こんにちは!hugmugブロガーの木村です☺︎
今回は、先日の休日に夫婦2人で東京都美術館に行ったときのお話を書こうと思います。普段からよく美術館には足を運ぶのですが、夫婦2人だけで行くのは実は初めてで、とっても新鮮で不思議な感覚でした!笑
“フィン・ユールとデンマークの椅子”展で北欧家具に触れる
元々北欧家具が大好きで、実際我が家でも多く採用し身近な存在でもある北欧デザインの椅子たち。見た目はもちろん、座ってみれば分かる、腰掛けたら離れたくなるデザイン。
この素敵な作品が出来上がるまでに、デザイナー達の歴史や背景をなぞりながらまわる展示がとても面白かったです!
フィン・ユールを知る
当時の家具デザイナー達の多くは、家具の専門学校や家具工場の出身が多い中、フィンユールは建築やインテリアデザインを学んでいたそう。その中で家具のデザインへと進んでいく。やっぱり建築と家具・インテリアはこの時代から密接な関係にあるんだなあ〜素敵だな〜としみじみ共感。笑
と、まあ難しい話は置いて。
バイアスかけずに各々が好きなように楽しむのが美術館のまわり方だ!と私は思っていますので、夫婦だろうが家族だろうが、見るスピードもまわり方も別々!!笑
とくに私は活字を読むのが苦手なので、展示された文章を読み終えるのに驚くほど時間を割きます。笑 なのでその間、主人はどんどん先へ進んでいき、あっと言う間に見当たらない笑
夫婦で美術館デートとはよく言ったものです。笑
前半部分は完全に単独で楽しみました!!笑
建築と家具の関係性
30歳の時に自邸を設計、建築したフィン・ユール。私たち夫婦も同じく30歳で家を建てたので、このことを知って急激に親近感が湧きました。笑
自分自身が生活する上で、”身近な存在で居られる”そんな、椅子に込めた思いが感じ取れるデザインだからこそ、こんなに年月が経っても未だ愛され続けられているんだなと、感動。
名立たる名作家具に触れ、実際に椅子に座る体験ができる
この展示では、デンマーク家具の名作椅子に実際に触ったり、座ったりする事ができます◎
名作シリーズがズラリと並べられていて、見ているだけでも感無量の空間♡♡
織田コレクション
このフィン・ユール展でありとあらゆるところに記されていた”織田”という人。
夫婦2人で”織田”とは誰なんだ?と終始疑問に思っていました笑
“織田憲嗣氏”とは
なんと、椅子研究者として長年にわたり研究資料として収集しているすごい方なんだそう。実際に所有しているものを今回の展示の為に数々の名作を貸し出してくれていたんです!
展示内のインタビューで織田さんが、”長年収集してきた家具に合った環境、景色の為に家を建て、実際に家具と暮らして「毎日敬意を持って家具と接する」そうすればどんなに古いものでも長く使える”という言葉に感動。
人が住む。ではなく、家具の為に建てた家。というのがすごい..
私も毎日の生活の中に少し”敬意”を持ってもう少し丁寧に暮らしていこう..と思いました(;o;)
初めての夫婦美術館、”どの椅子が好みだったー?”とか2人して織田さんの虜になったりとか、”やっぱりあの名作が欲しい!”だとか、普段の生活に密な関係の「椅子」だからこそ夫婦で見に行けてとても良かったです!
次は現代美術館の”ジャン・プルーヴェ展」へ行きたいです!皆さまも是非、芸術の秋を楽しんでみてください♡