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    素敵なパパ・ママの推薦図書【vol.4 ヴィンテージショップオーナー・平野みかほさん】

    素敵なパパ・ママの推薦図書【vol.4 ヴィンテージショップオーナー・平野みかほさん】

    素敵な誰かがおすすめする本って、とても魅力的で読みたくなりませんか? マタニティ期に読みたい本、子育てに悩んだときに読みたいエッセイ、子どもの心を豊かにする絵本など、子育て真っ最中のパパ&ママや先輩パパ&ママにおすすめの本を紹介してもらう連載企画。第4回目はヴィンテージショップのオーナーであり、二児の母でもある平野みかほさんの推薦図書をご紹介します。
    教えてくれた人
    平野みかほさん
    La boutique Uncinq オーナー/8歳、2歳女の子のママ
    “一期一会“をコンセプトに、世界各国から集めたヴィンテージ/アンティークの品々を取り揃えた小さなブティックを中目黒に構える。開店から9周年を迎えた今年の3月にリニューアルオープン。商品の買い付けを始め、オリジナル商品のデザインや製作も手掛けている。

    「本は、私にとって深呼吸のように、安堵させてくれるやさしい存在です。学生時代に美術を専攻していたこともあり、好きな画家の画集、詩集、絵本を手に取ることが多く、さまざまな発想や考え方を学んでいたように思います。子どもとの生活が始まってからは、寝かしつけのあとなどにお気に入りの本をペラペラめくるのが癒しのひととき。ほんの5分、好きな画集の色彩を目にするだけでも、癒しの密度が高まり、すごくいい気分転換に。

    子どもの絵本選びの際は、そのときの気分と直感を大切にしています。適正年齢が書いてある絵本も多いですが、その点はあまり気にせず選び、海外作家コーナーが設けてあれば必ずチェック。お話の題材や展開がおもしろく、思いつかないような魅力的な作品が多いので、あなたの生まれた世界にはいろいろな国があって、いろんな人たちが存在するんだよ〜と、多様な感性をできる限り子どもたちと共有していけたら、という思いからです。

    私が絵本を選ぶときもありますが、大半は一緒に買いに行き、子どもが自由に選びます。そういうときは、私も『私が読んでみたい絵本』を選び、絵本を通してお互いの今の気分や好きを交換し合う。些細なやり取りですが、私たちには欠かせないコミュニケーションのひとつになっています。

    『今日は何読もうか』という会話から始まる、今しかない子どもたちとの読書時間を、日々大切にしていきたいです」

    for KIDS
    “愛おしい”を育む絵本

    『どこどこかわいい』
    作・絵:たなかしん

    「次女が生まれて半年経ったころに購入し、読み始めました。“どこ どこ かわいい?”から始まり、登場する動物や赤ちゃんの可愛いところや、上手なところを見つけ合うお話。やさしい色彩とまろやかなテンポで読み進められるので、はじめての絵本にもおすすめです。私は、言葉に合わせて娘の耳や足に触れ、スキンシップをとりながら読んでいました。2歳になった次女は、家族や玩具などの素敵なところを見つけるのがとても上手に」

    for KIDS
    不思議な世界に旅立てる絵本

    『サーベルふじん』
    作・絵:網代幸介

    「網代幸介さんの作品が好きで、私が読むために購入した絵本だったのですが、いつの間にか長女のお気に入りの一冊に。見たことのあるようなないような、不思議で素敵な登場人物たちの心あたたまるお話。あるはずないけれど、こんな世界あったら楽しそう! と思える唯一無二の世界観に引き込まれます。『サーベルふじんはどんな声かな、何歳だろう』『この人は人間? 動物かなー』と、読み終わったあともそのまま絵本の世界に浸り、想像を楽しんでいる長女の姿が心に残っています。大人もワクワクしながら読める一冊。私も出席してみたい、サーベル夫人のピザパーティ」

    for KIDS
    世界観を体感できる絵本

    『かみなりケーキ』
    作・絵:パトリシア・ポラッコ
    訳:小島希里

    「かみなりのとどろく夏の時期に読みたい一冊。子どもたちも最初は数を数えながらだんだん雷が近付いてくる風景を想像してドキドキしている様子でしたが、おばあちゃんとケーキづくりをがんばるうちに雷を克服、ほかのちょっと怖いものも一緒に克服した主人公の“わたし”に気持ちを重ねながら、だんだん楽しくおもしろく読めるように。最後のページにかみなりケーキのレシピがついているので、実際につくって、絵本の世界観をそのまま体感できるというのも魅力のひとつです」

    for KIDS
    クリスマスに読みたい絵本

    『クリスマスのてんし』
    作・絵:エルゼ・ヴェンツ-ヴィエトール
    訳:さいとうひさこ

    「去年のクリスマス、1歳になる次女へのプレゼントに長女が選んでくれました。妹が生まれてから使っていた籐のゆりかごが絵本の表紙に描かれていたので、絵本を見つけた瞬間、“私が読んであげたい”と思ったのだそう。クラシカルな絵のやさしい雰囲気と、10人の天使のエピソードから助け合いの大切さを学びます。読み終わるころ、子どもたちはニコニコほほえみ、私の目には涙が溜まっているほど。親子であたたかい気持ちになれる、とても素敵な仕掛け絵本。クリスマスのプレゼントにもおすすめしたい一冊です」

    for MAMA
    一日の終わりに読みたい本

    『うたをうたうとき』
    詩:まど・みちお 絵:わたなべよしえ

    「子どもとの生活は、ままならない日もあり反省も多いので、そんなときはだれかの考え方や生き方、表現に助けを求めます。その中でも一昨年くらいに出会ったこの一冊には、上手くいかなかった日の終わりを厚ぼったい風で包み込んで、サーッと流してくれるような太っ腹な感覚があり、購入してからリビングの本棚に置いて、深呼吸するように手に取っています。“どうしていつも / もうすんだとすれば ”という詩が特に好きです。楽しかった日、悲しかった日、大変だった日、さまざまな一日の終わりのおともに、ぜひ」


    2024年2月(予定)より、平野みかほさんのコラム連載がスタートします! お楽しみに!

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