主婦・浅山智美さん
リノベーションが想像を超えた広い空間を実現してくれた
FAMILY……4人家族(パパ、ママ、長女2歳、長男0歳)
HOUSE TYPE……マンション
HOUSE DETAIL……分譲/築45年/54.14㎡/1LDK
54㎡という空間を、
最大限広く使うアイディアの宝庫
54㎡とは思えない広々とした浅山さん宅。可能な限り仕切りをつくらず、空間を最大限広く使っている。「駅から近く、見晴らしが良かったので購入を決めたマンション。リノベーションするにあたり、雑誌で「Small Design Studio」の大内さんの部屋に一目惚れ。実際に見に伺っても理想に近かったので、大内さん宅をベースにつくって欲しいとリノベーションを依頼しました。色の統一感がとても心地良く、収納の多さもとてもありがたい。機能性にとことんこだわってつくって頂いていますが、飾り棚やマグネット壁など、遊び心もバランス良く加わることで温かみもあるんです。床材の変化で、リビングとダイニング&キッチンを分けたのも大正解。壁がなくても、スペースごとの気分が自然と変わります。何よりも子どもたちが心地良さそうに過ごす姿を見るたびに嬉しくなります」
[リビング]
リビングとキッチンに仕切りをつけず、床材の変化と小さな段差によって、空間に変化を。広いスペースはないので、奥行きのあるソファは作り付けに。クッションを持ち上げると、ソファの下はたっぷりとした収納スペース。寛ぐ場所であるリビングは、床に座ってリラックスできるようにカーペットを敷いている。
「建築家・大内さんがつくってくれた、スペースの仕切り、収納、足場、など多目的に使える木のボックス。今はオモチャのキッチン台として使用しています」
[キッチン]
一段持ち上がっているキッチンスペースの床は、汚れが目立たないグレイッシュなタイルに。他の家事などでも幅広く使えるように、部屋の広さに対してキッチンは大きめにつくった。料理だけでなく、ここは家事コーナー。飾り棚には、夫婦が愛するでも器が美しく並ぶ。
リビングとキッチンが隣接しているので、寛ぐ場所の中に存在する場所としていられるよう、水回りの上は収納ではなく飾り棚を。
キッチン&ダイニングとリビングスペースの仕切りは、異なる床材と段差。「床の効果か、子どもがオモチャをキッチンの方には持ってきません」
リビングとダイニングの仕切りのような存在の壁は、リビング側から見るとちょっとした棚に。お気に入りの本を並べている。
[収納]
玄関からリビングにつながる廊下部分の壁はほとんど収納となっている、収納壁の向こう側はベッドルーム。下の段は廊下側から開けられ、上之段はベッドルーム側から開けることができる。
[バスルーム]
清潔感が大切なバスルームはシンプルに。リビングやダイニングと同じく、ベージュがかったグレーで統一。ごちゃごちゃしがちな洗面所下は、半分オープンにしてタオルなどを置き、扉をつけた部分には細々としたものを収納。オープン棚があることで抜け感が加わる。
\ MY COMMITMENT POINT /
こだわりのポイント!
POINT 1……MAGNET WALL
子どもが遊べるマグネットの壁。子どもの手が届く高さより上の部分は、マグネット壁ではなく、切り替わっている。
POINT 2.……STORAGE
ソファの角部分も、木板を外すと深く大きな収納スペースに。今はオムツ入れとして大活躍している。