あいさつがテーマの絵本 01 さまざまな国のあいさつを知ろう! 『せかいのくにで おめでとう!』
「『しんねんあけましておめでとう! 』。これが日本の新年のごあいさつ。では、世界各国ではどんなふうに交わされるのでしょう。ニューヨークではご承知の通り。ルーマニアでは『ラ・ムルツィ・アニ』と言って、熊の毛皮を着て踊ります。「フェリス・アーニョ・ヌエーヴォ」と言って12粒のブドウを食べるのはスペイン。などなど、ユニークなお正月行事を盛り込んだ、楽しくて発見のある作品。ちょっとしたネタにもなりそうです」
あいさつがテーマの絵本 02 子猫と一緒にあいさつの練習をしてみよう 『おはよう』
「小さい子にとって、あいさつをするということはとても勇気がいるものです。なかなか口に出せない子も多いはず。でも本当は言えるようになりたいんですよね。ここに出てくる小さな子猫も同じです。声をかけられてもお返事すらできませんが、心の中では嬉しいと思っている。きっと子どもの気持ちが重なるでしょう。まずは『おはよう』から。子猫と一緒にたくさん練習してみて! 言えた喜びが伝わる、大変愛らしい作品です」
あいさつがテーマの絵本 03 場面別の正しいあいさつとは? 『ペネロペ あいさつできるかな』
「1日に使うあいさつを、お母さんと練習中のペネロペ。幼稚園から帰るときに『こんにちは』と言ったり、ぬいぐるみを見つけてもらったのに『ごめんなさい』と言ってしまったり。失敗だらけのペネロペですが、すぐに間違いに気づいて言い直します。読み聞かせながら、お子さんは笑いながら、適切なあいさつを教えてくれるかもしれませんよ。上手く言えなくても大丈夫。そんな安心感も得られるでしょう。お馴染みのキャラクラーは相変わらず可愛い!」
あいさつがテーマの絵本 04 あいさつとセットで“気配り”も学ぼう 『あいさつできるよ』
「『おはよう』や『こんにちは』が言えるようになったら、今度は気配りの行き届いた礼儀正しいごあいさつを学んで欲しいですよね。本作品はまさにそのお手本です。人に席を譲るときの声の掛け方から、友人宅に招かれたときのマナーまで、バリエーション豊かに、その場に適した言葉選びが丁寧に紹介されています。主人公のゾウくんのように、できたらかっこいいですね。レトロタッチの絵も魅力の手元に置いておきたくなる一冊です」
あいさつがテーマの絵本 05 ユニークな絵に注目! 『あいさつ団長』
「パワーみなぎるダイナミックなタッチと博多弁との『バイリンガル』。そんなユニークさでファンも多い作者。今回は『あいさつ』版です。小学校に新しく転校生がやってきました。慣れない日本語で一生懸命挨拶したサムソンくんは、即座にクラスの人気者に。くやしがった番長たちは、みんなの注目を取り戻そうと試行錯誤します。うまくいくでしょうか。喜怒哀楽が炸裂するドタバタ劇に思わず笑ってしまいますが、人と人との繋がりに大切なこともしっかり詰まっています。見返しの部分にはおもしろ迷路や、工作用の型も」
あいさつがテーマの絵本 06 いろいろな国の習慣がわかる! 『世界のあいさつ』
「世界にはたくさんの独特なあいさつがあるようです。本作品では、漢族やチベット人、マレー人やニューギニアのシンブー人といった、あまり見かけることのない民族の慣わしが紹介されています。懐かしいという思いをこめて、相手の匂いを嗅ぐ。相手を敬う意味をこめて舌を出す。会えた喜びを大声で泣いて表現する。などなど。どれもこれも相手への思いが込められていて意味があり、仰天の連続です。愉快な画風がぴったりな視野が広がる絵本です」
あいさつがテーマの絵本 07 耳が聞こえないお友達のあいさつを知ろう! 『手話でつながる 世界のあいさつ』
「手を動かしてあいさつする人もいます。手話の世界も覗いてみましょう。同じ『こんにちは』でもやはり国によってさまざまで、ジェスチャーが違います。インドでは、親指を立てたあと指を開く。ブラジルでは利き手を開きながら前に出し……。手話のあいさつを世界各国の名称と結びつけて覚えながら、口で発する言語とはまた違った、さまざまなを国のあいさつを知ると、コミュニケーションにも広がりが。小さいうちから手話に慣れるのも大切。」
あいさつがテーマの絵本 08 持ち歩きにぴったり! 手ぬぐい絵本 『ごあいさつ』
「こんな作品はどうでしょうか。あいさつの基本が載っている手ぬぐいです。折り畳むと本の形状になり、読むこともできますし、広げれば汚してしまった口や洋服をさっと拭くという用途にも使えますよ。どういうときに何を言えばいいのか、シンプルで可愛いシロクマさんが明確に教えてくれます。持ち歩きもしやすいので、あいさつ初心者のお子さんに安心グッズとなるかも」