子ども用傘、いつから持たせる?
子ども用傘を購入するにあたっての注意点や選び方のポイントを老舗レイングッズメーカー『ラインドロップス(株式会社小川)』所属の<アンブレラ・マスター>がレクチャー! 購入前に要チェック!
※アンブレラ・マスターとは…… 傘の機能や正しい使い方などに精通する資格取得者のこと。
「年齢よりも、お子様が傘を雨具としてきちんと使えるかどうかが重要になります。腕の力の関係で開いた傘を長時間持つことが難しい場合は危険です。一度傘を持たせてみて使用が難しいようでしたら、レインポンチョなど傘をささずに雨を防げるレイングッズを使用することをおすすめしています。また、傘を使用するときはお子様から目を離さないようにしてください」
子ども用傘を選ぶポイント
<ポイント1>身長に合ったサイズを選ぼう
「身長85〜105cmのお子様は、親骨サイズ40・45cmがおすすめです。手元の反対側にある傘の先端部分“いしづき”や骨の先にある“つゆさき”が丸くなっていたりと、安全に考慮されています。身長105~120cmのお子様向けのサイズは、親骨サイズ50cm。安全を考慮し、手開き式やクリアな窓が付いているタイプが多くあります。身長120~140cmのお子様は、親骨サイズ55cmがいいでしょう」
<ポイント2> 安全性の高さも大切!
クリアな窓があれば視界を確保できる!
「クリアな窓があることにより、傘によって遮られがちな視界の確保が可能となります。傘に慣れていないお子様や、荷物が多く不安定な状態で傘を持たなければならない通学時などは、クリアな窓のものがより安心だと思います」
つゆさきやいしづきが丸くなっているもの
「お子様の場合、傘自体の重みや風の影響などで意図せず傘を振り回すような状態になってしまうこともありえます。いしづきやつゆさきが丸くなっているものを選ぶことにより、もし人に当たってしまった時も怪我をしにくくなります」
反射板がついていれば夜でも安心
「夜でもドライバーが視認しやすい明るめの色、また、暗い場所で光を反射して光る反射テープや反射プリントが施された傘がおすすめです」
<ポイント3> 開き方は身長に合わせて選ぶのがグッド
身長85〜120cmは<手開き>が安全
「身長85cm〜120cmくらいの未就学児や小学校低学年のお子様は、安全を考慮した手開き式がおすすめです。親骨サイズ40〜50cmのものが、手開き式でいしづきやつゆさきも丸くなっている、安全な仕様のものが多くみられます」
身長120cm以上なら<ジャンプ式>が簡単
「身長120cm以上の小学校中学年のお子様は、簡単に開けるジャンプ式がおすすめです。親骨サイズ50cm以上のものはジャンプ式の傘がたくさんあります」
<ポイント4> 骨が丈夫だと傘が壊れにくい!
「骨の部分が丈夫な素材でできていると強い風が吹いても傘が壊れにくいです。グラスファイバー(ガラス繊維)という素材を使った骨は、軽量かつ頑丈なのでおすすめです。また、カーボンという素材を用いた傘も軽くて強度があります。釣具やゴルフクラブなどにも使用されています」
<ポイント5> 折りたたみ傘はたたみやすさで選ぼう!
「折りたたみ傘の場合はお子さまでも畳みやすい骨の種類“スライド式”をおすすめします。また、共袋の幅に余裕があったり、トートバック型のものですと、上手く畳めなくてもさっとしまうことができます」
<ポイント6> ネームタグがあればなくしにくい!
「子ども用の傘の多くは、傘を巻きつける部分“ネームバンド”に名前を書けるようになっていることが多いです。また、折りたたみ傘でも共袋をランドセルのフックにつけられる仕様のものもあり、そちらもおすすめです」
おしゃれな子ども用傘12選
#1 チョコレートスープ
・chocolatesoup/GEOMETRY UMBRELLA KentarouTanaka/zoo/WHITE
どんな服とも相性がいい、個性が光るモノトーン
着心地や使いやすさにこだわったベビー・子ども服、雑貨を扱う、ハイセンスなセレクトショップ『チョコレートスープ』から、オリジナルデザインの傘が登場。どんなお洋服ともマッチするモノトーンの動物柄は、子どもらしさとファッション性を両立。骨組みには頑丈でさびにくいグラスファイバーを採用しているから、長く愛用できる。
お問い合わせ/チョコレートスープ(03-6412-7331)
#2 チョコレートスープ・MULTICOLOR UMBRELLA
雨の日の気分がパッと明るくなるレインボーカラー
同じく『チョコレートスープ』からレインボーカラーの傘もピックアップ。子どもが手を挟まず簡単に開閉できるセーフティーろくろ仕様なので、小さい子でも安心して使用可能。暗くなりがちな雨の日に気分がパッと明るくなるカラフルな傘で元気にお出かけしよう♪
お問い合わせ/チョコレートスープ(03-6412-7331)
#3 こども ビームス ・ユニセックス 窓付き bロゴ カラー
子どもがワクワクする いっぱいのスターに注目!
ベビー・子ども向けに、セレクト&オリジナルブランドのハイセンスなアイテムを取り揃える『こども ビームス』の傘は、いっぱいのスターとやわらかい書体の「b」ロゴが子どもらしくてキュート。爽やかなブルーは車からもしっかり視認でき、2面つきのクリア窓は視界を広げてくれる。可愛いのはもちろん、ママも嬉しい安心・安全なデザイン。
お問い合わせ/
#4 フライングタイガー ・アンブレラ(キッズ)
立体的なユニコーンが 子ども心をぐっとつかむ!
『フライングタイガー』は、ユニークな雑貨をお手頃価格で販売するデンマーク発のブランド。ユニコーンがモチーフのこちらの傘は、開くと角が飛び出るなんとも斬新なデザイン。これさえあれば、子どもは傘を開きたくてたまらなくなるはず! ほかにもウサギやネコがモチーフの傘もあるから、好みの動物を選んでみよう。
お問い合わせ/03-6804-5723
#5 シップス キッズ ・長傘
上品なチェック柄が ちょっぴり大人
“子どもの笑顔が似合う服”を提案する『シップス キッズ』オリジナルの傘。見た目にも品のあるチェック柄は、ネイビーベースのおしゃれな配色に注目したい。いしづきやつゆさきは丸く、視界を広げるクリアな窓もついているから、デザインは大人っぽくも安全性は子ども向けに徹底されている。傘に慣れていない子どもがスムーズに開閉できる手開き式も嬉しいところ。
お問い合わせ/
#6 イエナアンファン ・スワンミミ別注 DOT傘
お嬢さん見えを叶える 上品なドット柄
“パリに住む女の子”をコンセプトにウェアアイテムや雑貨を展開するベビー・子ども向けのブランド『イエナアンファン』の傘は、子ども向けにおしゃれなレインアイテムを提案するブランド『スワンミミ』の別注アイテム。小粒のドット柄が上品なアクセントとなり、お嬢さん見えを叶えてくれる! クリアな窓は2面つき、親骨は頑丈なグラスファイバーを採用しているから安全性もばっちり!
お問い合わせ/
#7 ビーミング by ビームス ・ドット アンブレラ
おしゃれを叶えてくれる ポップなドット模様に注目
メンズ&ウィメンズ、子ども&ベビー向けに現代のファッションとライフスタイルを提案する『ビーミング by ビームス』オリジナルの傘は、おしゃれなドット柄が目印。クリアな2面で安全性にも配慮されている。写真のほか、グリーン、イエロー系の3色展開で、お揃いのレインウェアや同系色の長靴も充実!
お問い合わせ/
#8 クッカヒッポ ・キッズ雨傘(ダイナソー)
子どもたちから大人気の ダイナソーがいっぱい!
『クッカヒッポ』は創業90年の傘メーカーのオリジナルのレイングッズブランド。子どもたちから大人気のダイナソーがプリントされた傘は、目を引くポップな色づかいに視線集中! 実は1匹だけ大きなカバがひそんでいて、暗い場所でライトにあたると反射する仕組みに。ネームバンドはしっかりと幅があり、小さな子どもでも簡単に留められる。
※2023年にリニューアルし、透明窓のフチに反射テープがつきました。
お問い合わせ/0568-65-7722
#9 Wpc. ・キッズアンブレラ
カラフルなつゆさきに 心ときめく!
日常に取り入れやすいおしゃれなレイングッズを取り揃える『Wpc.』の傘は、配色の可愛さはもちろん、カラフルなつゆさきに注目したい! さらに小さな子どもが安全に使えるよう、クリアな窓は2面、開き方は手開き仕様に。名前を書けるスペースもあるからなくす心配もない。
お問い合わせ/
#10 シップス キッズ ・折りたたみ傘
品ある折り畳み傘で 大人気分
『シップス キッズ』定番の折りたたみ傘。普段使いはもちろん、折りたたみ式なので遠足や移動教室のときにも活躍。大人びたトラッドな雰囲気もおしゃれ。ストラップ部分に名前を書いて紛失も防止できる。
お問い合わせ/
#11 アニエスべー・Umbella キッズ アイコンアンブレラ
目を引くブランドアイコンをポップに配置
パリ発祥のフレンチシックなファッションブランド『アニエスベー』から、ブランドアイコンが全体に散りばめられたポップなデザインの傘がお目見え。ブラック×ホワイトで統一されたシンプルな色づかいだから、大人っぽく使える。
お問い合わせ/アニエスべー(03-4355-0110)
子ども用傘は安全性も重視して! おしゃれに雨の日を楽しもう
子どもがワクワクするような可愛くておしゃれな傘があれば、雨の日だって楽しく乗り越えられるはず。でも、風が強い日、傘を誤まって振り回してしまった時には、人や自分を傷つける道具になる可能性も。親は購入前にきちんと安全性を確認し、事故を未然に防ごう!
※掲載されている商品などの価格は、原則として税込みの総額であり、2023年5月31日現在のものです。