月刊コラム、44回目。
ロンドンはここしばらくの雨の日が明けて、30度近くの夏日が再び訪れました。
ずっと長袖じゃないと外出できないくらい寒かったので、もうこれ夏終わったか……と半ば思っていましたが、ロックダウンの緩和とともに再び気温も上がってきて、そうだ、まだ夏だったーー! と言うほどの夏日が到来。
完全に出遅れた夏の楽しげな予定を組み始めたところです。(遅い)
カフェキツネロンドンの柚子ハニードリンク。
最近、かなりびっくりした事が。
イギリスに来てからいちばん驚いたかも……!
今回のコラムは、子育てからはちょっと離れた内容になりましたが、娘がきっかけで初めて知ることが、まだこんなに身近なことの中にもたくさんあるんだなぁ、と思いまして、それについて書いてみたいと思います。
先日、雨上がりの日の夕方。
保育園に迎えに行ったら、ちょっと前にいた子どもたちが「Slug (スラッグ)! Slug !」と、何かを指さして「レーズンを食べてる~」とはしゃいでいて。
……すらっぐ。
ロンドンに来てからこの単語を使う機会がなく「ん? 何にレーズンをあげてるの?」と覗き込んだところ……。
はい、こちら。
?!?!?!?!
えっと、
こちらのかたが、スラッグさんです。
このかた、何者かわかりますか。。。。?
大きさは、レーズンから考えてみてもらえるとわかる通り、デーツくらいのサイズ。
このデザインすごくないですかーーーーーーーーー!
《これ、ナウシカの中でこういうの出てくるじゃんね!!ね!》と言いたかったけど、たぶん周りのお母さんでわかる人いなそうだなと、心の中で飲み込みました。
スラッグはつまり、日本語で「なめくじ」。
私の人生の中でも、ナメクジは小学生の頃以来、あまり触れる機会がなかったのもあり、ナメクジに関する概念もそこから止まっていて。
その、私の薄い小学生時代の知識の中で、ナメクジはかたつむりの殻がないつるっとした生き物、と勝手に知ったつもりでおりました。
なので、こちら見た瞬間、めーっちゃ、驚いた。
とにかく、このデザインよ。
驚いた。
娘は去年から週2回、保育園の自然教室に参加していて、防水セットアップと長靴と手袋を持参して、生き物や植物や環境について学んでいます。
自然と生き物に慣れ親しんでいるので、私よりも生体について詳しく、娘から教わることもしばしば。
鳥の鳴き声が聞こえると、それが何の鳥かを教えてくれたり、彼女自身が驚いた生き物の習性について、教えてくれることもあります。
で、ちなみにこちらがスラッグさんの卵だそうです。
そうなん!
彼ら、卵なん!!!!
田舎で育ったのに、今まで私、それも知らなかったです。。
という感じで、娘をみていると、子どもたちは皆、きっと日々ものすごい速さでこの社会の状況を学んで、吸収していっているわけで、誰もが素晴らしい可能性を秘めている存在であるのは間違いないので、これから大きくなるにつれて、私の知らないことを教えてくれる状況も増えていくのかな……と9月からのレセプションクラスの入学準備をしながら、思ったりしている日常です。
そのほか日々のことはインスタグラム(_@x_meg_x_)等で。
また来月に。