自己肯定感がテーマの絵本 01 ママの愛情が伝わるお話 『いつまでも すきで いてくれる?』
「ぼくがぼくでなかったらママに好かれない? 子どもはふと聞いてみたくなるときがあるでしょう。そんなときには本作品。カンガルーのぼくは尋ねます。『ぼくがりんごのきになっても』、『おはなになっても』、『じてんしゃになっても』好きでいてくれるだろうかと。その度にお母さんはユニークに愛情込めて答えます。いつまでもどんなときも大好きという想いは、読み手の気持ちと重なり、耳を傾ける子どもの自己肯定感に繋がります」
自己肯定感がテーマの絵本 02 ありのままの私を好きになる 『わたしとなかよし』
「子ブタの『わたし』は元気いっぱい。『わたしにはすてきなともだちがいるの。それはね、わたし』。1ページめくるごとに、どういうふうに自分を大切にしているのかを、秘密を打ち明けるように教えてくれます。絵本を読んであげたり、体をきれいにしてあげたり、可愛いねと声をかけてあげたり。ときには失敗も。でも大丈夫。やり直せばいい。ポップな色使いがとてもおしゃれで、ありのままでいいという、前向きになる一冊です」
自己肯定感がテーマの絵本 03 親子で抱きしめ合おう 『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』
「小さいお子さんには、たくさん抱きしめ合える一冊を。ウサギの親子は、朝8時に起きて、顔を洗って、朝ごはんを食べて、そしてぎゅっ! 9時にも、10時にも、抱き合います。お昼を過ぎて遊んだ後もぎゅっ! そのあとも……。自己肯定感を育てる基本は、なによりもたくさんのスキンシップです。読みながらわが子をもっと抱きしめたくなるでしょう。子どもが小さいうちにこそぜひ」
自己肯定感がテーマの絵本 04 無償の愛を感じられるストーリー 『いいこってどんなこ?』
「子ウサギのバニーはお母さんに尋ねます。いい子ってどんな子? 泣かない子? 怒らない子? 次々に出てくる質問にお母さんはやさしく答えていきます。子どもがありのままでいるのがいちばんだと。親が伝えるべき思いを代弁してくれように。愛されていることがしっかり伝われば、外の世界へ向かう自信になるでしょう」
自己肯定感がテーマの絵本 05 自分のいいところを人に聞いてみよう 『ええところ』
「自分の長所を知るのは、確かに難しいことです。でも、周囲のだれかは見ていてくれているはず。主人公の『わたし』は背は低いし力も弱い。走るのも遅いし、声も小さい。いいところなんてひとつもないと思っています。悩みを親友のともちゃんに打ち明けてみると、素敵な長所があると教えてもらいました。それは……。やさしい友人に支えられて自信を持つまでのハートウォーミングなお話」
自己肯定感がテーマの絵本 06 ゴリラの愛情に心あたたまる 『ちびゴリラのちびちび』
「いつまでも愛され続けるということを知って、安心感に包まれて欲しい。そう思ったらぜひこの一冊を。ジャングルに住む仲間たちは、みんな小さなゴリラのちびちびが大好きです。蝶を追いかけたり、ツルにぶらさがったり、ライオンのしっぽを引っ張ってみたり。そんな可愛い姿を見守る仲間たち。ところがなんということでしょう! ある日ちびちびは……。ゴリラを愛する作者が手がける絵も素晴らしい。力強くもやわらかいタッチで和みます」
自己肯定感がテーマの絵本 07 ほっこりするセリフがたくさん 『きみのことが だいすき』
「森の中にはたくさんの小さな動物たちが暮らしています。ふわふわで可愛い動物たちに近づいて耳を傾けてみると……。『かなしいきもちはね、ふたをしなくていいんだよ』『たくさんまちがえる、きみはすてき』『だから今は、ぎゅうするね。心を、ぎゅうするね』子どもが自然と自信を持つ声がけのお手本がたくさん詰まっています。親子で読むとやさしい気持ちでいっぱいになる愛情深い作品」
自己肯定感がテーマの絵本 08 個性を活かして生きる 『まっくろネリノ』
「まんまるお目目が可愛いまっくろなネリノ。お父さんやお母さんとも、ほかの兄さんたちとも違い色とりどりではありません。同じでないことで仲間に入れず寂しい思いをしています。そんなある日、兄さんたちが捕らえられてしまいます。そこでネリノは、自分にしかできない救出作戦を思いつくのです。自分の特徴を活かして自信を得るまでの、ささやかなサクセスストーリー。真っ黒なバックにパステルカラーが映える、素敵なロングセラーです」