年始から、日本のニュースから目が離せない日が続き、石川や富山に住んでいる友達がどうしているのか、連絡をとったりしていました。
ついこの間、金沢での旅行が楽しかったことをこのコラムでも書いたばかりだったので、また行こうと思っていたお店などのインスタをフォローしていると、色々な様子がわかり、どうしても気になって、遠くからですが日々の様子を見守っています。
数年前から、欧州からヤフーにアクセスはできなくなったので(ニュースなども閲覧できません)、直後から在英のお友達の間で、こちらからも送金することができる確かなチャリティー機関の情報、また有志で立ち上げてくださったサイトなどがまわってきて、海外からもわずかですが、寄付をすることができました。
まだまだ寒い時期でもあるので、避難されている方は大変なのだろうなと、天気の予報をたびたび見たりしてしまうし、心配しないではいられませんが、情報を得ながら、寄付になる商品を購入したり、遠隔ながらできることをしたいと思います。
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それでは、年末年始の話を。
12月になると、あちこちのお花屋さんにはリースや冬らしい植物が並びました。
今日は、とある目的があるので、こちらを購入。
松にときめく……。
イギリスに来てから、年々、日本ぽいものを好きになってきました。
さぁ、今日は、去年使った「しめ飾り」をリメイクしようかと。
しめ飾りは、使い終わったらすぐにお焚き上げなどしないと、という慣わしは理解しているのですが、このご時世、リユースしてもいいんじゃないか?と思い。
というのも、イギリスに来てから購入したこの日本人フラワーアーティストさん作のしめ飾り。サイズもよくて、何よりもったいなくて捨てられなかった。
そもそも、焚き上げられないしね!
さ、やろ。
ついていたドライフラワーを取り外して、使えそうなモチーフだけ残して生花をさしていくだけの簡単作業。
松、松。
さしてみた。
できたらコメも新しくしたかったなぁ……さすがに花屋でイネは見当たらなかったわ。
できた!
娘が玄関に飾ってくれました。
イギリスはクリスマスと正月は一連の休みなので、家の中でもクリスマスツリーとしめ飾り、餅飾りがミックスされています。
今年の冬は日本にも帰らず、ゆっくり過ごしていたので、季節外れはわかっているのですが暇だったので、家で「さくら餅」をつくりました。
普通の丸餅、角餅などは、日系のお店などで購入することができます。それらは早々にきな粉餅にして食べたりしていたので、余ったこし餡をちょっと違うものにアレンジしよう、と。
桜の葉の塩漬けを準備して、奥は、こし餡をまるめた。
道明寺粉と色付けして、ごはんと同じような要領でお水を加えて炊いて、蒸らす。
時間になったらあけてみた。
わーーーーい。おいしそうに炊けてる……。
道明寺粉を使うと、思ったより簡単に大量に桜餅ができた、嬉しい……。これは発見だ。イギリスでも冷凍の桜餅をたまに買うことはできるのですが、小ぶりなわりに結構高いので、フレッシュな和菓子は特別なデザートなのです。サクラモチ様!
あんこを包んで、葉を巻いて、
出来上がり。
最近は、コーヒーを飲まずに抹茶をたてて飲む習慣に落ち着いたので、抹茶の苦味ともすごく合っていて、至極の時間でありました。
今度日本に帰ったら、絶対にまた道明寺粉、買って帰ろう……小さな真空パックになっていて半年くらいもつのと、何よりつくるのがすごい簡単だったのでおすすめです。大量にできるのだけが危険だけども。
そんな感じで今年の年始は、ご近所さんにお裾分けなどした、お正月でした。こういう日本の文化を感じる瞬間に安心します。
それではまた、2月に。ね!