「夏の親子旅・スペインバレンシア (前編)」はこちら。
月刊コラム、59回目は前回の続き。
夏休みが始まってから急遽、思いたったバレンシア旅行。結果的に、親子旅におすすめしたい行き先でした。という事で、後編です。
旅の後半は、娘の念願の「ビーチでシェル(貝殻)をひろう」という本来の目的を達成すべく、ビーチ沿いのホテルを予約。
そもそも旅は、航空券とホテルさえおさえておけば、あとは現地で流れで、みたいな感じでゼロプランで始まる事が多いので(子どもがいれば尚更!)、ホテルが変わる事でまた散策する場所も変わり、結構ゆったり過ごせました。
街から15分くらいで、ビーチの街に。
こんなふう!
バレンシアは、空港から市街、市街からビーチがそれぞれ20分くらいなのが、本当によい。しかも、タクシーをつかわずとも、バスや地下鉄、トラムが便利に走っています。私たちもこの日、48時間有効のバスのフリーパスを、ホテル横のコンビニ(たぶん、タバコ屋)で購入。子どもは無料。
ビーチ!
ホテルをチェックインし、とりあえず、観に行ってみようと海へ。早速シェルを取集しはじめる娘。ホテルの人に容器をかりて、100個くらい集めた。
気温が30度近くなので、海もあたたかく、明日の朝に入ろう! という事でこの日はホテルに戻って夕食を食べて、お風呂に入って就寝。わが家は基本的に、娘は毎晩18時から19時には寝るので、この日もそのくらいにはおやすみ。
という事で、毎朝6時半には起きる生活なもので、7時には朝食スタート。
ハムとフルーツを大量に確保し、パンケーキを頬張る娘。オレンジジュースがおいしかった……おいしいと言って食べてるものがキウイとかオレンジとかでだいたいヘルシーなので、お菓子を全く食べなくても過ごせていて、子どもにはすごくよかった! もちろん、私にとっても、そこがこの旅の幸せ度をぐんと上げたポイント。フルーツ……!
そして、9時にはホテルのプールがあくよ、とのことで、朝イチで誰もいないプールに。
朝日だよ、朝日。
最初はちょっと寒かったけど、1時間もすると晴れてきて、大きなプールに移動して、浮き輪やベストを着て、泳ぎを開始。子ども用のベスト、最強。ビデオしか撮ってなくて、画像がなくて荒いキャプチャになるけど、このピンクの浮き輪のようなベスト。アマゾンで購入してスペインに持ち込んだいちばん大きな荷物。これがあって本当によかった。
少しだけ海にも行きました。
入ってみたものの、水しぶきが顔にかかった直後、”Salty……” と呟いて、そのまま振り返り、プールに戻っていきました……今年の海……完。おしまい。
昨日あつめたシェルたち。
どうやらネットで調べたところ、動物の死骸(!!!)に該当するので機内に持ち込めないんじゃないか?ということで……名残惜しかったものの、またくる日を思いながら、ビーチの砂浜にうめました。
プールとビーチをホテル滞在中ずっと行き来していて、タオルや浮き輪もフロントで貸りられるので、このロケーションを選んでよかったなぁと思いました。こういう細かいところにストレスがないの、大事。
最終日、正午にホテルをチェックアウト。
街の方に行き、ランチは一人前のパエリアを出しているというパエリアバーへ。
これです、ヌードルパエリア。
今回はイカ墨じゃなく、通常版! 文句なくおいしかった……。ヌードルパエリアも食べ納め。さぁ、夕方の飛行機まで、あと1ヵ所寄ってから帰りましょうか。
散歩。
とても綺麗に隅々まで清掃が行き届いていてデザインも素敵な駅から地下鉄に乗って……着いたのは、”OCEANGRAFIC” 水族館。
このあたりには特徴的な建物がたくさん並んでいて、路面を電車が走っています。電車からみた景色はこんなふう。
水族館は実はあまり時間がなくて、1時間でふらっと観ただけでしたが、一通り歩く事ができました。
そんなこんなでロンドンに戻る時間。
実は今回、冷や汗な瞬間が。
普段カードも財布も持たずに生活しているので (ロンドンはパンデミックを経て、ほぼ全てがキャッシュレス&コンタクトレス決済に移行したのです)、その癖で、外国への旅行なのにその類をぜんぶ置いてきてしまうという失態……!
つまりパスポート類と携帯だけしか持たずに家を出てきたことにバレンシアに向かう機内で気づいたのでした……
しかし、何の問題もなく、携帯のコンタクトレス決済のみで過ごせました。
日本からヨーロッパへ旅行へ行く場合も、行き先にもよるかと思いますが、クレジットカードを例えばAppleならWalletのアプリに登録しておくと便利です。日本のカードは認証が割と厳しい(電話認証があったりする)ので、出国する前に設定しておくことをおすすめします。財布を持たない事で貴重品がひとつ減るので、そのあたりも旅にはよいかもしれません。一昔前は、ユーロをジップロックに入れてパスポートと一緒にポケットに入れていたなぁと懐かしく思いました。
そんな感じで、ロンドンは秋。肌寒く、ダウンジャケットの日々です。ハロウィンももうすぐだね。それでは、また!