダイナミックなアクセントに。


    細々としたものはカゴ収納。「一応カゴごとにカテゴリー分けしていますが、その差は私にしか分からないかも(笑)」と微笑む薫さん。


    \ MY COMMITMENT POINT /
    こだわりのポイント!


    POINT 1……LIGHT
    「夫婦どちらも暗めの灯りが好きなのでライトは全て間接照明に統一。ここも黒のアイアンに」。建て替えの際に、相談して作り付けに。


    POINT 2……SWITCH
    「僕がこだわったのが、実はこのスイッチボタン」。こだわるあまり、自分たちで探して取り付けたそう。ここにも黒が使われている。

    photography/Wakana Baba edit&text/Maki Kakimoto
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