
Instagram:@sato__home_
FAMILY:3人家族(パパ・ママ・長男3歳)
HOUSE TYPE:マンション/リノベ(構想期間0.5年)
HOUSE DETAIL:居住歴2年/73㎡/2LDK
AREA:神奈川県

こだわりの住まいについて

ライフスタイルに寄り添って、
人生2度目のマンションフルリノベ
夫婦ともに不動産業に携わる佐藤さん家族。子どもが生まれたのをきっかけに、人生2度目のマンションリノベに挑戦した。「購入したのは築31年の中古マンション。物件選びでは、日当たり・風通し・眺望のよさに加え、新耐震基準を満たしていることが絶対条件でした」(早矢さん)
設計は友人の〈美作製作〉に依頼し、家族みんなが快適に暮らせる家づくりを考えた。「いちばんのポイントは、カウンターキッチンにしたこと。リビングで過ごす家族とコミュニケーションを取りながら料理がしたくて。あと、夫は朝型で私は夜型なので、生活リズムが異なっても心地よく過ごせるよう、寝室とリビングはいちばん離れた場所に配置しました」
インテリアのテーマは『ミッドセンチュリーモダン×ヴィンテージ』。ミッドセンチュリーらしい深みのある木の色と、モルタルをベースとした落ち着いた空間に、グリーンやカラフルなアートがよく映える。「好きなものは新旧さまざま。北欧ヴィンテージや韓国インテリア、昭和モダンもありますが、ちぐはぐにならないように、色の相性は意識しながらコーディネートしています」
“家は家族みんなが心地よく過ごせる場所であってほしい”。そんな思いから、暮らし方にも工夫を重ねているという。「生活リズムは違っても、夫婦ともに19時には仕事を終えて、夜は家族でゆっくり過ごすようにしています。子どもの前ではスマホをできるだけ触らないようにしたり、ごはんは子どもが出かけている間につくり置きするなど、日々試行錯誤しながら家時間を充実させています!」
DINING

お気に入りのヴィンテージと、
海外のアートポスターを楽しむ
ガーゼカーテンから差し込むやわらかな光が心地いいダイニング。「わが家のカーテンは〈toolbox〉のガーゼカーテンで統一。クシュっとした質感が上品なんです」(早矢さん)。ラウンドテーブルはイギリスの〈G-PLAN〉、ペンダントライトは〈イサム・ノグチ〉。空間のアクセントになっているA1サイズのアートは、海外のポスターサイト〈DROOL〉で購入したもの。「わが家のアートはほとんどが〈DROOL〉。日本ではあまり見ないテイストのポスターが豊富で、選ぶのがとても楽しいんです!」

お気に入りの〈KNOLL〉のMR chair。「がんばって背伸びして手に入れた椅子。『いつかこの椅子が似合うおじいちゃん、おばあちゃんになりたいね』と、長年使うことを決めて購入しました。ゆくゆくは息子に譲りたいですね」(早矢さん)

ダイニングのディスプレイエリア。スタイリッシュなシルバーの棚は韓国のブランド〈The Frigg〉のもの。スタンドライトは、上が〈Bauhaus Japan〉、下は〈IKEA〉。深みのあるグリーンと馴染むサイドテーブルは、韓国ブランド〈ALUA〉のもの。
KIDS SPACE

インテリアも楽しむ
キッズスペース
もともとディスプレイスペースだったリビングの一角は、絨毯を敷いてキッズスペースに模様替え。子どもが自分でオモチャを取り出して遊べるようにレイアウトしつつ、手が届かない棚の上にはお気に入りの花瓶や食器を飾り、インテリアも楽しめる空間に。

キッズスペースの棚は、家の設計を手がけた友人とはじめてDIYした思い出の家具。「簡易な造りですが、意外と用途が広く、前の家から愛用しています」(諒さん)。オモチャを収納しているラタンのカゴは〈IKEA〉、布製のボックスは〈3COINS〉で購入。

おうち遊びはレゴが大好きな息子くん。大事に見せてくれたのは、レゴランドで手づくりしたというクリスマスオーナメント。

インテリアとしても映える〈Miele〉のおままごとキッチン。電子レンジやオーブンの扉は開閉でき、つまみを回すとカチカチと音が鳴ったり、コンロのスイッチを入れると赤く点灯するなど、本格的な造りが魅力。コンパクトなサイズ感と、収納スペース付きで使い勝手も抜群。

飾り棚にディスプレイしている、お気に入りの花器やグラスたち。左の木製花器は早矢さんが祖母から譲り受けた、祖父からの台湾土産。赤い花瓶は下北沢の〈セカイクラス〉、白い花瓶は千駄木の〈FUNagain〉、一番右のグラスは幡ヶ谷の〈u; generalstore〉で購入したもの。
KITCHEN

腰壁で囲って、
おしゃれな海外カフェ気分
キッチンは作業をしながらでも子どもを見守れる対面タイプに。「カウンターはLDK全体の雰囲気を左右するので、造作の腰壁をプラスしました。腰壁は〈toolbox〉のウッドリブパネルを床と同じワトコオイルで塗装。さらに、巾木には真鍮をあしらっています」(早矢さん)

リビングの床は無垢のチーク材、キッチンの床は磁器質タイルを採用。キッチンとリビングの境目には、腰壁の巾木と同じ真鍮を施し、細部まで上品に仕上げた。

キッチン家電はブラックとシルバーに絞って、すっきりとした印象に。


冷蔵庫はスタイリッシュなデザインの〈Haier〉。「可動音も気にならず、容量もバッチリでおすすめです!」(早矢さん)。ドアに貼っているステッカーのほとんどは、ソーシャルギフト〈dōzo〉についてくるギフトステッカー。

コーヒー好きの諒さん愛用の〈ORIGAMI〉のコーヒーセット。折り紙を折ったようなデザインが可愛い!

オールステンレスのキッチン台は〈サンワカンパニー〉、シンプルなレンジフードは〈toolbox〉。茶葉や調味料の収納に活躍している小さなワゴンは山崎実業の〈tower〉のもので、スムーズに引き出せて便利。
LIVING

家族が集うのは、
広々快適なリビング
家族が集まるリビングはできるだけものを置かず、すっきりとした空間に。「家族揃って夜ごはんを食べて、お風呂に入り、テレビを見ながらゆっくり過ごす時間が1日の楽しみです。朝は息子を保育園に送ったあと、ここでピラティスをして体を整えます」(早矢さん)

〈Slowdown Studio〉のカラフルなブランケットは、吊るして収納することでインテリアの一部に。

ホワイト×シルバーのシンプルなソファは〈Bo Concept〉のもの。側面の丸みを帯びたモダンなデザインが素敵。「白いソファですが、カバーは洗えるので安心です(笑)。座り心地もよく、つい寝落ちしてしまうことも」(諒さん)
WORK SPACE

ホワイトインテリアで、
集中力アップ!
約4.5畳のワークルームは、夫婦共同のスペース。韓国ブランド〈LIVING HIP〉のデスクには、それぞれ自由に使えるモニターを設置。ワークチェアは、ベルベット生地が上品な〈PAXTON〉をチョイス。「残業は朝にして、夜は仕事を持ち込まないようにしています」(諒さん)。このワークルームは、ゆくゆく子ども部屋にする予定。

玄関につながるワークスペースには小窓を設置し、玄関に自然光を届ける工夫を。
BEDROOM

防音バッチリ!
心地よい眠りの空間
リビングから最も離れた場所にある静かな寝室。壁にはキッチンの腰壁と同じリブ材をアクセントに取り入れた。右側にはウォークインクローゼットを設け、圧迫感を避けるため、扉の代わりにガーゼカーテンを採用。ベッドはキングサイズで、親子3人川の字で眠る。「夜寝る前、息子と絵本を読んだり、その日の出来事を話す時間が癒しのひとときです」(諒さん)
「プランを練ったり、工事の進捗を見に行ったり、リノベーションは本当に楽しいですよ!」と教えてくれた、佐藤さん夫婦。リノベーションのポイントや、個性の光るインテリアアイテムなど、ぜひ参考にしてみてください!