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    【イヤイヤ期がテーマの絵本8選】「イヤイヤ!」を客観視してみよう

    【イヤイヤ期がテーマの絵本8選】「イヤイヤ!」を客観視してみよう

    子どもの自我が芽生えてきた頃に始まるイヤイヤ期。成長は嬉しいけど、パパもママもどう対応したらいいのかわからなくなりますよね。そんなとき親子で【イヤイヤ期がテーマ】の絵本を読んでみるのはいかがでしょうか? ママであり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさんにとっておきの8冊を厳選してもらいました。子どもは客観視でき、パパやママは対応の仕方が参考になるのでぜひ読んでみてください。

    イヤイヤ期がテーマの絵本 01 ゾウちゃんが好き嫌いを意思表示 『ぞうちゃんの いやいや』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
    イヤイヤ期がテーマの絵本8選

    ぞうちゃんの いやいや』 作:三浦 太郎 (講談社) 対象年齢:2歳くらいから

    「小さい子に大人気のぞうちゃんシリーズ。第二弾は、好きと嫌いをしっかり伝えるぞうちゃんです。『プリン いやいや』。でも好きなおうどんは『もっかい』。帽子や滑り台、ベビーカーやお花。いろいろなものが登場し、『いやいや』と『もっかい』で意思表示してゆくところは、初めての自我の芽生えにぴったりと寄り添ってくれるでしょう。気持ちのコントロールはもっとあとでOK。まずはぞうちゃんと同じだね、と声をかけてあげて」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 02 イヤイヤモードに入ったときの気分転換法とは? 『ソフィーのイヤイヤき』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
    イヤイヤ期がテーマの絵本8選

    ソフィーのイヤイヤき』 著:ローズマリー・ウェルズ 訳:ホール 美紗衣 (フェーズシックス出版) 対象年齢:1歳~年長くらいまで

    「2歳のお誕生日を迎えたソフィー。待ってましたとばかりのイヤイヤが朝から始まります。いくつになったのと聞かれても答えたくなんてありません。可愛いワンピースを着せようとしても、おいしいパンケーキを出しても、気に入らないことばかり。そこで、気分転換におばあちゃんと出かけることに。するとどうでしょう? 気分を素敵に『変身』させるためのコツは、想定外のところにあるのかもしれません。アメリカで愛されてきたロングセラーをぜひ」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 03 幼稚園の行きしぶりに共感 『ようちえんいやや』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
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    ようちえんいやや』 作・絵:長谷川 義史 (童心社) 対象年齢:3歳くらいから

    「幼稚園や保育園に行ってしまえばなんともないのに、お家では『いやや』と泣く子も多いはず。そんな気持ちを代弁してくれるのが本作品。何がいやなのかな? ご挨拶やお歌が苦痛だったり、ときにはお名前につくマークが気に入らなかったり。些細なことに思えても子どもには『大事件』です。自分だけではないとわかると、お子さんも何が嫌なのか打ち明けやすくなり、大人たちも気持ちのサポートをしやすくなるでしょう。でも実は……。最後に明かされる本音にほっこり」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 04 くすっと笑える愉快なお話 『ピエールとライオン』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
    イヤイヤ期がテーマの絵本8選

    『ピエールとライオン』 作:モーリス・センダック 訳:じんぐうてるお (冨山房) 対象年齢:3歳くらいから

    「イヤイヤ期の長短は子どもによってさまざまです。長引くと一体いつ終わるのかしらとため息をついてしまうことも。でも、少し大きい子ならセンダックのこんな作品を一緒に楽しめるご褒美も。ピエールは、誰に何を言われても『ぼく、しらない!』の一点張りです。いよいよお母さんもお父さんもお手上げというところに、大きなライオンがやってきます。それでもピエールは相変わらず。そこでライオンが取った行動は? あっと驚く展開のあとのには『ためになる言葉』。愉快なお話でしっかりと子どもの心に届きそう」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 05 パパとママも参考になる! 『おでかけのまえに』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
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    おでかけのまえに』 作:筒井 頼子 絵:林 明子 (福音館書店) 対象年齢:2歳くらいから

    「イヤイヤの理由のひとつは、なんでも自分でやりたいという自立への思い。まだまだ上手く自分でできなくても、その気持ちを尊重して見守ってあげたいところです。ここでは、ちいさなあやこが、ピクニックの準備をする大人の手助けをしようとします。お弁当箱に食べ物を詰めてみたり、バッグを閉めてあげようとしたり。でももちろん上手くいきません。挙げ句の果てには……。次々と大人が困ることが起こりますが、あやこの両親は叱りません。子どもの思いが素直に描かれていて、とても愛らしい一冊。大人の対応のお手本にもなりそう」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 06 これを読んでお着替えに挑戦! 『はけたよ ずぼんぼん』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
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    はけたよ ずぼんぼん』 作・絵:minchi (PHP研究所) 対象年齢:2歳くらいから

    「この時期のお着替えには手こずることも多いはず。自分でできたらスムーズかも。小さな女の子は朝起きると、仲間のきのこちゃんたちと一緒に洋服選びをします。可愛いきのこ模様のずぼんを引っ張り出して、さあチャレンジ。どこに足をどう入れるのかな。じっくり、ゆっくり。失敗してもやり直せば上手くいく。口ずさみたくなるようなリズミカルな文に、楽しくてわかりやすい絵で、子どもの『やってみたい』にも繋がりそうです。お洋服も小さい子が選びやすいよう、環境を整えるのも大切ですね」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 07 イヤイヤ全盛期をユーモラスに表現 『やだやだベティ』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
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    やだやだベティ』 作・絵:スティーブ・アントニー 訳:平田 明子 (鈴木出版) 対象年齢:4歳くらいから

    「たった一本のバナナで大騒ぎになる。そんな絵に描いたようなイヤイヤ全盛期のちびっ子ゴリラのベティ。お腹が空いてバナナを食べようと思ったのに、うまく皮が剥けないのでわめきます。オオハシくんがやってきて剥いてあげると、自分でやりたかったと大泣き。やっとのことで食べようとした途端に、折れてしまい……。ちょっと厄介な年頃の姿を、あたたかみのあるユーモアでわかりやすく描いています。お子さんと笑って和んで、このハードルを乗り越えましょう!」

    イヤイヤ期がテーマの絵本 08 子ウサギのイヤイヤが治まる瞬間は? 『やぁだ!』

    イヤイヤ期がテーマの絵本8選
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    やぁだ!』 作:マルリョケ・ヘンリヒス 訳:木坂 涼 (BL出版) 対象年齢:2歳くらいから

    「子どもの主張にはゆっくりつき合ってあげたいものです。とりあえず『嫌だ』と言ってみたい気持ちもあるでしょう。でも、やらなければいけないこともあると理解させる必要も。親にとってはひと苦労ですよね。どうしたら、気持ちを変えてもらえるか。本作品の子ウサギは、『着替えてねー』と声をかけられても『やぁだ!』。だけど、お気に入りの服が目に入ると……。というように、『ごはんを食べてね』『外で遊んだら』などと言われても拒絶しますが、好きなものが目に入ると、コロッと気持ちが切り替わる様子に思わずクスッ。親子でイヤイヤ解決のヒントに!」

    PROFILE
    アンヌさん
    モデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。

    photography/Chiharu Fukutomi text/Anne
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