

家庭学習のお悩み_03 親が教えると険悪なムードになる……
「わからない問題に当たると、答えだけを聞き出そうとします。親としては、解き方や考え方を示して自分で考えてほしいので説明しようとするが、不機嫌になる。その態度にこちらもイライラしてしまいます」(mary21さん・年長のママ)

横澤さん:うちもすぐに「お母さん教えて!」って言ってくるから、「もう少し自分で考えて」って返してます。読者の方と同じように、理解するまでの過程が大切だと思うし、すぐに聞く癖がついてもよくないとも思うから、答えはなるべく教えないようにしてますね。
親野先生:全部教えることはないけど、少しだったら答えを教えてあげてもいいと思うんです。
横澤さん:えーーーーー!? そうなんですか!?
険悪になるくらいなら教えてOK
成功体験がやる気のきっかけに
親野先生:問題が20個あったとします。20問ってね、子どもには多いわけですよ。そこで「じゃあママが答え教えてあげるから1問やってみよう」と促して、1つだけ一緒に解いたとします。それを2問すれば、もう2問解いたことになるんですよ。
横澤さん:ひとりで解いていないのに?
親野先生:それでも2問は終わって答えの欄が埋まった。こんなことでもリトルサクセスになるんですよ。そこで「じゃあ3問目は自分で考えてみようか」と促すと、やる可能性はぐんと上がる。
横澤さん:答えはすぐに教えてはいけないものだと思ってました……。
親野先生:実は脳科学的に、リトルサクセスを感じたときに、やる気が出ると言われてるんです。

横澤さん:確かに、1問、2問終われば気持ちが乗ってきて、次も!ってなりそうですね。
親野先生:宿題のプリントに取りかかれないなら、「名前だけ書いてみようか」でもいい。
横澤さん:えー! ほんとにそれだけでもいいんですか?
親野先生:名前を書く時点で鉛筆を手に持った、そして名前を書いた、「じゃあついでに1問やろうか」となる可能性は高い。1問解けば「ついでにもう1問」となる可能性もあります。
横澤さん:どうやったらやる気が出るんだろうと思ってたけど、スモールステップで進めたときの小さな成功体験が、やる気を生み出すきっかけになるんですね。

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