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    <リビング学習のススメ> 子ども4人が東大理IIIに合格した、佐藤ママが実践していたこと

    <リビング学習のススメ> 子ども4人が東大理IIIに合格した、佐藤ママが実践していたこと

    今や家庭教育の定番となった“リビング学習”。なぜリビングで学習するのがいいの? どうすればリビング学習がうまくいく? それらの疑問に、3男1女が東京大学理科III類に合格した教育界のカリスマ、佐藤ママこと佐藤亮子さんがズバリ答えてくれました。

    CONTENTS
    ●リビング学習にした方がいい理由
    ●リビング学習を成功させる4つの秘訣
    1. リビングを学習する空気感にする
    2. 毎日同じ時間にスタートする
    3. 子どもの専用スペースをつくる
    4. 親はいつも近くで見守る


    教えてくれた人

    佐藤亮子さん
    津田塾大学卒業後、英語教師を経て結婚。3男1女を育てあげ、全員が東京大学理科III類に合格したことで注目の教育ママ。家庭教育に関する講演会や著書を多数手がけ、主な著書に『我が家はこうして読解力をつけました』『東大に入るお金と時間の使い方』『教えて!佐藤ママ 18歳までに親がやるべきこと』『東大脳を育てる!読み聞かせ絵本100』などがある。

    リビング学習にした方がいい理由

    「子どもに学習させるには、『環境』と『習慣』の2つを整えることが大切です。一見、勉強部屋は集中できて効率がよさそうに感じますが、学習すること自体が“問題との一対一の孤独な作業”なので、環境まで一人にしてしまうと、小さな子どもは寂しくて耐えられません。ましてや、基本はどんな子どもも学習は“やりたくないこと”なので、一人で進めるのは難しいです。でも、リビングならいつもママがいて、温かなくつろいだ雰囲気なので、『楽しく学習しようね。ママはここで見ているから一緒にやろう』と声かけすることで、子どもが学習に取りかかるハードルを低くできるのです。学習は押しつけではなく、自分から楽しくやることが大事。リビングはその環境にぴったりなんです。そうしてリビングで学習に取り組ませていけば、自然に学習が習慣化していくでしょう」


    リビング学習を成功させる4つの秘訣

    では、リビング学習を取り入れるにあたり、実際にどのように進めていけばいいのでしょうか。リビング学習を成功に導く秘訣について、さらに佐藤ママに伺いました。

    1.リビングを学習する空気感にする

    「子どもは環境の中の空気感に敏感に反応するので、学習時間になったら、リビングの空気感を学習する雰囲気に一新しなければダメです。子どもが学習しているのに同じリビング内でパパがゲームをやっている、ママがお菓子を食べているなんて、論外。子どもを賢く育てたいなら、中途半端な環境にせず、大人が身を引く覚悟が必要です。リビングのインテリアも、我が家の場合はテレビやソファをなくし、ダイニングテーブルも小さな子どもでも足の届く座卓(こたつ)に変えました」


    2.毎日同じ時間にスタートする

    「学習のスタート時間は、毎日同じ時間にしましょう。親の家事の都合で、早くしたり遅くしたりするのはよくありません。夕食後の19時半と決めたなら、どんなことがあっても必ず19時半スタートを死守する、5分違ってもいけません。なぜなら学習時間が決まっていれば、たとえ子どもが学習する気分でなくても、その時間になるとやるという習慣になるからです。もし年齢の離れたきょうだいがいても、スタート時間は必ず同じにして、まずはリビングの空気感を一新。小さい子が先に終わったら、別の部屋で遊ぶなどさせましょう。ちなみに、スタートする時は、我が家の場合は寝転んでやってもいいことにしていました。子どもは学習しなさいと声をかけてから実際に取りかかるまでに時間がかかります。だったら何もしないでだらだら過ごすよりは、寝転んでいても問題を解いていたほうがいい。取りかかる際の心のハードルを下げることもコツです」


    3.子どもの専用スペースをつくる

    「子どもにとって、自分のテリトリーは大事です。我が家ではきょうだい4人分の個人の勉強机をダイニングテーブルとは別にリビングに置いていました。でもそれは広さ的に難しいご家庭もあるかと思うので、子ども自身が自分で使うものや置きたいものを収納する専用スペースをリビングにつくってあげましょう。たとえば、3段の棚をきょうだいに各1つずつ用意するなどです。棚の整理は子どもが小さいうちは難しいので、細かな整頓は親がやりましょう。その際、学習をスタートする時にプリントを探す時間は無駄なので、書類ケースなどを使って科目別に仕分けすることをおすすめします」


    4.親はいつも近くで見守る

    「子どもがリビング学習をしている時は、親は必ず同じ空間内に一緒にいるようにしましょう。気が散らない程度であれば、家事をしても、隣にずっと座っていなくても構いません。『近くにいて見守っているよ』という温かい空気感が大事なんです。子どもも分からないことがあれば、すぐに親に聞けるので安心して取り組めます。我が家の場合、私は子どもと同じ座卓に座って新聞を読んでいました。いい記事を見かけたら、『みんな、聞いて聞いて』と時々子どもに読んで聞かせたりして。そういう和やかな雰囲気が、子どもにとってはリラックスにもなっていたのかもしれません」


    物理的距離の近いリビング学習は
    親子の信頼関係づくりにも役立つ

    家庭の中心にあるリビングで、親子一緒に取り組むリビング学習の時間。それは子どもの学習に対する姿勢を前向きにするだけでなく、親子水入らずのかけがえのない時間になることでしょう。佐藤さんも言います。「つい先日、いつも無口な長男が『リビングじゃなければ学習しなかった』と言っていました。学習は毎日大変だったけれど、リビングで親子で肩を寄せ合って楽しかったなと。子どもたちはもう大人になりましたが、今でもわが家は本当にみんな仲がいいんです。信頼しあえる親子関係を築けたのは、リビングで過ごした物理的距離の近さのおかげだと思っています。子育てはリビングで完結すると言ってもいいかもしれませんね」

    学力の向上にも親子関係の構築にも効果的なリビング学習。子どもの学習が上手くいかず悩んでいるママや、これから学習をはじめる家庭は、まずは学習環境をリビングでつくってみてはいかがでしょうか。


    <リビング学習スペースのつくりかた>
    人気のレイアウトやインテリア選びのコツ


    リビング学習を取り入れる際に参考にしたい家具の配置やインテリア選びのコツを、一級建築士・模様替えのスペシャリストとして活躍中のしかまのりこさんに教えてもらいました。

    リビング学習スペースのつくり方はこちら


    KUMON×HugMug
    『“子どもとつくえ”インスタキッズフォトコンテスト』を開催


    7月12日(月)から8月31日(火)までの期間中、KUMON×HugMug『“子どもとつくえ”インスタキッズフォトコンテスト』を開催いたします。今回の募集テーマは「子どもとつくえ」。つくえに向かって真剣に学習している様子や、ダイニングテーブルで家族だんらんを楽しんでいる様子、テーブルを介する日々の習慣など、“子どもとつくえ”があるシーンを撮影した写真とエピソードをInstagramに投稿してください♪ 受賞者には、「子どもの集中力アップにつながるスタイリッシュなデスクライト」や、「家族のごはんをより楽しくする大人気の電気圧力鍋」など素敵な賞品をプレゼントします。皆さまのご参加お待ちしております!

    フォトコンテストの概要はこちら


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    photography/Tomoya Uehara models/Sayako Kimura&Ito text/Shino Suzuki
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