CASE_07
name:酒井景都さん(2歳の女の子のママ)
job:モデル、デザイナー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中学生の時に雑誌『Olive』でモデルデビュー後、ファッション誌などで活躍。現在はアパレルブランド『And Curtain Call』、ベビー&キッズブランド『tytäär』のデザイナーを務める。
ダメ、と言わずに危険なこと以外はできるだけ本人がしたいことを優先しています。しつけも教えてあげる時期になったので難しいところですが。例えば絵を描きたかったら、部屋を汚してでも絵を描きたい気持ちを優先するように。〝やりたい〞の気持ちを損なわないでいろいろ挑戦してほしいなと思います。キラキラした目をずっと持っていてほしいので、なるべくそうしたいと思っています。
ママも人間なのでイライラして当たり前なのですが、なるべく怒鳴らないようにしています。そのためにはママ自身がストレスを溜めないこと。子育てをしながら自分の時間も大切にします。友達に会ったり、自分が好きな場所に娘と一緒に行ったり、おしゃれも諦めない。いろいろ自分に無理をしないで、できるだけ子どもとの時間は心に余裕を持って笑顔で接するようにしています。
CASE_08
name:野原志穂さん(1歳の男の子のママ)
job:MaisonSUZU デザイナー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クラシックバレエ衣装のデザイナーを経て、フリーランスでCM広告などの衣装を製作しながら2016年に自身のウェディングドレスブランド『MaisonSUZU』を立ち上げる。
今年の4月から保育園に通いはじめ、私も週5で仕事復帰しました。こんなに小さいうちからの集団行動、きっと楽しいことも大変なことも子どもなりにあるだろうなと思い、世の中の花の金曜日のように、1週間お互いお疲れさまの意味も含め、保育園の帰りにふたりで近所のカフェなどでアイスやケーキを食べてから帰るようにしています。子どもがどこまで喜んでいるのかはわかりませんが、自分にとってのリフレッシュにもなって、毎週金曜日が楽しみになっています。
まだ2歳にもなっていないので、単語を数個しか話せないのと、言葉をどこまで理解しているのかわかりませんが、私が今日1日の出来事を一方的にでも話して、まだ答えることはできませんが、今日は何があったのかを聞いたりしています。保育園での出来事を連絡帳を見ながら、こんなことがあったんだね、と自分の中で思って終わりにするのではなく、声に出して話しかけています。小学生、中学生、高校生、どんなに成長しても何でも気兼ねなく話せる親子になりたいなと思い、ずっと続けていきたいです。
なかなかひとり遊びをしない息子なので、1日中一緒に遊んでいると眠くなったり、携帯を見たり、家事をしたくなってしまうことも。そんな時は意識的に自分の中でテンションを少し上げて一緒に遊び、なるべく自分も楽しいことをするようにしています。眠たいなぁとか、あー、食器洗わなきゃなーとか思いながら遊んでいると心から自分も楽しめないので、最近は、〝よし! 遊ぼう〞と一度気合いを入れると自分もすごく楽しめるようになりました。気持ちをポジティブに切り替えるだけで一緒に何でも楽しめるので、気持ちを切り替えるのは自分にとってはすごく大事でした。
CASE_09
name:野口綾子さん(3歳の女の子と1歳の男の子のママ)
job:美容師
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鎌倉の隠れ家サロン『AND THE BRICKS』のオーナー。バツグンのセンスでサロンワークをこなすかたわら、女性誌や業界誌で活躍。地元はもちろん、遠方からのファンも多い。
娘が1歳になった頃から「明日〇〇に行こうね」「明日〇〇食べようね」など小さなことでも約束したことは必ず守るようにしています。そういう大人に育ってほしいという思いがあるので。そうすることでお互い発言に責任が持てるようになりました。
忙しい時など子どもの話に適当に相づちを打ってしまいがちですが、きちんと話を聞いてコミュニケーションを取るようにしています。保育園でのことなど、大人にとっては大した話ではないと思うことでも子どもにとっては大きな出来事なので。
日頃保育園で頑張っているので、休日は食べたいものを食べさせたり、抱っこや甘え、少しのわがままは受け止めるようにしています。
CASE_10
name:田中文江さん(15歳の女の子と13歳の男の子のママ)
job:FUMIE=TANAKA デザイナー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大手アパレルメーカーでデザイナーを務め、2016年秋冬に『THE Dallas』を立ち上げたのち、2020年春夏コレクションより、自身の名前を冠した新ブランド『FUMIE=TANAKA』をスタート。
子どもは自分の好きなこと、夢中になったことについて何か言われるとやる気をなくしてしまいがち。モチベーションを上げるためには、習い事やスポーツなど自らも同じことを経験することが大切。そうすることで同じ目線で子どもの本当のがんばりを理解し、親のアドバイスにも素直に耳を傾け、心から通じ合うようになりました。
誕生日、クリスマス、お正月など記念日は家族揃ってお祝いをし、笑顔で楽しむ。記念日は意味のあることだと実感するので、今ある幸せな環境に感謝することを大切にしています。それによって相手を思いやることや笑顔も増えました。