月刊コラム、27回目。
先月、少しだけ日本に帰っていました。
東京での滞在を終え、広島へ帰省し、
妹と素敵なランチ処に行ったので、今回はその時の写真など。
娘、はじめての路面電車。
広島駅から終点の広島港で下車。
一駅ずつ、サンフレッチェ広島の選手が駅名をアナウンスしていておもしろい。
娘は、運転手さんが前方左右を指差し確認し発進するのが気になった様子。
電車に揺られながら、街を眺めていると、
到着。
今回は「ENGAWA」という新しいお店に。
偶然みつけたのですが、ネット予約も簡単で畳の個室という事で楽しみにしていました。
1階にはアメリカ系のバーガーショップがあり、中をみると、授乳ルームや
キッズたちが遊ぶコーナーもあり、小さい赤ちゃん連れの家族も多く、賑わっていました。
私たちはその上の階、2階へ。
元々は何の建物だったんだろう。
懐かしい感じで良い。
入ると、
日本風のお店。
右側には畳の個室が並び、左はショップ、その間にテーブル席。
奥にはお茶屋さんならではのコーナーも。
ランチは予め予約ができたので、頼んでいたものが運ばれてきました。
きた、きた。
キッズたちには、お米でできた「おこめん」という麺。
お出汁がきいていて、もぐもぐと完食。
小骨がないのか不安だったのですが、意外に穴子が大好物だった様子。
こたつの広い個室で、お客さんも私たちともう人組しかいなかったので
静かで、美しいお食事でした。
帰り、ショップにこんなお土産が。
金粉のふりかけ。
これはこのあと、結局広島のあちこちで見かけて、
その都度買おうかどうか最後まで悩んで、今回は見送った。
が、ロンドンに戻ってから、
やっぱりちょっと買えばよかったかな…とも思っている。
お客さんにだすお菓子作るときとか、お祝いのちらし寿司とかね。
たぶんちょっと、、
すごくなる!
そして、今回の帰省では、ゆっくり後輩や友達にも会えました。
妊娠を機に、仕事をやめた人もいるし、産後、元の職場には戻らず、
自分の自由のきく時間の中でマイペースに営業できる形態のお店をたちあげた人もいて、
そんな話をよく聞いた。
ひとつひとつのお店に個性があり、
すごくコンセプチュアルでアーティスティックな新しいお店も
昔より増えているように感じた。
人通りのある中心部に限らず、
住宅街や郊外にある小さなお店に毎日のように行列ができると話題になっていたり、
私が出産前に広島で展開していたカフェで働いてくれていた後輩も、
住宅街の中にある自宅の1階を改装してパン屋さんをオープン。
遊びに行った日にも、朝のうちに全て完売していて、ひとつもなかった。
予約販売のみの日も設けているようで、そんな風に子育てをしながらも、
好きなことを続けられるというチャンスが、今はどこにでもあるんだなぁと、感じた。
それらの人に共通しているのは、
自分の手が届く範囲で、好きなことを、丁寧に届けてる。
これはいきなりお店を大きくする事を考えて始めるのとは違って、
リスクも少なく、イメージのしやすい事であるのと同時に
あれこれ考えて何もしないよりも、とりあえず少しずつやってみる!という
小さなステップがまた、状況の変化や、人とのやりとりを敏感に感じられ、
やりがいや楽しさも大きいのだと、自分の経験からも思う。
ロケーションは関係ない。
そして、チャンスは結構、ある。
今回は、広島の後輩たちのお店を巡って、
そう思ったのでした。
東京もいいけど、広島もね。
是非、いらしてくださいな。