こんにちは。
あっという間の1ヵ月。
先月のコラムでは、第2言語の学習について書いたのですが、担当編集さんより ”日本では「非認知能力」や「自己肯定感」を高めることが注目されていますが、MEGさんはどういった教育をされていますか?” というテーマをもらったので、今月はそれについて書いてみようかと。
とは言え、私にとってはほぼ馴染みのないテーマ。やばいな。
おし! 早速、検索……
ふむふむ。
まて。
よ、よくわからないぞ……つまり、ざっくり『メンタルどうするの?』問題! ってことと捉えて……わが家のファミリールールを5つ挙げてみました。
子どもたちの性格や状況にもよると思うので、あくまで、わが家の場合として。たぶんほかにもあるんだろうけど、とりあえず今思いついた順に。
1:できるだけいろんな食べ物を、食べてみる。
いつでも小さな勇気が、新しい経験をくれるのと繋がっている気がするからです。
食べ物に限らず、食わず嫌いのようなものはもったいないことで、挑戦することによって、思わぬところで世界が広がることを感じながら、おもしろい感じに成長してってくれるんじゃないかなぁと。
あと、単純に出されたものを一口も食べないのは、あり得ないのでね。食べ物に神様が宿る「いただきます」からくる日本人的な精神からかもしれませんが。
娘の友だちをみていると、英国食文化のせいもあってか食に保守的な子もいるなぁと思うのですが、娘とは「一口食べてみよう」というスタンスで楽しもうと思っています。
苦手なものを食べたときの会話もまた、おもしろかったりするので。
2:お小遣い、投げ銭制。
発表会や何かで、「頑張ったね!」と思ったときにだけ、投げ銭的にいくらかあげるという形をとっています。定額であげたり、家事の手伝いや片付けでもらえるシステムにしていません。
誰かを助けることは、対価があってもなくてもするべき事。
人は心が動いたとき、誰かにリスペクトを送りたいとき、幸せを感じたとき、ありがとうと思ったときの対価として、お金を払いたいと思うもので、そういうことでの対価を受け取って欲しいと思っているので、そうしています。
3:できなかったことはスルーして、できたことを褒める。
何が得意になるかわからないけど、興味あることに没頭している姿はみていて気持ちがいい。
限りある時間、どんどん興味あるものを試してみるとよいと思うので、本人がもういいかと言ったものは、サクッとその期でやめます。
今は、空手、ダンス、コーラス、ジムナスティック、パフォーマンスクラブ、サイエンスクラブ、ネットボール、ルービックスキューブを継続中。
気づくとすごいやってるね……! ま、興味があるのはよきこと。
4:頑張っていないときは ヘルプしない。
めんどくさがることってありますよね、ちょっと靴下をはくのとか、片付けてないとか、なんだか悶えてて「やって~」とか。
そんなとき、本人が手をつけてないことを、代わりにやってあげたりは、しないことにしています。必ず本人がやり始めてから、手伝ってあげる。
これはなんでだろう、なんとなく、いつからかそう思って、そうなった。
5:日本式 風呂タイム。
毎晩一緒に湯船につかるので、そのときに「今日、学校でいちばんびっくりしたことは? 」「で、どう思ったの? 」「そのときどうしたの?」など結構、話します。
ちょっと前に「休憩時間、女の子にふいに突き飛ばされて、メガネが割れて、おでこから流血したクラスの男の子を保健室に連れていった」という話を聞いていたのだけど。後日談として今夜、湯船に浸かりながら聞いた、その話の続き。
今日、その男の子が新しいメガネをかけてきたと。
娘「メガネやっぱりすごく似合うね! かっこいいよ! って言ったの」
私「いいじゃんー、新しいメガネで来るの、ドキドキするもんね。そしたらなんて言ってた?」
娘「うん、Thank you……って言ってた~」
私「嬉しかっただろうね、ナイス」
娘「うん、だってね、メガネしてないのなんか、違ってたの。なんかね……もちもちしてたの! だから、やっぱりメガネかけてる方がいいねって思ったの! だから言ったの! 」
私「えっ、そっち?! 」
話はじっくり最後まで聞いてみないとわからない。シャワーで済ませたりする家庭も多いので、湯船にじっくり浸かる日本文化、ばんざい。
育児本など読んだことのないわが家独自のルールなので、それがいいか悪いか、全く分かりませんが……自分で書いて、ここに残しておくのもいいかなぁと思いました。
今年の秋は寒かったり、あたたかかったり不思議な空気。
ハロウィンが終わったらすぐにクリスマスだなぁ……イベントごとに忙しい季節ですが、みなさんも楽しんで。
それではまた来月。