暑中見舞い、クリスマスカードなどなど、一筆走らせる季節になると、ぼくの中で「消しゴムハンコブーム」がやってきます。
消しゴムをカッターで削って模様をつけるのが、よくある「消しゴムハンコ」ですが……
どうしても自分でハンコをつくってみたくなったふみさん。
スタンプ遊びは小さな子でも簡単にできる活動ですが、ふみさんが心惹かれたのは、どうやらツルンと真っ白な消しゴムの存在感のようです。
そこで、今回は「メラミンスポンジ」を消しゴムの代用品として使ってみることにしました。
カレーに入れるじゃがいものように、乱切りにされたメラミンスポンジを、カラフルなインクにポンポンとつけていきます。
(メラミンスポンジの場合、インクのノリはあまりよくありません。少したっぷりめにつけるか、絵の具をつけるのがおすすめです。また、ふわっとしたやさしい雰囲気になるので、好みで何色か重ねるのもおすすめです。)
工作に慣れてきたらしく、おててが汚れるのもあまり気にしなくなったふみさん。
手を動かしながら、お口もよく動きます。
赤について熱弁する4歳。
模様をつけただけでも可愛いですが、インクが乾いた上からお絵描きをするのもおもしろさのひとつです。
スタンプは、ハガキに押して絵ハガキにしたり、封筒に押して模様をつけたりして、楽しむことができます。
※今回は完成品をうっかり撮り忘れてしまいましたが、こんな感じにスタンプができました。
夏が終わる前に、つくり終えたいなぁと思ったのでした^_^
PROFILE
イトウハジメさん
中学校で美術を教えたのち、2019年4月からは大学で学生たちに授業をしながら、自身も美術教育に関する研究に励む日々を送っている。同居している妹夫婦の姪っこ姉妹、ふみさん3歳・妹のひよさん1歳との日常を切り取った漫画イラストがInstagramで大人気!最新刊『ぼくとフキゲンな怪獣と』(イースト・プレス)が好評発売中!その他著書に『イトウ先生、授業の時間です。』『放課後のオレンジ』(KADOKAWA)『美術学生イトウの青春』『ぼくと小さな怪獣』『美術学生イトウの微熱』(イースト・プレス)『イトウ先生の世界一わかりやすい美術の授業』(光文社)などがある。Instagram:@itototoon