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    自分で学ぶ力をつける、自宅学習のススメ~Vol.1 時間管理ができる子になる方法~

    自分で学ぶ力をつける、自宅学習のススメ~Vol.1 時間管理ができる子になる方法~

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    学力の定着や向上に欠かせない毎日の自宅学習。子どもが自分から進んで取り組むようになるために、家庭ではどのようなサポートをすべきでしょうか。Vol.1では、子ども自身による時間の管理法について考えます。

    <INDEX>
    ●読者アンケート
    今どきママに聞きました。
    子どもの自宅学習について教えて!

    ●「自宅学習」のお悩み相談室
    1. 朝と夕方、どちらの時間に学習する?
    2. 未就学児の集中力が続く時間はどれくらい?
    3. 予定時間を延長して取り組んでいるとき、やめさせた方がいい?
    4. 一度でまとめて学習するより、1日の中で分散させた方がいい?
    5. 学習は毎日同じ時間にするのがいい?


    今どきママに聞きました。
    子どもの自宅学習について教えて!

    未就学児をもつKUMON公式インスタグラムアカウントのフォロワーの方々に、自宅学習の有無や学習時間などについてアンケートを取りました。
    (N=1,354)

    自宅学習をしていますか?

    「自宅学習をしている」と答えた人が半数以上を占める結果に。読み書きを習う小学校入学以前から、積極的に学習に取り組んでいる家庭が多い状況が伺えます。

    1日の中での学習時間は決めていますか?

    (学習時間を決めている人に質問)
    いつ学習していますか?

    1位 帰宅後~夕食までの間
    2位 朝食前~登園までの間
    3位 夕食~寝るまでの間

    「学習時間を決めている人」と「決めていない人」の割合はほぼ半数ずつ。「学習時間を決めている人」に時間帯を聞くと、朝食の前後や帰宅後、寝るまでの間などバラつきが見られましたが、中でも一番多かったのがママも比較的時間に余裕のある帰宅後~夕食までの夕方の時間帯でした。次いで多かったのが朝の時間を活用しているという声。また、「学習時間を決めていない」と答えた人も、午前中、正午~夕方、夜など、大まかな時間帯は決めているという回答が目立ちました。

    1日の学習時間はどれくらいですか?

    「15分以内」が約6割という結果に。少しの時間でも毎日続けることを大事にしているママが多いようです。


    教育のプロがアドバイス!
    「学習時間」のお悩み相談

    自宅学習の習慣を身につけるためには、まずは子ども自身が学習時間を管理できるようになることが大切です。そこで悩めるママたちの質問に自宅学習のプロからアドバイスをいただきました。

    <教えてくれた先生>
    石田勝紀さん

    教育デザインラボ代表理事、教育評論家
    1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書『子ども手帳』は子どもが自分で1週間のやるべきことを管理するための手帳で、時間管理ができるようになると話題の一冊。


    <お悩み1>
    朝と夕方、どちらの時間に
    学習した方がいいでしょうか?

    <石田さんからのアドバイス>
    一般的には朝型がいいと言われていますが、
    子どもと一緒にいろいろ試してみましょう。

    「朝の勉強は習慣化しやすく能率が上がりやすいので、一般的には朝型がいいと言われています。でもまずは子どもと一緒に朝と夕方、両方を試してみてください。もし朝なら朝食の前か後か、これも両方やってみたらいいんです。そうすると、子どもも『こっちのほうがいい』となり、自分で決めたことなので自主的に学習するでしょう。決めたけれどもできない場合は、またいろんな時間を試してみましょう。夏バージョンや冬バージョンなど変えてもいいかもしれません。そして続けていく日数を増やしていき、3週間続くのであれば固定化するでしょう」


    <お悩み2>
    未就学児の集中力が続く時間は
    どれくらいですか?

    <石田さんからのアドバイス>
    大人基準で考えず、
    5分なら5分、15分なら15分単位で
    学習時間を組み立てていきましょう。

    「よく『うちの子、集中力がないんです』という言葉を耳にしますが、集中力がないのではなく、学習に対する集中力がないということです。生まれてまだ年数の浅い子どもにとって、やりたくないことをする5分は1日くらいの感覚かもしれません。私は5分しか続かないなら5分で終わることをやればいいと思います。一気にまとめてではなく、5分で完結できることを3回やったら15分です。まずはその子の水準に合わせてスタートしていき、繰り返していくうちにやがて7分になり、10分に延びていくでしょう。大人基準で物事を考えてはダメなんです」


    <お悩み3>
    子どもが学習予定時間を延長して取り組んでいるとき、
    一度やめさせた方がいいのでしょうか?
    集中していたら、そのまま続けてもOK?

    <石田さんのアドバイス>
    集中しているのであれば続けさせる。
    イレギュラーも認めましょう。

    「途中で休憩を入れてまた始めるとなると、せっかくの集中力がブチッと切れてしまうこともあります。私は集中しているのであれば、その時は続けさせるのがいいと思います。何かに集中したり没頭したりする体験は、子どもが自分で考える力を身につけることにもつながるからです。基本は勉強時間とパターンを決めておくのですが、必ずそうしなきゃいけないというのではなく、イレギュラーも認めてあげましょう」


    <お悩み4>
    一度でまとめて学習するより、
    一日の中で分散させたほうがいいですか?

    <石田さんのアドバイス>
    基本的には“まとめてやる”のがいいですが、
    分散する選択肢も残しておきましょう。

    「分散するよりもラクで無駄がないので、基本的には“まとめてやる”のがいいでしょう。でも性格によって向き不向きもありますし、好きな科目や分野にもよります。分散した方が学習が進むのであれば、そうした方がいいと思います。手段はどうあれ、目的としては学習できればいいのですから。そう考えておかないと、親が子どもに『やりなさい』と押しつけることになってしまいます。もし苦手な科目がある場合は、やりたい科目の間に挟みましょう。食べ物でもいきなり苦手なものを食べろと言われても箸は進みませんよね? まずは最初においしいものがあれば食べるという動きができあがって、苦手なものも食べるようになります。でも中には苦手なものの前でやめてしまう子もいるので、最後にまたおいしいものを残しておくんです。学習も同じような原理です」


    <お悩み5>
    毎日同じ時間に学習するのが
    いいのでしょうか?
    平日は朝学習が習慣になっていますが、
    休日はできないことがあります。

    <石田さんのアドバイス>
    習慣になるので、基本は
    毎日同じ時間がいいでしょう。

    「歯磨きと同様に習慣になるので、毎日同じ時間に学習するのがいいでしょう。休日も朝なら朝に学習する習慣が身についていれば自然と朝に学習できるものです。でも時には息抜きもしたいでしょうし、どこかの時間でやればOKという休日バージョンをつくっておくのはありです。そうすれば、『本当は日曜も朝にやるはずなのにやれなかった』という罪悪感を抱かずに済みます。また、休日で時間があるからたくさん学習させようというのはやめたほうがいいです。とくに未就学児や低学年は勉強ぎらいになり、取り返しがつきません。だからいつも私は子どものマインドを最優先に見て、心が上を向かない限りはやらせないんです」


    大人目線ではなく
    子どもの状態をベースに

    子どもが上手く学習に取り組めない様子を目にすると、親としては悩ましく、つい考えを主張したくなるものです。でも子どもが自分で学ぶ力をつけるためには、親が子どもを尊重し、信じてあげることをまず身につける必要があるようです。最後に、自宅学習で親が持つべきマインドを教えてもらいました。

    「親は『きちっとさせなきゃいけない』という大人目線で子どもを見てしまいがちです。でも、まだ数年しか生きていない子どもが大人と同じ水準で物事をこなせるはずがないんです。その時は怒るのではなく、『子どもと一緒に考えよう』というスタンスを持ちましょう。この子はどういう子なのか? 特長は? その特長を生かしてどういう風にアプローチしてあげるといいのか? と、子ども一人ひとりの状態をベースに考えた方がいい。そういった目線で物事を組み立てていけば、たいがいは上手くいきます」


    みんなの自宅学習の
    時間管理の工夫を教えてね!

    素敵な投稿はKUMON公式Instagramで紹介させていただきます。この記事を読んで試したことや、時間管理がうまくいく声がけのアイディアなどを「#kumonfriends」のハッシュタグで教えてください♪


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    media by C.REP CO.LTD

    illustration/Shoko Takahashi text/Shino Suzuki
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