子どもを寝かしつける時間は、1日の中でもゆっくりと親子のコミュニケーションが取れる貴重な時間。そんな幸せを感じるひと時には、子どもと世界を共有できる、絵本の読み聞かせが最適です。ママのやさしい声で語られる物語に、子どもも心地よく夢の世界へ。
6歳~小学生低学年には、ちょっと長い絵本を何回かに分けて読んであげて。夢中になって、そのうち自分ひとりで読み始めるかもしれません。ぜひ、鈴木さんの選書を参考にしてみてください。
おとうさんおはなしして
『雨降りの退屈なある日、ひょんなことから息子にお話をせがまれてお父さんが始めたお話しとは…? ヘンテコで愉快な物語が6つも入っています。佐野洋子さんのユーモア溢れる絵も絶品です』(鈴木さん)
「おとうさん、おはなしして」そうせがまれたお父さんが話し始めたのは、ひとりっきりで住んでいる男の子のお話。創作話に慣れていないお父さんと息子のやり取りが、なんとも微笑ましい一冊です。
佐野 洋子/作・絵 理論社 ¥1,400
ぐらぐらの歯 きかんぼのちいちゃいいもうと
『小さな人と暮らしているとその愛らしさに頬を緩ませることもあるけれど、「もー大変!」と思ったら、この本を開いてください。わがままで奔放なきかんぼのちいちゃい女の子の姿に誰かさんが重なるかもしれませんね』(鈴木さん)
「ずっとまえ、わたしが小さかったとき、わたしよりもっと小さいいもうとがいました。」お姉ちゃんの目線から語られる、おてんばな妹との日常が描かれた10編のお話集。きかんぼで、わがままで、やんちゃな妹の姿が愛情たっぷりに表現されています。
ドロシー・エドワーズ/作 渡辺茂男/訳 酒井駒子/絵 福音館書店 ¥1,100
クレヨンマジック
『「もしきみがたいくつしているのなら、いいことを教えてあげましょうか。」こんな一文から始まる物語。不思議でちょっぴりゾクゾクとして夢中になること間違いなしの一冊』(鈴木さん)
雨の日にあるおまじないをした男の子に、次々と不思議なことが起こる物語。子どもの想像力をかきたてる魅力的なファンタジーの世界が広がります。全て読み終わった後には、思わずおまじないを試してみたくなるはず。
舟崎 克彦/作 出久根 育/絵 鈴木出版 ¥1,200
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理論社 03-6264-8890
福音館書店 03-3942-1226
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