ママキャンパー流、子連れキャンプの過ごし方
おしゃれなママキャンパー5名が家族とのキャンプの楽しみ方を公開! 子連れキャンプの魅力を語ります。他にも、おすすめのキャンプ場やあると便利なグッズなど、キャンプ経験値の高い彼女たちならではのコメントは参考になること間違いなし!
『PUR』プロデューサー IZUMIさん
◼️FAMILY
4人家族(パパ、ママ、長男8歳、長女4歳)
◼️CAMPING EXPERIENCE
キャンプ歴5年雑誌zipperなどで人気読者モデルとして活躍した後、現在は長野県に移住。自身のライフスタイルブランド『PUR(ピュール)』を手掛けながら、夫婦で古着と焼き菓子のお店『Petrichor(ペトリコール)』を長野県松本市で運営中。
Instagram:@xxizumi123xx
キャンプを始めたきっかけは?
「旦那も私もアウトドアをする家庭で育ったので元々好きだったのもありますが、長野に移住してからはすぐにキャンプをできる環境があるのでハマっています」
いく頻度はどのくらい?
「春夏シーズンは月に2回。キャンプ場が家からすぐのところにたくさんあるので、デイキャンプも気軽にできるんです!」
おすすめのキャンプ場は?
「今まで行って良かったのは、山梨にある『尾白川渓谷リゾートオートキャンプ場』。川遊びが充実している公園複合施設『べるが』と併設されていて、子どもが大好きな場所なので夏休みに毎年行っています。他には、『ほったらかしキャンプ場』も隣に『ほったらかし温泉』があったり、トイレが綺麗だったり、水道がサイトについていて設備が充実しいるので子連れには大変助かりました。ここは景色も良くて最高でした!」
こだわっていることは?
「料理の下ごしらえはしっかりやっていく。あくまでもファミリーキャンプで子どもが主体なのでキャンプご飯は頑張りすぎず、子どもも一緒に体験しながらできるものを考えて行きます。みんなでこねたり踏んだりした手打ちうどんが特に楽しかった!」
子連れキャンプに便利 or おすすめの道具は?
「テントの設営中は子どもがどうしても暇になってしまうので、ペグを使って簡単にすぐ楽しめる手づくりの輪投げをやっています」
子連れキャンプの良いところは?
「非日常が味わえる! 何もない環境で、子どもたちも自ら遊びを考えて楽しむ力が育まれる気がします」
子連れキャンプで気をつけていることは?
「特に気を付けていることは、なるべくトイレが近くにあるサイトを選ぶこと、川や崖の近くなど危ない場所を避けてサイトを選ぶことです」
思い出のエピソードを教えて!
「毎回、キャンプ場での出会いがあり、息子は毎回友達をつくって滞在中ずっと遊んでいます。お隣さんに食材をおすそ分けしたり、一緒にスイカ割りをしたり。そんな出会いもまた楽しいです」
花生師 岡本典子さん
◼️FAMILY
4人家族(パパ、ママ、長男12歳、長女10歳)
◼️CAMPING EXPERIENCE
キャンプ歴12年花生師。「Tiny N」主宰。2015年にアトリエ「Tiny N Abri」を三軒茶屋にオープン。テレビ・雑誌・広告などのフラワースタイリングほか、カルチャースクールの講師、婚礼や展示会、パーティの装花、イベント出店など多方面で活躍中。
Instagram:@noriko_okamoto、@hanaikeshi
キャンプを始めたきっかけは?
「結婚前からキャンピングカーで1人旅を楽しんでいた夫。結婚してからは2人で思いつき旅に出かけたりしてきました。私がキャンプを始めたきっかけは、キャンピングカーを所有する夫に出会ったから、かな? と思います。行き先でタープを張って自炊して自然を楽しんで、キャンピングカーで寝ていた私たちが、テント泊も楽しむようになったのは子どもが生まれてから」
いく頻度はどのくらい?
「最近は子どもたちにそれぞれの予定が入ったりで、多くても年に4~5回くらいです。春夏秋冬それぞれの季節に行って楽しんでいます」
おすすめのキャンプ場は?
「子どもたちが小さかった頃、夏は住まいから1時間程度で行ける相模湖エリアや道志川周辺のキャンプ場に好んで行っていました。子どもが小さいと体調の急変が心配だったり、長距離移動に不安があったりしたので、そんなに遠くなく予約をせずに入れそうなところを選んでいました。突然のキャンセルや予定変更にも対応できるので、そんな行き当たりばったりなキャンプが中心でした。混んでいたら……空いていなかったら……、などの不安はキャンピングカーだったからかあまり感じることなく、自由気ままなスタイルがわが家にはちょうど良かったように思います」
こだわっていることは?
「一時は最新のキャンプグッズを揃えたり買いたくなっていましたが、最近ではいかに家の中のものと兼用できるか、という考えになってきています。物をあまり増やしたくないのと、家にあるものを使うことでどんな場所でもよりリラックスできたり、使い方を工夫する楽しさや発見があります」
子連れキャンプに便利 or おすすめの道具は?
「夏なら水着以外に川用のライフジャケットやウォーターシューズはマストアイテムだと思います。あとは自立ハンモックも、子どもたちはブランコのように遊んだり、一緒に揺れながら寝てくれて便利です」
子連れキャンプの良いところは?
「日常では物に溢れ、便利すぎる日々ですよね。キャンプに行くと、例えば忘れもののおかげで工夫することを知ります。(前向き思考ゆえな感じ方かもしれませんが(笑))
また、水などの資源を無駄にしないために、環境のことについて、ゴミのことについて……など改めて考えるのに良い機会だったりします。家でも気をつけてはいるつもりですが、キャンプの時は、同じことについてでも家族全員がより自然に感じて意識を高く持てるので不思議です。
フライパンなどの油を新聞紙で拭いてから洗ったり。蛇口からお湯が出ずにお皿の油がよく落ちないなら、プラスチックより木の器が良いね、という話しになったり。ペグを叩くためのハンマーを忘れたら、石で叩いたり。
学校の教科書だけでは学べないような生きる術を学べる素晴らしい機会だと思います」
子連れキャンプで気をつけていることは?
「子育ての真っ只中で大変な時期に、便利な日常からわざわざ不便なキャンプ生活を取り入れること自体が大変なのかもしれません。特に大きな怪我や病気への不安はつきものだと思うので、常備薬や保険証、ポイズンリムーバーや冷えピタなどの準備をしておいたり、近くの緊急病院などを知っておくなどの下調べをしておくと、いざという時に対処できます」
思い出のエピソードを教えて!
「夜中、テント泊中に大雨が降り警報が鳴り響いた時は、家族で身を寄せて一晩を過ごしました。打ちつける雨音や雷、警報音に子どもたちも怖がりましたが、朝にはおさまって、いろいろなことに感謝できました。同時に自然災害について考えることもできました」
『F/CE.(エフシーイー)』デザイナー 春山麻美さん
◼️FAMILY
4人家族(パパ、ママ、長男5歳、長女3歳)
◼️CAMPING EXPERIENCE
キャンプ歴7年『チャオパニック』のバイヤー、PRを歴任したのち独立し、アパレル・バッグを中心に展開しているブランド『F/CE.(エフシーイー)』のデザイナーとして活躍中。アウトドアブランド『NORDISK(ノルディスク)』のリテイルショップである『NORDISK CAMP SUPPLY STORE BY ROOT』のバイヤーも手掛ける。今年6月に京都店がオープンしたばかり。
Instagram:@asami_haruyama
キャンプを始めたきっかけは?
「前職でアウトドアを打ち出していた時にキャンプ取材に誘われ、初めてそこでキャンプをしたのがきっかけです。夫ともその企画で出会いました(笑)」
いく頻度はどのくらい?
「年に3回くらい。キャンプフェスにも行っています」
おすすめのキャンプ場は?
「軽井沢の『スウィートグラス』。子どもが遊べるアスレチックや広場があり、温泉やトイレの設備も整っています。過ごしやすく、帰りに寄れるところもたくさんあるのでおすすめです」
こだわっていることは?
「見た目がおしゃれであること。私自身お店をやっていることもあり、ギアやテント等、かっこいいもので揃えたいという願望があります(笑)。ご飯や設営などはすべて夫の仕事です(笑)」
子連れキャンプに便利 or おすすめの道具は?
「荷物が多くなるのでカートは必須アイテムです」
子連れキャンプの良いところは?
「子どもたちはパワーが有り余っている年齢なので、外で思いっきり遊ばせることができるのが嬉しい。また、外でご飯を食べるという喜びがあったり、お手伝いを率先してやってくれたり、普段学校や保育園では学べないことが学べるのはキャンプならではの良さだと思います」
思い出のエピソードを教えて!
「ひたすらずっと雨でキャンプをしたことがあります。子どもたちはそれはそれで楽しそうだったのですが、雨の中外で遊ぶことに飽きた後に、テントの中で走り回っていました。その後テントの片付けが本当に大変でした(夫が(笑))」
子連れキャンプの持ち物リスト
子連れでキャンプに行きたいけれどアイテムがたくさんあってどれを選べばいいかわからない……という方必見! パパ&ママキャンパーやアウトドアショップスタッフに、テントやチェアなどの基本アイテムから、便利グッズ、子どもが喜ぶアイテムまで、おすすめをたっぷり教えてもらいました。さらに、キャンプだけでなく防災にも役立つアウトドアグッズもご紹介。ぜひ、参考にしてみて!
パパ&ママキャンパーに聞く!
子連れキャンプ初心者におすすめの持ち物
初めての家族でキャンプ。楽しみな気持ちの次にやってくるのは「テントは何を買ったらいい?」「チェアは何を重視する?」などの持ち物に関する心配ごと。そこで、6人のパパ&ママキャンパーに子連れキャンプにおすすめの持ち物をお聞きました! 家族らしく、必要な持ち物リストを完成させよう。
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キャンプのプロが厳選!
子連れキャンプに便利なグッズ20選
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防災にも役立つアウトドアグッズ 10選
快適な自宅から離れ、電気や水、ガスが制限された野外キャンプ場で使うアウトドアグッズたち、実は自然災害の時にも役に立つんです。キャンプの時はもちろん、災害時も安心して使える優秀なアウトドアグッズを10点ご紹介します。
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子どもとアウトドアレシピを楽しもう!おいしいキャンプごはん
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子連れにおすすめのキャンプ場
パパ・ママキャンパーおすすすめの子連れで楽しい、素敵なキャンプ場を紹介。高規格から自然満喫まで、バラエティに富んだラインナップ! ぜひキャンプ場選びの参考に。
まずはお手軽キャンプにTRY!おすすめの「グランピング場」
小さな子どもがいると、なかなかハードルの高いオートキャンプ。そこで、快適なテント空間で過ごす「グランピング」がトレンドです。BBQなどの準備も不要で、荷物の量はほぼホテル泊と同じ。気軽に行けるのに、子どもは自然の中で思いっきり遊べ、大人はスローな時間を過ごすことができるので家族におすすめなのが「グランピング」です。今回は、旅行で行きたい関東のグランピング場を4つご紹介します。