こんにちは。
あっという間の10月。
夏休み明けでバタバタしていた日常が、やっといつものペースに落ち着いてきました。と、思ったらすぐにハーフターム (学校の秋休み) に突入。本当、イギリスはすぐに休みがきて、いつまでもペースを掴むのが難しいなぁ……と思う、今日この頃。
今月は仕事で人に会う用事も多かったので、最近ロンドンで食べたおいしかったものをふたつ紹介。
安定の「B Bagel」。ロンドンにいくつかブランチが増えましたが、いつ食べてもおいしい。ここまでモチモチしたベーグルはなかなかない。Sohoの店舗はすぐ向かいに小さな公園があるので、そこで友だちと話しながら小腹を満たしたりできます。

チキンアボカドベーグルと、最近買ったローファー風のエアマックス(当たり前だけどローファーなのに歩きやすくて感動。常になんか、ふわふしてる)。
キッズと一緒の場合は、サンドイッチを受け取るときにリクエストすれば、こんな風に半分に切って渡してくれます。結構ボリュームがあるので、娘と半分こ。
それから、友だちとゆっくり話すのにおすすめのカフェ「Wolfox Savoy London」。
ここは以前のオーナーのときに、私のブランド( https://www.instagram.com/_ikomiki)の抹茶を使ってもらっていたので、それがきっかけで来るようになりました。賑やかな場所にあるけど、静かで話しやすいカフェ。
この日は、東京からのゲストとはちみつたっぷり、アサイーボウル。

ロンドンは結構、野菜やフルーツがおいしいと思ってるんだけど、色から元気がもらえるカフェメニュー。
今ロンドンは、抹茶も流行りですがアサイーも人気で、アサイーのカフェや、スムージーのスタンドなども増えてきました。日本に比べるとやや甘くないかも。
10月のこの時期は、ハロウィンとクリスマスがほぼ同時に予告されます。今年は特に、その傾向が強い気がする。

リバティのハロウィンコーナー。眉毛あたりが素朴で可愛い。

娘「あ! Fangsだーーーーーー」と、飛びついたのがこちら。ドラキュラの歯のサワーグミ。今年、流行ってる? と思うくらい、去年に比べるとヴァンパイアアイテムがお店で目立ってる。
今年のハロウィンは、K-pop Demon Huntersの格好にするそうです。Netflixから人気がでた映画で、子どもたちが歌ったり踊ったり、この秋はとても流行っています。
キッズの「ときめくもの」と言うのは、ときどき大人にはわからない感覚もあり、次から次にやってくる流行りを興味深くながめているのですが、
今回はそんな「ロンドンキッズに流行りアイテム(私調べ)」を、シェアしようと思います。
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まずは「セフォラ (SEPHORA)」のグッズ。
これはもう、たぶん一年くらいずっと続いている安定した流行り。セフォラは原宿にも一時期あったコスメのセレクトショップで、私としては懐かしいお店。
うちの娘っちはまだ8歳ですが、お姉ちゃんがいる友だちなどの影響で、メイクアップグッズに憧れがあるよう。
休日は行列ができたりして、並んで店内に入ると小さな買い物カゴをもったティーンエイジャーで賑わっています。ただ、リップグロスで£25(5000円)くらいと割と高いので、子どもたちがもそういつも簡単には買えません。

娘がお小遣いを投入して購入したのは「gisou」のラメラメのリップグロス。友だちとお揃いにしたかったそうです。
隣のポットは無料でもらった「Sol de janeiro」のボディクリーム、これは香りがものすごい強い。これをつけると、もうほかに何も考えられなくなるほど強烈なので、私は割と苦手で、塗るなら出る直前にというルールがあります。
このふたつのブランドは、そんな風にエッジが効いてる? からかとても人気があるようで、全種類揃えている友だちもいるそう。それでもこの価格帯なのでなかなか買えず、それくらいでちょうどいいよな、と思っています。
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続いては、フェイスパック。

これも、スパ憧れの一種でしょうか。友だちの家にお泊まりに行ったりすると、女の子たちでこれをして、リラックスするのがしたいのだそう。このような、キッズ用のフェイスパックがいろんなところで販売されています。
今気づいたけど、右上のパックに「アンチエイジング」って書いてあるな……8歳児にアンチエイジング必要ないやろ。これは私がいただこう。
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それから、流行りといえば「Labubu (イギリスでは、ラブーブーと呼びます)」
私の記憶では、日本で流行る2ヵ月くらい前に子どもたちの間で噂になり、ものすごい速さで欲しいもの1位になったキャラ。

どこで売ってる、
売ってない、
どうやって買う、
フェイクがある、
など情報が錯綜し、お店ですぐに購入できず抽選で購入権利が得られる、など購入経路も複雑なのと、価格も£25-48(5000-9000円)と、ぬいぐるみにしては高いこともあり「この流行りは……」と、用心深く眺めていた親のひとり。
自分が子どもだったときもそうだったように、欲しい気持ちはわかる。けど、これは割とカロリーが高い。
なので「私は買わないから、欲しいなら自分のお金でよく考えて買ってね」と言う方針に決めた。
娘はなんやかんや考えたのち、自分のお小遣いを使って、パリとロンドンのポップマートで3つのLabubuを購入した。
可愛いから、じゃなく、みんなが湧いているから、という流行りは注意しなければいけませぬぞ……と苦言を呈しておいたが、娘「きれいに使ったら、要らなくなったとき売れるからいいの! レアがでたら高く売れるし」と。
なにっ。
…
ここで、その前まで流行っていたキャラクターをおさらいしてみよう。
記憶に残っているのは、以前コラムにも書いた「ウーパールーパー」謎の大ブーム。

実際に飼うわけではなく、宇宙人の様なカラフルでぷくぷくしたところがよかったのかもしれません。小さな文具やノベルティで学校で流行りました。うちにあるのはこのコ「お風呂で泳ぐからカワイイ」とのことで£5(1000円)で購入。4回くらい遊びましたかね。流行り期間、1ヵ月。
次に流行ったのは「カピバラ」。
カピバラは流行っては忘れられ、また盛り上がり、で定期的に浮上してくる、復活キャラ。

少し前に行った誕生日会でも、7人中3人の女の子がカピバラのプリントされたトップスを着てきた。これは、その誕生日会でもらってきた「ふせん」。日本にはカピバラに触れられるカフェがあるとのことで、日本に行きたという話になったそうです。
そして、急激にブームになったのが先ほどの、Labubu。

ただ、Labubuは、流行りになるのも速かったけど、過ぎるのも速かった。夏休み前から夏休み後ちょっと、かな。
そんなに急にキッズたちの気持ちが冷めた理由はわからないけど、子どもたちの間では、デザイナーがリタイアしたから? と言う噂話がまわっているようだった。これだけ大きなブームになると、いろいろありますよね、大人。
そして、それと同時に学校から「Labubu禁止令」が発令されたのだ。学校に持ってくることで、持ってる持ってない、なくなった、返してくれない、などのトラブルが起こっていたからだった。
ちょっとおもしろかったのは、学校は商品名をはっきり書かず「目の大きなエキセントリックな風貌をしたキャラクター」を禁止したところ。それにより、Labubuの学校での流行りも、完全に終わったのでした。
で、ここ1ヵ月、そのLabubuに変わり、娘の通学カバンのキーホルダーとして個性を発揮しているのは……

待て、これも「目の大きなエキセントリックな風貌をしたキャラクター」なのでは? とも思うけど、これはダメとは言われてないそうだ。
これに関しては流行っているわけではなく、単に娘が日本の楽しいイメージを持ち帰りたいという気持ちが強かったように思える。
やはりブルーノマーズ効果は大きくて、日本を訪れる外国人のマストゴーな場所となった「ドンキホーテ」。いろんなものがごちゃっと集まっていて、賑やか。あぁいった場所は、ロンドンにもない。
よく見ると、昭和可愛いキャラクターである。
というか、日本に帰っていつも思うのだけど、多くの店にオリジナルソングがあり、店内でヘビロテされている。この文化って、とても日本だと思うんですよね。住んでいる頃にはあまりにも当たり前で、気にならなかったけど。
店内を歩いているうちに、その曲でオリジナルダンスを踊れるくらいまで頭に記憶される。娘のいちばんお気に入りソングは広島に多くある薬局「Wants (ウォンツ)」の曲。チアリーダー風な振りがついていた。

そんな感じで、今回はキャラクターについて書きました。
私はキャラクターものはあまり興味がないのだけど、唯一持っているのはこちら。日本の宝、入浴剤「きき湯」を入れると、炭酸で泳ぎ出すアヒル。きき湯、最高ですよね……水色のラムネの湯が好みです。
そんな感じでまた来月。



















