山﨑瑞弥さんの「おにぎり弁当」
「おにぎり1つでも、しっかり栄養が摂れるように材料を工夫しています。普段はなかなか食べない春菊などの青菜も、おにぎりに入れればパクパク食べてくれる。煎り大豆のおにぎりは、きな粉餅みたいな風味と、ポリポリとした楽しい食感でうちの子どもたちも大好きなメニューのひとつ。大豆なので、もちろん栄養も豊富ですよ!」(山﨑さん)
時短弁当 おかずレシピ_01
〈煎り大豆おにぎり〉
大豆が甘く香ばしく、まるできな粉のよう。ナッツ独特のカリッとした食感も楽しい!
[材料] 大人1人、子ども1人分
・ご飯……170g
(大人用90g、子ども用80gを目安に握る)
・煎り大豆(あら刻み)……13g
・塩……少々
[つくり方]
1.ご飯をボウルなどに移し、煎り大豆を入れてさっくり混ぜる。塩をふる。
2.ひと呼吸おいて、大人用、子ども用それぞれのおにぎりをつくる。手のひらに水をつけ、中指の先に塩をつけ、両手を擦り合わせて、手全体に塩をなじませる。手のひらにご飯をのせて、左手、右手、左手、と交互に下にし、手の中でご飯を転がしながら握る。
3.きゅっきゅっと、あまり力を入れずに3回くらい握って形成すると、外はしっかり、中はふっくら食感の三角むすびができる。
時短弁当 おかずレシピ_02
〈春菊と桜エビのおにぎり〉
子どもが苦手な春菊も食べやすい! ミネラルやカルシウムなどの栄養も豊富です。
[材料] 大人1人、子ども1人分
・ご飯……170g
(大人用90g、子ども用80gを目安に握る)
・春菊……1株(25g)
・桜エビ……3g
・塩……少々
[つくり方]
1.春菊を塩(分量外)を入れた熱湯でサッと茹でて、冷水で冷やす。
2.春菊を絞って水気を切り、葉の部分は5mm、茎の部分は3mm幅にザク切りする。
3.桜エビをフライパンで乾煎りする。弱火で1〜2分したら火を止める。
4.ご飯をボウルなどに移し、春菊と桜エビを入れてさっくり混ぜる。塩をふる。
※以下、煎り大豆おにぎりの行程2以降と同様に握る。
時短弁当 おかずレシピ_03
〈豚ヒレ肉のハーブ&米粉ソテー〉
米粉をまぶしているので、外側カリッと。お肉の旨味も流れ出ず、冷めてもおいしい!
[材料] つくりやすい分量
・豚ヒレ肉……150g
・ハーブソルト……小さじ1
・米粉……小さじ2
・オリーブオイル……適量
[つくり方]
1.ハーブソルトと、米粉を混ぜておく。
2.1cm厚にカットした豚ヒレ肉に、1をまぶし、オリーブオイルを熱したフライパンでソテーする。
3.お肉の中心まで火が通るように3〜5分程度焼く。両面に焼き色がついたら完成。
時短弁当 おかずレシピ_04
〈ヨーグルト入り玉子焼き〉
ヨーグルトを入れると、甘みと風味、しっとり感UP! 食べる頃に味が馴染むので、お弁当にベスト。
[材料] つくりやすい分量
・卵……3個
・飲むヨーグルト……大さじ2
・砂糖……大さじ1/2
・塩……ひとつまみ
[つくり方]
1.ボウルに、材料すべてを入れてよく混ぜ合わせる。
2.米油(分量外)を熱した卵焼き器(フライパンでもよい)を弱火にかけ、1を少量ずつ流して広げ、焼いて巻くを繰り返す。
3.焼き上がった 2 を熱いうちに巻きすでしっかり巻き、形を整える。
4.巻きすを外し、6等分に切り、3切れずつお弁当に詰める。
時短弁当 おかずレシピ_05
〈インゲンおかかあえ〉
鰹節を入れることで、醤油の味がしっかり絡む。風味も栄養価も倍増する有難いひと品。
[材料] つくりやすい分量
・インゲン……10本
・塩……少々
・醤油……小さじ1~2
・鰹節……適量
[つくり方]
1.インゲンの両端のヘタとトンガリをとってから、3等分に切る。
2.沸騰した鍋に塩と1を入れて、約2分半茹でる。
3.あら熱が取れたら、醤油、鰹節と混ぜ合わせる。
時短弁当 おかずレシピ_06
〈クミンなめたけ〉
クミンとキノコがベストマッチ! スパイスだけど、子どももOK。ご飯が進みます。
[材料] つくりやすい分量
・エノキ……1株(150g)
・クミン……小さじ1
・オリーブオイル……小さじ2
・天然塩……小さじ1/4
[つくり方]
1.クミンとオリーブオイルをフライパンに入れて、弱火で
2.1〜2分加熱し、クミンの香りが出たら、塩を加える。
3.3等分に切ったエノキを1に加え、1~2分ざっと炒める。
絶対においしくなる
山﨑家のお米の炊き方
お米のプロ・山﨑さんが、圧力鍋を使って、浸水時間なし&朝10分で炊き上がる方法を伝授!
step.1
お米3合をザルに入れ、水を加える。水の中で、やさしく泳がすようにサッと2~3回転洗米する。一度水を捨て、再び水を加えて同じようにとぐ。
step.2
圧力鍋に、1のお米と水600mlを入れて、中火で3分、圧がかかってきたら弱火にして2分で火を止める。そのまま5分蒸らす。
step.3
鍋の圧力表示が完全に下がったら、フタを開け、ご飯をしゃもじで混ぜず、すくいとり、スライドさせるようによそう。
step.4
コツはなるべく早くおにぎりの形を決めること。北陸産のキリっとした強めの塩がお弁当には相性が良いそう。