月刊コラム、55回目。
今回は、娘の希望で「ごはんが食べられる列車」に乗ったときのお話。
とってもクラシックで素敵な蒸気機関車でした。
私が行ったのは、学校の休みの期間だったのもあり、子ども達も多く乗車していました。
毎日は運行していませんが、予約はオンラインで受け付けていて、ロンドンから日帰りで行ける旅もあるので、ぜひイギリス旅行のプランに追加してもらえたらと思うほどおすすめです。
今回の旅程は、
Victria 駅→Windsor&Eton Riverside 駅に向かう直行のランチ付きの列車の旅。
1時間45分~2時間ほどの旅です。
オンタイム発車&1分前にドアが閉まってしまうとの事で、Victriaには30分前に到着しました。
2番ゲートに機関車が後ろ向きで入ってきました。
前方の乗客用の車両へ。
予約した席のシートが緑色だった記憶があったので、今日はこんな風な服で。
初夏なのに、急に朝の気温10度とかで小雨の日だったので、あたたかい格好です。
中に入ると、こんなふう。
食事の支度がしてあり、レストランのよう。
長距離列車に乗ると、思いがけず途中でサンドイッチなどの軽食がでる列車も幾つかあったのですが、ここまで素敵な車両は初めて。
気になったのは、
この窓。
とても古い車両なのにも関わらず、大切にメンテナンスがされていて、昔はこんな風だったのか、と。感激。
そして、
これは今は使われてないそうですが、空調。
このあたりにときめきます……
この紫のカードは、
この日のメニュー。
裏には、とある1つのイギリスのメニューとして馴染みのあるメニューと、珈琲と紅茶と記載が。
それは、
サーモンベネディクト。
エッグマフィンの上にスモークサーモンとポーチドエッグ、ソースがかけてあり、ベイクドトマトが添えてありました。湯気が上がっていて、車両のどこでどんな風に調理したんだろう! とワクワク。
子どもたちにも同じメニューが配られ、大人にはウェルカムドリンクがシャンパンだったところ、キッズたちにはりんごジュース、オレンジジュースが選べました。
この列車は片道ずつの予約になるので、帰りはまた蒸気機関車を予約するか、その他にも同じ路線を普通の電車も走っているので、そちらのチケットを買うかとなります。
一般的に、オンラインで購入する場合は、早く予約した方が安かったりします。
この路線は、行きだけ時間が決まっていて、帰りは自由という場合が多くあるので、行った先で子どもが遊びすぎても、逆に、早く帰りたいとなっても、臨機応変に帰宅することができます。
配られていたこの路線図のちょうど中間あたりで、一度途中停車が20分くらいありました。
蒸気機関車なので、燃料を積み替えたり追加したりするそうでした。
その間、遊ぶ子どもたち。
座席はこんな風に、子どもがふたりでも座れるくらいゆとりがあります。
列車は時間通りにWindsorに到着。
乗る時は後ろ側から乗ったので、列車の外観をほぼ知らないまま乗っていたのですが、降りてみるとこんな風に綺麗なライトグリーンの車両。
操縦室でスタッフさんたちが、乗客の質問に答えていました。
列車を見ていると、
子どもたちはこの部屋を見学できるようで、順番に乗せてもらっていました。
うちの娘が運ばれるところ……
列車のお顔はこんなふう!
蒸気機関車だけに、走る音がゴトンゴトン&シュッシュと言い、窓から蒸気が見えました。
仕組みから考えても、人が動かしてるんだなぁ……と感じられて楽しかった。
昔の人が試行錯誤して完成させた画期的な乗り物、そしてデザインにもこだわりが溢れてる。
デザインされてから90年近く経つ今も、細かいところまでメンテナンスをして大事に乗り継いでいる。
そんな色々な「人」の関わりを感じられる素敵な旅でした。
スタッフさんも子どもたちに慣れていて、優しく列車について説明をしてくれたりしたので、親子揃って楽しむことができました。
ロンドン、これからまた暑くなるかな……
日々のことはインスタグラムで。
ではね!