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FAMILY:4人家族(パパ・ママ・長男11歳・次男7歳)
HOUSE TYPE:一軒家/注文
HOUSE DETAIL:居住歴4ヵ月/495.03㎡(延床面積93.80㎡)/1LDK
AREA:神奈川県逗子市
こだわりの住まいについて
サンダーバードの秘密基地を
崖の下で再現したい
神奈川・逗子の山手に関さん家族が新居を建てたのは2024年7月のこと。15年も空いていたという雑草だらけの空き地を購入した理由を伺うと、「サンダーバードの秘密基地をつくりたかったから」というユニークすぎるアンサーが返ってきた。その言葉どおり、関さんの新居があるのは逗子の山間の切り立った崖の下。まるで岩に埋め込まれた要塞のように、岩肌から建物が飛び出している。その佇まいに直面した来客は、だれもが驚くそう。
住居に入るには急な坂道を登り、石が転がっている道も上がらなくてはいけない。小学校に通う子どもたちは毎日ここを往復しているとのことで、さぞ足腰がしっかりしてくるだろうと想像できる。まさにアクティブな男児たちを育てるには絶好のロケーション。
LIVING & DINING
逗子の自然を享受できる
大パノラマのリビング
狭めの廊下を進むと視界がパッと開いて、リビングの向こうに大パノラマが出現。角部屋の壁を全面窓にすることで、高台の住まいから下に広がる風景を一望できる形になった。日が暮れると、暗闇の中に路面電車が浮遊するように走り抜け、その幻想的な様子はまるで「銀河鉄道の夜」。どこまでも物語の延長線上にある関邸なのだ。
KITCHEN
子どもが作業しやすいように
広々としたテーブルをオーダー
家族団らんのためのキッチンは、ママだけでなく、家族全員が参加できる空間に。通常より幅を広めに設定したテーブルをオーダーメイドしたことで、みんなが集まってワイワイ調理しやすいスペースになった。
KIDS ROOM
将来は部屋の中央を仕切って
個々の空間になるように
漫画好きな長男の棚には、お気に入りのスタメン作品がズラリ。他はロフトへ収納しているとのこと。以前の賃貸住宅では子ども部屋がなかったので、兄弟そろって喜んでいるそう。「子ども部屋は、現在は兄弟で一部屋を使っていますが、ゆくゆくは真ん中で仕切れるように設計しています。天井のハリを出すことで、強度も高めました」
CLOSET
アイディアソースは古着屋から!
天井から洋服を吊るすスタイル
リビングの反対側に位置する部屋は、ウォークインクローゼットに。「天井から床まで鉄パイプを設置して、洋服を三段のポールに掛けられる仕様にしました。もともと古着屋で働いていたので、こういうスタイルで洋服を収納することに馴染みがあったんです」と話す関さん。
WASH ROOM
海辺暮らしで買ってよかった
ガス乾燥機
逗子で暮らしてから最も助かっているのが、ガス乾燥機「乾太くん」。雨の日も雪の日も、これがあるだけで家族4人分の大量の衣類が数時間で乾く。海辺暮らしで買ってよかった生活用品のトップがこちら。
BED ROOM
おこもり感のある寝室で
仕事にしっかり没頭したい
夫婦の寝室には、関さんのデスクを置いて仕事ができるスペースに。「窓のサイズが決まっている建物なので、これ以上大きく窓枠を取ることができず、はじめは小さいなと思っていたんですが、仕事にグッと入り込めるので、これはこれでよかったです」
LOFT
はしごを登った先に広がる
屋根裏の秘密の小部屋
「階段をつくると面積を取っちゃって、そのぶん狭くなるので、はしごにしちゃったんです」と笑顔の関さん。なるほど、そのアイディア、すばらしい! 普段はクローゼットに置いている可動式のはしごを設置して登ると、その先には秘密の趣味部屋が広がっていた。
山肌に秘密基地のように建てられた新居。一見、建設が難しそうな場所でも、アイディア次第でおもしろい住まいが建てられることを教えてもらいました。山間での住居の建設やインテリアの選び方など、ぜひ参考にしてみてくださいね。