3年目に突入しました、月刊コラム、25回目。
イギリスはもうクリスマスホリデーに入り、
このシーズンになると毎年、近所にあまり人がいなくなる。
皆、学校がおわるタイミングで、色々な国に長期ホリデーに出かけるのです。
そんな中。
なんと今日、ホリデー中の近所の友達から連絡があり、家に空き巣が入ったと……!
その友達の家は、私の家からほんの2分。
すぐ斜め向かいの通りを入ったところ。
荒らされた写真をみせてもらって、、、ひぇぇぇ。
なんかねぇ、最初の綺麗な状態をよく知ってるから、悲しかった。。
その通りは去年、一昨年とこのシーズンになると、
どこかの家が空き巣に入られていて。
私もそれは聞いていたから、まさかで。
そんなこんなで、政府の政策で予算をぐっと削減されたことによる警官不足で
ZARAでカバンを盗られたくらいでは現場に駆けつけることもなかった、と先日別の友達が嘆いていたり、
今回も空き巣くらいでは警察は来てくれないのだろう、、、とその友達も。
もちろん、それじゃ困る! のですが。
同じく、医療が無料のこの国ですが医者不足も問題に。
雇用形態の改善を求めた動きもあるけれど、
まだ病院ですぐに満足な医療を受けられない状況は解決せず。
今回は、ちょうど締め切り間近に娘が病院にかかったので、
イギリスの病院について、ちょっと書いてみたいと思います。
あ、その前に、美味しそうなクリスマスシーズンのカップケーキを。。(笑)
ちょっとした癒しを先に。。。
前にもバースデーケーキをお願いしたPeggy Porschen。
今年はこんなスノーマンとかペンギンがのってるーー⭐︎ 夢。
かわいい。。。。
みているだけで癒される…
ということで、
日本とも少し違う病院事情について、私が体験したことを
ちょっとだけ書いてみようと思います。
基本的に娘は体が強い方なのか、病院にかかったことがほとんどなく。
前に日本で足を骨折したことはあるものの、イギリスの病院に行ったのは、
先月の、幼稚園での腕の軽い捻挫が初めてでした。
イギリスではよっぽどの事がない限り、レントゲンは子どもにしません。
もちろん、この時も。で、
痛む時は、痛み止めの「Calpol」一択。
基本、自然治癒。
これは風邪でも怪我でも同じでした(笑)。
でもその時は、タイミングがよかったのか、ほぼ待つこともなく、
すぐに診察してもらえたので、なんだ、聞いてたよりも便利じゃないか
と思っていたのですが。
今週。
娘が、朝は平熱なのに深夜になると謎の高熱(39.7度)になるというのを2日繰り返し、
話をきくと、お腹が痛いようなことを言う。
そして、それは最初は胃のあたりだったのが
徐々におへそのあたりを痛いと。。
ん、それって、私も経験あるけど、、、
盲腸…!?
調べてみると、3歳でも盲腸(虫垂炎)はあるらしい。
えええ。
翌日、変な高熱から3日目の朝。
顔にポツポツが。体を調べると胸やお腹の周りにも発疹が。
これは、もしや、
予防接種をアナウンスされなかった水疱瘡か!?とも思って、
もうよくわからないけど、色々悪化する前に! と
土曜日だったので小児科のA&E(緊急外来)に。
到着次第、そこには待合室から溢れるほどの人が。。。
皆、小さな赤ちゃんや子どもを抱えて待っていて、レセプションの人にきくと
「この感じだとまぁ、3時間は余裕で待つだろうね、わかんないけど」と。
この国の3時間は、5時間だと私は捉えている。
こんな中に3時間以上いたら、他の病気をもらってしまう…と
諦めて、翌日の朝一番で出直すことに。
翌朝、7:30。
やった、2番目だ、まだ1人しか待ってない。
待合室はこの倍の広さがあるので、本当に昨日はすごかったんだ、、と。
診察室はすぐそこに。
よしよし、2番目だし。
が!
甘かった。
それから結局、診察に呼ばれるまで2時間半、
待つことになるのであった…。
まず、研修医のような女性に軽く質問をされる。
これはどの患者さんも到着して10分以内で呼ばれる。
が、そこで診察してくれるわけではなく、
ここで緊急性を診て、緊急性がないと判断された場合は、
そのまま待合室でドクターがくるのを待つ、と。
2時間が経過しても、娘の前の1番到着の赤ちゃんが呼ばれることがなかった。
どれだけドクター来ないの、、、泣。
大人しく座っていた娘もそろそろ、帰りたいと言い始める。
そうね、それはすごいわかるわー、微熱あるしね。
私のお父さんなら、もう速攻で帰っているであろう。
かわいそうなので、気晴らしにと、すこし出て、
帰りに買おうと話していた「Peppa Pig」の付録付きの本を売店に買いに行く。
このシリーズは、番組やキャラごとに色んなのがあって、だいたい£3.99~£6.99くらい。
プリンセス変身セットをメインに、スーパーの本の低いラックにどーーん! とあったりして、
キッズたちは欲しがるので、ちょっと通りがかるには、危険ゾーン。
娘も、来る時に売店の前を通るなり、速攻発見、チェック済み。
ま、今日はもう、やむなし。
あそぶ。
が、3分で終了。
それよりも待つということに対するフラストレーションが勝ったらしい。
わかるよー。
と言う事で、ごまかしごまかし、オチのない話をふりながら
やっとのことで2時間半後、診察に呼ばれた。
結果、水疱瘡でも盲腸でもなく、だたの発疹を伴った発熱とのこと。
で、対処法は… 見守る & やはりぶれない「Calpol」一択。
ま、よかったです。
ということで、薬局に寄る事もなくジュース&コーヒーブレイクをして、帰宅。
娘、帰って速攻お昼寝。
おつかれさん。
起きたら、かわいいお菓子をつくってくれました。
ということで。
イギリスの病院は、とにかくすぐに診てもらえない覚悟で。
私が産後1週間くらいで、まだふらふらな時に、
どうも体がおかしいとその同じ病院に行ったときは、なんと6時間待った、、、、。
授乳もできず、歩くだけでもやっとな身に、あれはなかなかの思い出。
そんなこともあるのです。
というか、通常風邪などの場合は、GPという割り当てられた診療所に
まず電話をするのですが、その予約がとれるまで2週間、とか普通にあります。
風邪なら治っちゃう。
日系の病院もあるのですが、少しロンドンの外れの方にあるので、
旅行でいらっしゃる方は予め、場所をチェックしておくのがいいと思います。
保険がきく場合もあるので、それ経由でアポイントをとると、
確かタクシー代とかも精算できた気もします。
そんなこんなで、健康第一。
って話、でした(笑)。
良いお年を。
来年もよろしくね。